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デイ・オブ・ザ・デッド

ジョージ・A・ロメロ監督の“リビング・デッド”シリーズ三部作の完結編『死霊のえじき』(85)のリメイク。

コロラド州の田舎町で謎の病気を患った人々が続出。やがて彼らはゾンビ化して次々と人々を襲撃し、ゾンビが増殖する。女兵士サラ(ミーナ・スヴァーリ)らは大量のゾンビたちに立ち向かうが・・・・・・。

本作は、『死霊のえじき』のリメイクということを意識せずに観ることをオススメしたい。オリジナルとの共通点は登場人物の名前のみであり、ロメロ監督作品のような社会派テイストや風刺は皆無。とにかく見せ場をふんだんに用意したりという具合に徹底的に娯楽色を全面に押し出して描いている。

ヒロインたちが大挙登場するゾンビ軍団を相手に銃をはじめとするあらゆる武器を駆使して蹴散らしていく。これが見せ場として随所に散りばめられており、派手さはあまり感じられないがそこそこ面白く仕上がっている。この描写は『バイオハザード』シリーズ、『ハウス・オブ・ザ・デッド』(03)、『プラネット・テラーinグラインドハウス』(07)に近い物がある。

ゾンビたちの動きにも注目したい。動きは素早い上に天井を這い回ったりもする。とにかくこのゾンビの描き方がテンポを良くさせており、なおかつ気味悪さや恐怖感を醸し出していて面白さを倍増させる。サラたちの仲間である男がゾンビに噛まれて後にゾンビ化するが、彼は菜食主義者ということで人をまったく襲わない。このユニークな設定のゾンビを観る者の目にしっかりと焼きつくように印象深く描いている点も良い。

上映時間は85分、内容は単純明快、見せ場が満載の完全なB級ホラーアクション作品。ゾンビ系ホラー映画ファンはもちろん、B級アクション映画ファンにも十分楽しめるだろう。

歌姫マライア・キャリーの夫であるニック・キャノンの活躍も見逃せない。

本国では劇場未公開のDVDスルー作品であるが、日本では劇場で観ることができる。

【75点】

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