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2008年1月

『webシネプレ』で連載スタート!!

先々週より大阪発の映画専門サイト『webシネプレ』で私の映画レビューの連載がはじまりました。

その名は、「ディグ・ザ・エンターテイメントシネマ!!」。様々な娯楽映画を取り上げ、見所や面白さを中心に紹介するものです。初回は当ブログを意識した「マッドシネマ『映画天国』」というタイトルでスタートしましたが、二回目からは「ディグ・ザ~」に変更となりました。

更新は、毎週金曜日です。

宜しくお願いします!!

http://www.cinepre.net/

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地獄のヒーロー

80年代にB級アクションを多発乱造させた名門キャノン・フィルム製作による『ランボー』を意識したミリタリーアクション。主演のチャック・ノリスの代表作としてその後もシリーズ化された記念すべき第一弾。

ベトナム戦争の捕虜収容所から何とか脱出したブラドック大佐(チャック・ノリス)は、ベトナム軍の捕虜になっているMIA(ミッシング・イン・アクション)すなわち戦争行方不明者を救出するべく再びベトナムの地に赴く。

冒頭から密林での大爆破、銃弾が炸裂するハードなバトル、マシンガンをぶっ放し、手榴弾で家屋を爆破させたりと暴れまわるチャック・ノリスという具合にド派手なアクションが観られ、これが面白い。その後は、まだるっこくて退屈させられるシーンが続き、これがかなりのマイナスである。だが、ブラドッグが米軍の捕虜はいないと言い切るトラン将軍(ジェームズ・ホーン)の部屋に侵入し、捕虜収容所の場所を聞き出した上に殺害するシーンのサスペンスタッチの巧さや波止場付近でのブラドッグがハンドルを握るトラックによるアクションといった印象深い見せ場が散りばめられてはいるもののやや中途半端な感じで残念だ。その後、ブラドックがM60マシンガンが装備された防弾仕様のボートを手に入れて捕虜の救出に向かうシーンからは、再びハードなアクションシーンが観られ、家屋の大爆破の連続、激しい銃撃戦は見応えも十分でアクション映画としての醍醐味を存分に味わえる。また、中盤のマイナスポイントを盛り返すような勢いすら感じられる。

アクションだけが唯一の救いといっても過言ではないB級娯楽映画である。時間に余裕があって暇を潰したいという方々にとってはオススメだ。

ちなみに、本作には売れる前のジャン=クロード・ヴァン・ダムがスタントとして参加している。だが、見つけ出すのはかなり困難である。

地獄のヒーロー DVD 地獄のヒーロー

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タランチュラ

ローマで女性が経営する美容サロンの美人客が残虐な手口で殺害される事件が多発。テリーニ警視(ジャンカルロ・ジャンニーニ)がこの事件の捜査を進めていくのだが・・・・・・。

冒頭からバーバラ・ブーシェが全裸で男からマッサージをされているというエロティックで刺激的なシーンが観られ、そのインパクトにノックアウトさせられる。その後、ブーシェは殺人鬼に殺害される。この殺人シーンは、エロティックな要素をしっかりと捉えながらも猟奇的でサディステックな手口でこれがまた印象深い。長い針で首を突き刺し、目を見開いて麻痺している状態で下腹部をナイフで突き刺して切り開く。この殺害方法は、毒グモのタランチュラを天敵であるスズメバチが一刺しし、麻痺している間に産卵するというやり方と同じであることを昆虫学者が語るシーンがあり、実際にスズメバチがタランチュラを仕留めるシーンも観られ、かなり興味深い。

中盤あたりからはテリーニ警視が事件を追う姿が描かれ、刑事サスペンス作品らしい仕上がりとなっている。また、テリーニ警視と妻アンナ(ステファン・サンドレッリ)との夫婦関係もしっかりと描かれていて良い。特に二人の朝っぱらからのベッドシーンが印象に残るのだが、これをベランダの窓越しから映し出しているのが実にエロティックである。また、何者かがこれを遠方からビデオカメラで撮影していることにも驚かされ、その後どうなるものかと思って観ていると警察署内の会議室で映し出され、テリーニ自身も観るハメになるのだ。やや可笑しいが印象に残るシーンである。

タイトルを聞けば毒グモによる昆虫パニック作品だと思えるが、立派なエロティック・サスペンス作品である。

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エンドゲーム 大統領最期の日

ハワード大統領(ジャック・スカリア)の警護を担当するシークレット・サービスのエージェントであるアレックス(キューバ・グッディング・Jr)。彼は式典に出席した大統領を警護していたが、大統領は何者かによって撃たれ、搬送先の病院で死亡。この事件に酷いショックを受けていたアレックスの前に独自の方法で取材し、実行犯の背後に黒幕がいることを突き止めた記者ケイト(アンジー・ハーモン)が現れる。ケイトは事件の真相を解明するために協力を求めてきたのだが・・・・・・。

