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戦場のガンマン

ホフマン少尉(ジョン・ガルコ)率いる五人の米軍兵士はドイツ軍司令部から“K作戦”に関する機密書類を盗み出すよう命を受け、イタリア北部のビラベルデ・ドイツ南軍指令部へ赴くのだが・・・・・・。

戦争アクション映画にスパイ映画の要素を取り入れたイタリア製娯楽戦争映画すなわちマカロニ・コンバットの傑作である。

冒頭から爆破シーンが続き、兵士たちの華麗なるバク転が印象的な訓練風景が映し出される。その後も見せ場となるアクションが続いて面白い。だが、中盤のスパイ映画らしい描写は演出が凡庸なためまだるっこくて少々退屈させられる。時折描かれる敵のドイツ軍将校ハンス(クラウス・キンスキー)をドイツ軍司令部秘書ではあるが実はスパイであるヘルガ(マーガレット・リー)が色仕掛けで誘い出すシーンは、マーガレット・リーのセクシーさを巧く描き出しており、二人が魅せるベッドシーンではマーガレットの全裸を直接映し出してはいないが、それでもエロティックな雰囲気を十分に醸成させており、この点は実に良い。終盤で観られる壮絶なガンファイトが最大の見所であり、ハイテンションでテンポも良くて見応えも十分だ。アクション映画としての面白さが存分に発揮されたシーンである。

他にもバスコ・マンクーゾのマカロニ・ウエスタン風の軽快で陽気な雰囲気の音楽やクラウス・キンスキーの悪役ぶりも印象的だ。

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コメント

クラウス・キンスキー扮するドイツ指揮官ハンスの非常でクール然とした雰囲気は出色モノのですなぁ??飛びっきりセクシーな女性将校ヘルガ(マーガレット・リー)の濡れ場が、より一層刹那的に思えるのは、二人の醸し出す救い難い“暗さ”に依るところが大きいと感じました。
アメリカのTV戦争映画『コンバット』と、故淀川長春氏によるイタリア製西部劇の造語『マカロニ・ウエスタン』の両者を拝借したようなキャッチコピー『マコロニ・コンバット』というのも上手いネーミング。ただソノ割には観客動員には結びつかなかったのが何とも…。
イタリアのマリリン・モンローと称されるセクシー派女優マガーレット・リーの魅力が、もっと評価されてもいい筈なのに…??

投稿: 拇指トム | 2015年9月25日 (金) 19時03分

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