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シャドー55

ハイウェイ・パトロール担当のスモーキー(ジャック・ヴァセク)とエド(エド・エムブラムス)はスピード違反者に対し、反則切符すら切らず、訓戒だけで許してしまうという不真面目な警官。ある日、二人はベンツの違反者に対しいつも通り訓戒する。その時、違反者は高級車のローン滞納者から強制的に車を回収するというアルバイト話を持ちかける。二人は公休日にそのアルバイトに取り組むが、自動車窃盗をやらされていることに気づき、追われるハメになってしまう。

H・B・ハリッキーによる自主製作映画『バニシング IN 60”』(74)の撮影監督を担当したジャック・ヴァセクがハリッキー同様に主演、監督、脚本、製作を手掛けた自主製作映画であり、70年代に量産されたカー・アクション映画の一本である。

まさに自主製作らしい出来ばえとなっている。ストーリー展開はもたついており、演出もかなり凡庸なため、テンションの低い仕上がりである。見所はやはりカー・チェイスであるが、スリルやスピード感が殆ど感じられず、かなりの物足りなさを感じさせる。見応えのあるシーンとして見せようとはしているものの、迫力や面白さを発揮できていないのである。

本作は『バニシング IN 60”』の足元にも及ばなかった。ジャック・ヴァセクはH・B・ハリッキーを超えることはできなかった。そんなヴァセクは本作から十一年後、『激突!L・A・コネクション』を手掛けるが日本では公開されず、ビデオストレートとなった。

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