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処刑軍団ザップ

全裸で不気味な儀式を行う“サタンの息子たち”を名乗るヒッピー集団が儀式を覗き見していたシルヴィア(アイリス・ブルックス)を強姦。シルヴィアの祖父が連中に復讐するが、ドラッグを飲まされると同時に負傷。ついにシルヴィアの弟であるピートが復讐に乗り出し、狂犬病の犬の血液を混入したミートパイを連中に勧めて食べさせた。連中は狂犬病を発症して人々を襲い出し、襲われた者も狂い出して人々を襲う。

最初から最後まで狂った作品だ。ストーリーも狂犬病患者を小馬鹿扱いしているようで時折酷い印象すら覚えてしまう。サタンの息子たちが侵入する廃屋でのネズミ大量発生に数匹のネズミを串刺しにして丸焼きにした焼き鳥ならぬ焼きネズミと不快かつ下品な描写も一度観れば忘れられないほどのインパクトを与え、かなり悪趣味で馬鹿げている。狂犬病に感染した人々は水を恐れ、水を掛けられるとかなり嫌がる。これを観ているとさらにに馬鹿らしく思え、ついつい笑ってしまうほどだ。音楽も単調な電子音やアタック音が多く、これがまたヘンな感じだ。本作はホラー作品であるものの怖さを殆ど感じさせず、とにかくクレイジーな雰囲気ばかりが印象に残る。だが、クレイジーな要素が本作の面白さである。終盤で狂犬病患者たちが家や車の中にいる主人公たちを襲う描写は、ゾンビ系ホラー作品らしく恐ろしいムードをしっかりと醸成させており、この部分は素直に褒めるべきポイントだ。とにかく最低、不快、お馬鹿、クレイジーと罵りたくなるような気持ちにさせられるB級バイオレンス・ホラーである。

本作は、間違いなく好き嫌いがはっきりと分かれる作品である。個人的には、B級娯楽映画として存分に楽しむことができた。ホラー映画マニア、悪趣味映画好きは必見だ。

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