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ボクサー (1970)

黒人初のプロボクシングヘビー級チャンピオン、ジャック・ジョンソンの実話に基づいたブロードウェイ舞台劇『偉大なる白人の希望』を映像化。原作者のハワード・サックラーが自ら脚色し、舞台版同様にジェームズ・アール・ジョーンズとジェーン・アレクサンダーが出演。

ジャック(ジェームズ・アール・ジョーンズ)は強豪な白人ボクサーをノックアウトし、恋人である白人女性エレノア(ジェーン・アレクサンダー)と結婚。だが、世間の白人からは蔑視され、黒人からも「白人と一体化しようとしている」と非難されることとなる。アメリカに居場所をなくした二人は、海外へ放浪することとなる。だが、海外での試合もアメリカ官憲の手によって阻まれるハメとなり、生活することも困難となる。やがて、ジャックとエレノアの仲は非常に悪くなってしまう。

人種差別によって自由な愛が奪われ、人生のどん底へと陥れられる様子は無情さとやるせなさに満ちており、悲劇としてしっかりと描かれている。

オリジナルが舞台劇だけに、舞台劇風の演出が見受けられることも面白いポイントだと言える。

本作は、試合シーンやボクサーの英雄的なカッコ良さにスポットを当てた娯楽作品ではない。人種問題を背景にした立派な社会派作品である。

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