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熱砂の戦車軍団

第二次大戦中の北アフリカ戦線の大砂漠。イギリス軍がドイツ軍の攻撃を受けて全滅。何とか助かったイギリス軍のブラッドベリー大尉(ジョージ・ヒルトン)らは、ドイツ軍の戦車に乗っていたへインツ将校(ロベール・オッセン)を捕虜としてジープに乗せることなるが・・・・・・。

60年代のイタリア映画界はマカロニウエスタンがブームで量産されていたが、同時に戦争アクションも作られた。これがいわゆるマカロニコンバットと呼ばれるものであり、本作はその一本である。

イギリス軍の兵士が乗っているジープに敵であるドイツ軍の兵士が乗り、敵と味方がいつ裏切るかが分からないという状況下で憎悪を抱いて対立するというマカロニウエスタンの要素を取り入れていることが注目すべきポイントでもある。

登場人物の皮肉たっぷりのセリフ、生きていくためのたった一つの頼りとなる水を巡っての人間の欲望の汚さ、兵士たちの出征前の思い出、ブラッドベリー大尉とへインツ将校のほのかな友情といった人間らしさを内面から浮き彫りにしており、人間ドラマとしての面白さも併せ持っている。

特に随所に散りばめられているフラッシュバックが「戦争映画を観ている」という感覚を時折マヒさせることもあり、この点から言えば異色の戦争映画と捉えることもできる。

ラストの両軍の戦車軍団が入り乱れてのバトルが最大の見せ場となり、派手さはあまり感じ取れないもののダイナミックな仕上がりで楽しめる。

出来栄えはB級、上映時間は約90分のお手軽な娯楽戦争映画だ。

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