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怪物團 (フリークス)

不具者に対する偏見等が原因で上映禁止となった異色の問題作である。

サーカス団の一員である小人のハンス(ハリー・アールズ)は、同じ小人のフリーダ(デイジー・アールズ=ハンス役のハリーの実妹)と婚約中だが、花形クレオパトラ(オルガ・バクラノバ)に一目惚れする。クレオパトラはハンスの遺産を狙って結婚し、怪力男(ヘンリー・ヴィクター)と共謀して毒殺を画策する。やがてハンスの仲間たちによる怒りの復讐が展開される。

森で戯れる登場人物たちをロングショットで捉えたシーンは、ファンタジックで神秘的な美しさを醸成する。まるで無邪気な子供たちが遊んでいるような優しいタッチは好印象である。

ラストの復讐劇はホラー映画らしい描写であり、トッド・ブランニング監督ならではの才腕が見受けられる。

人間の穢れた欲深さ、不具者に対する不平等な偏見に心を痛ませる。健常者も不具者も同じ人間であることを再認識させる作品である。

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1932年の作品。 アメリカでの公開時に、失神者が続出し、あるいは妊婦が流産したといったスキャンダラスな話題が続出、全米各州で上映禁止となるなど世界中で一大センセーションを巻き起こした映画史上に残る問題作としてあまりにも有名なこの作品。 以前から、存在は...... [続きを読む]

受信: 2006年5月14日 (日) 22時38分

» 『フリークス』(1932)これはたんなるキワモノ映画ではない。 ネタバレあり。 [良い映画を褒める会。]
 MGM製作で、トッド・ブラウニング監督が1932年に放った衝撃の問題作。作品としてみるとサーカス一座で働いている主人公を中心にした、似たもの同士の可愛らしいラブストーリーに、陰湿極まりない金目当ての男女が彼を色仕掛けで騙して偽装結婚させ、毒殺してから遺産を奪おうというドロドロした話が絡み、それを防ぐために立ち上がる主人公の仲間たち。... [続きを読む]

受信: 2006年5月28日 (日) 15時32分

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