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タランチュラ

ローマで女性が経営する美容サロンの美人客が残虐な手口で殺害される事件が多発。テリーニ警視(ジャンカルロ・ジャンニーニ)がこの事件の捜査を進めていくのだが・・・・・・。

冒頭からバーバラ・ブーシェが全裸で男からマッサージをされているというエロティックで刺激的なシーンが観られ、そのインパクトにノックアウトさせられる。その後、ブーシェは殺人鬼に殺害される。この殺人シーンは、エロティックな要素をしっかりと捉えながらも猟奇的でサディステックな手口でこれがまた印象深い。長い針で首を突き刺し、目を見開いて麻痺している状態で下腹部をナイフで突き刺して切り開く。この殺害方法は、毒グモのタランチュラを天敵であるスズメバチが一刺しし、麻痺している間に産卵するというやり方と同じであることを昆虫学者が語るシーンがあり、実際にスズメバチがタランチュラを仕留めるシーンも観られ、かなり興味深い。

中盤あたりからはテリーニ警視が事件を追う姿が描かれ、刑事サスペンス作品らしい仕上がりとなっている。また、テリーニ警視と妻アンナ(ステファン・サンドレッリ)との夫婦関係もしっかりと描かれていて良い。特に二人の朝っぱらからのベッドシーンが印象に残るのだが、これをベランダの窓越しから映し出しているのが実にエロティックである。また、何者かがこれを遠方からビデオカメラで撮影していることにも驚かされ、その後どうなるものかと思って観ていると警察署内の会議室で映し出され、テリーニ自身も観るハメになるのだ。やや可笑しいが印象に残るシーンである。

タイトルを聞けば毒グモによる昆虫パニック作品だと思えるが、立派なエロティック・サスペンス作品である。

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