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バスタード

宝石強盗に成功したジェイソン(ジュリアーノ・ジェンマ)は、腹違いの兄アダム(クラウス・キンスキー)から宝石と女カレン(マーガレット・リー)を奪われた上にアダムの専属医師によって右手を不能にさせられる。ジェイソンはアダムに復讐するべく右手で射撃の訓練を開始するが・・・・・・。

マカロニウエスタン風の現代アクション作品。バイオレンス描写はマカロニならではの酷な描き方となっていて強いインパクトを与える。特にクラウス・キンスキー扮するアダムがマーガレット・リーの緑色の下着を脱がせるシーンには度肝を抜かされる。冒頭の宝石強盗シーン、パトカーとのカーチェイスの描き方はあっさりしすぎているためあまり面白味が感じられないので残念だ。ジュリアーノ・ジェンマが警官二人を射殺する際のガン裁きは見事であり、魅力的だ。

主役ジュリアーノ・ジェンマ以外のキャストも興味深いポイントだ。クラウス・キンスキーはお得意の悪役であり、活躍は控えめでありながらも存在感だけはバッチリだ。ジェイソンとアダムの母親マーサ役にはハリウッドの大女優リタ・ヘイワースが扮しており、彼女の出演がかなり異色だと思える。酒好きの母という少し変わった役柄をしっかりと好演しており、面白くて忘れられない。ジェイソンの女カレンにマーガレット・リー、ジェイソンを助けた女牧場主でやがて彼と親密な仲になるバーバラにクローディーヌ・オージェという二人の美女のセクシーさが魅力的だ。

最後はジェンマとキンスキーが一対一の対決をするのかと思いきや、大地震によってキンスキーが絶命する。これによって二人の対決が観られなくなった。二人の対決を描いていればもう少し面白くなっていたはずだ。肩透かしを喰らわされたような感じがして少々残念だ。結局はリタ・ヘイワースの活躍でラストを迎えるのだが、このラストシーンを観て思えることと言えば、さすがはハリウッドの大女優、イタリアの二大スターをしっかりと喰ってしまったなということだ。

【60点】

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