監督はジャッキー・チェンの作品でスタントを担当していたアンディ・チェン。製作には『ラッシュアワー』シリーズ等の監督として知られるブレット・ラトナーが携わっている。アクション寄りのスタッフによってサスペンスがメインの本作はアクション重視の作品に仕上がった。だが、アクション重視といってもド派手なアクションの連続でもない。サスペンスを基本として随所に見せ場となるアクションシーンが散りばめられているという感じである。大爆破、銃撃戦、公道でのカーチェイスという演出はツボが押さえられており、迫力を追求した魅せ方は巧く、実に面白く仕上がっている。サスペンスとしては照明等で雰囲気を醸し出してはいるものの内容としてはまだるっこくて薄味のやや残念な仕上がりだ。はじめからアクション映画としてアクションシーンを濃く描いていればもっと良かったと思えることが悔やまれる。

キューバ・グッディング・Jrがしっかりとアクションを頑張っている点が好印象であり、かつてアカデミー助演男優賞を受けただけに演技も光っている。他にもジェームズ・ウッズ、バート・レイノルズという渋い共演者も魅力的である。

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熱砂の戦車軍団

第二次大戦中の北アフリカ戦線の大砂漠。イギリス軍がドイツ軍の攻撃を受けて全滅。何とか助かったイギリス軍のブラッドベリー大尉(ジョージ・ヒルトン)らは、ドイツ軍の戦車に乗っていたへインツ将校(ロベール・オッセン)を捕虜としてジープに乗せることなるが・・・・・・。

60年代のイタリア映画界はマカロニウエスタンがブームで量産されていたが、同時に戦争アクションも作られた。これがいわゆるマカロニコンバットと呼ばれるものであり、本作はその一本である。

イギリス軍の兵士が乗っているジープに敵であるドイツ軍の兵士が乗り、敵と味方がいつ裏切るかが分からないという状況下で憎悪を抱いて対立するというマカロニウエスタンの要素を取り入れていることが注目すべきポイントでもある。

登場人物の皮肉たっぷりのセリフ、生きていくためのたった一つの頼りとなる水を巡っての人間の欲望の汚さ、兵士たちの出征前の思い出、ブラッドベリー大尉とへインツ将校のほのかな友情といった人間らしさを内面から浮き彫りにしており、人間ドラマとしての面白さも併せ持っている。

特に随所に散りばめられているフラッシュバックが「戦争映画を観ている」という感覚を時折マヒさせることもあり、この点から言えば異色の戦争映画と捉えることもできる。

ラストの両軍の戦車軍団が入り乱れてのバトルが最大の見せ場となり、派手さはあまり感じ取れないもののダイナミックな仕上がりで楽しめる。

出来栄えはB級、上映時間は約90分のお手軽な娯楽戦争映画だ。

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モーテル

息子チャーリーが事故死したことが原因で夫婦仲が悪くなったデビッド(ルーク・ウィルソン)とエイミー(ケイト・ベッキンセイル)のフォックス夫妻は、車で帰宅している際、道路でアライグマを避けたことが原因で車が故障する。二人は仕方なく近くの古モーテルに宿泊することを決める。受付カウンターで変な支配人からカギを受け取り、部屋に入ると無言電話やドアを激しく叩く音に二人は悩まされる。その後、室内にあるビデオテープを再生するとホラー映画風の殺人シーンがTV画面に映し出される。だが、よく観るとその殺人シーンが撮影された場所が現在宿泊している部屋であることに気づく。二人はすでに殺人実写ビデオのネタになっていたのだ。

音によるショッキング、不気味すぎる殺人実写ビデオ、襲い掛かる二人の殺人鬼という三つの材料が恐怖心を煽り立てる。観ているうちに誰の仕業なのかということも大体わかってくるという脚本の甘さは否めないが、それをフォローできるように三つの材料を活かしてホラー、スリラーとしての恐怖を存分に味わうことができる面白い作品に仕上がっているのが良い点だ。

最初は静寂な感じで緊迫感を醸成させたサスペンスタッチで描き、中盤以降は緊迫感を持続させながらもハラハラドキドキさせる激しい描写が連続し、これが見せ場となり、ラストで最高潮に達する。

舞台が古モーテルということで部屋の薄汚さ、一匹のゴキブリ、風呂場の床下の穴を開けて地価に潜り込んで前進するとネズミ軍団という具合に恐怖感と同時に不快感も与えられる。

面白い上に上映時間は一時間半もない。時間はあまりないがそんな時でも刺激的なモノが観たいという方には良いかも知れない。

モーテル DVD モーテル

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謹賀新年!!

2008年、あけましておめでとうございます!!

本年も宜しくお願い致します。

今年は、昨年以上に良き映画に出会えることを強く願っております。そして、より多くの作品を鑑賞したいです。昨年は、劇場及び試写を含め46本の外国映画に出会えました。その本数は、仕事や体調不良が原因ということもあって2006年に比べると18本も少なくなりましたが、今年こそは50本以上鑑賞できることを目指します。

新作だけでなく、かつての名作や珍しいB級作品、カルト作品に出会えることにも大いに期待しております!!

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