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黒いジャガー/アフリカ作戦

70年代ブラックスプロイテーション映画の金字塔である『黒いジャガー』シリーズの第三弾。監督は前二作を手掛けたゴードン・パークスに代わり、後に『タワーリング・インフェルノ』(74)や『キングコング』(76)を大成させるジョン・ギラーミンが担当。

私立探偵ジョン・シャフト(リチャード・ラウンドトゥリー)は、低賃金にも関わらずハードな肉体労働をやらせるための黒人奴隷をアフリカからフランスへと送り込んでいる謎の組織を暴くため、奴隷になりすましてアフリカへと赴く。

前二作はニューヨークのハーレム街が主な舞台であったが、今回はアフリカがメインとなる。黒人にとっては理想のヒーローであるシャフトが黒人奴隷という汚点に挑戦している。黒人たちにとっては、先祖が奴隷として不当な扱いを受けていたことは最大の屈辱であり、最大の傷を抱いていることである。そんな傷を抱いた黒人たちの代表として、かつての奴隷制度を否定するかのように戦うシャフトの姿は、まさに黒人たちのヒーローだと思える。

民族衣装に身を包んだシャフトが棒術を駆使しての格闘に挑戦している。前二作とはまったく違ったシャフトが描かれているのも見所である。黒人奴隷として周囲に溶け込んでいるように見えるが、タフでクールなカッコ良さは変わらない。

舞台がアフリカからフランスに移ってからは銃撃戦や爆破シーンといった見せ場が展開される。だが、迫力を追求できていないために盛り上がらないのが残念である。スパイ映画風のサスペンス演出は良くできていて面白い。

やはりジョン・シャフトは、ニューヨークのハーレム街と黒いレザージャケットが一番のお似合いである。

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