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コブラ/フランコ・ネロ 殺しの罠 (日本未公開)

コブラと呼ばれる凄腕の元麻薬捜査官ラリー(フランコ・ネロ)は、かつての事件で敵の罠にハマってしまったことがきっかけで職を辞し、今では私立探偵として活躍している。だが、かつてのボスから自身の宿敵が絡む事件の調査を依頼され、復讐を果たすべくジェノバへと赴く。

イタリア製ポリスアクションとして知られている作品ではあるが、実質的に言えば探偵アクションである。

監督はイタリア製娯楽映画の職人エンツォ・G・カステラッリ。本作では、サスペンス要素を全面に押し出している感があり、肝心のアクションはフランコ・ネロが魅せつける格闘シーンが主体となっており、地味で控えめな感じだ。それでも港町の倉庫街を舞台にした追跡劇、銃撃戦、ドラム缶数個の爆破シーンといった描写は、刑事アクションらしい仕上がりで面白い上に印象的だ。

本作のもう一つの見所と言えば、やはりラリーと息子の親子愛を描いたシーンだ。二人が野球のバッティング練習をして戯れるシーン、サンドウィッチを頬張るシーン、二人で地元に帰ってずっと一緒に暮らすことを約束して熱く抱擁するシーンは、本作の売りモノであるアクションやサスペンス以上に印象的であり、親子の強い絆がじっくりと伝わってくる。その息子が敵一味に拉致されそうになり、敵に金的を喰らわせてその隙に逃げるが、すぐさまトラックに跳ねられ、死んでしまう。息子の悲惨な死に大粒の涙を流す悲しさいっぱいのラリーの泣き顔が今でも目に焼きついている。

パオロ・ヴァジルの音楽がサスペンスやアクションとうまく絡み合っており、ムードを一段と盛り上げることに成功している。

結果的に言えば、本作は普通に面白いB級娯楽アクション映画である。

【70点】

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