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ごろつき

当時流行していた“スポ根”モノと仁侠映画のテイストを織り交ぜた痛快娯楽アクション。

炭鉱夫の勇(高倉健)は、キックボクサーを目指して幼馴染の一郎(菅原文太)と共に上京。昼はジムで練習に明け暮れ、夜は上京したての頃にお世話になった昔気質のテキ屋の親分、浅川(石丸健二郎)の紹介で流しとして歌う。だが、浅川親分と一郎が新興暴力団の唐沢組長(渡辺文雄)に殺されるハメとなる。堪忍袋の尾が切れた勇は復讐心を燃やし、ドスを片手に殴りこむ。

高倉健が炭鉱夫やキックボクサーというこれまでに演じることのなかった役柄に挑戦。だが、結局はこれまで通りのヤクザ役同様の描き方となるが、キックボクシングの世界チャンピオンが侠客顔負けの殴りこみをかけるというアイデアは、正直面白いと言っても良い。

巨匠マキノ雅弘の遊び心が伺える演出も面白さの一つである。流しの手伝いをする勇と一郎が客のリクエストに応えて「網走番外地」や「唐獅子牡丹」を歌うシーンや当時の人気キックボクサーで“キックの鬼”こと沢村忠のカメオ出演、勇が犬の睾丸にサロンパススプレーをぶっ掛けるというナンセンスなギャグといったツボを押さえた見所を散りばめているのである。

主題歌「望郷子守唄」は、本作の4年後(72年)に同名タイトルの作品(もちろん健さん主演)が製作・公開され、こちらの主題歌としても使用された。

ごろつき DVD ごろつき

販売元:東映
発売日:2006/01/21
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