« 妖女伝説セイレーンX 魔性の誘惑 | トップページ | 地獄の天使 紅い爆音 »

処刑教室 (1982)

極悪なヤンキー軍団が支配し、喧嘩をはじめドラッグ、売春が蔓延るリンカーン高校に音楽担当の新任教師ノリス(ペリー・キング)が赴任。実直な人柄で純粋な正義感に満ちた彼は、校内一のヤンキーと対峙するが、身重の妻がヤンキーたちに暴行を受けた上に拉致されてしまう。この事態を知ったノリスはついにブチ切れし、激戦に乗り出す。

冒頭に本作が実話に基づいていることと校内暴力の実態に関するテロップが流れるが、ノリスがブチ切れしてからはそんなことを忘れさせてくれるハードなバイオレンスアクションが展開される。本作を語る上では外すことのできないシーンといえる工作室の電動ノコギリでヤンキーの片腕切断に始まり、バーナーでヤンキーを火達磨にしてしまったりという具合にかなりやり過ぎているので「これが本当にあった出来事なのか?」とツッコミを入れたくなるのだが、監督がB級娯楽映画の職人マーク・L・レスターということもあってとにかく面白いのだから良いだろうと自然に思えてしまうのである。

校内には監視カメラが設置されていたりボディーチェックをする警備員が配置されていたりとリンカーン高校がいかに恐ろしすぎる危険地帯なのかということが存分に感じられ、驚愕させられるが、80年代のアメリカの学校は本当にこのような状況だったのである。

無名時代のマイケル・J・フォックスがヤンキーにいじめられる生徒役で出演しているが、生物担当教師役のロディ・マクドゥオールの存在も忘れられない。極悪すぎるヤンキーに怯え、これが原因でノイローゼ気味になり、無気力で酒で憂さを晴らすような毎日を過ごし、自分の身を守るために拳銃を携行する。ノリスとは唯一仲がよく、校内の問題やかつての教師としての自分の理想を語るシーンも忘れられないほど印象的だが、ヤンキー軍団を相手に孤軍奮闘して死んでしまうシーンは、本当に悲しくて空しい。

本作は、8年後にSFとしてパワーアップした続編『クラス・オブ・1999』(90)が製作され、パム・グリアが出演したりとB級映画という面でもパワーアップしたのである。ちなみに、マクドゥオールも引き続き出演しているのだ。

Photo

|

« 妖女伝説セイレーンX 魔性の誘惑 | トップページ | 地獄の天使 紅い爆音 »

外国映画 さ行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/64198/20993283

この記事へのトラックバック一覧です: 処刑教室 (1982):

« 妖女伝説セイレーンX 魔性の誘惑 | トップページ | 地獄の天使 紅い爆音 »