« ブラック・エース | トップページ | デイ・オブ・ザ・デッド »

クレイジーポリス大追跡

B級娯楽映画の帝王ロジャー・コーマンが製作し、彼の門下生であるチャールズ・B・グリフィスが監督を務めたコメディータッチのカーアクション作品。

保安官ターナー(ウォルター・バーンズ)は、いつものように若者ロスコー(ジミー・マクニコル)におちょくられてイライラしていた。そんな折、ターナーの娘ペギー(ジャネット・ジュリアン)が学園祭の最中にロスコーにさらわれてしまい、ターナーたちはパトカーを総出させて大追跡を開始する。そして、ペギーに惚れる男たちも車に乗ってこの追跡に参加し、パニック状態になってしまう。

ほとんどのシーンが走りっ放しという点が特色であり、これに関してはH・B・ハリッキーの『バニシングIN60”』(74)や『ジャンクマン』(82)とほぼ似通っている。パトカーをはじめとする多種多様の車両が激走しては横転とクラッシュを繰り返して破壊される。この模様をコメディーとして描いているのでカーアクションとしての面白さに更なる面白さが加味され、観ていて本当に面白く、とても良い気分にさせてくれる。ストーリーも単純化されていてあってないようなものだからカーアクションのスリル、迫力、スピード感を満喫してコメディー描写を笑い飛ばしてという具合に思う存分に楽しむことができる。上映時間は90分もないのでこれがまた気楽で観易い。

ちなみに本作で描かれているカーチェイスシーンは、同じくロジャー・コーマン製作の『バニシングIN TURBO』(76)、『ランナウェイ』(77)、『パトカー・ハイウェイ』(76、日本未公開、TV放映時タイトル『悪いのは奴らだ』)等のシーンの使い回しである。恐らく低予算ということでこの手段を選んだのだと思える。それにしても演出の下手さが少々目立つ点だけは痛い。

本作は最初から最後まで楽しめる作品であり、B級娯楽映画としては合格の基準に達しているといっても良い程だ。とにかく楽しんだ者が勝ちなのである。

Photo

|

« ブラック・エース | トップページ | デイ・オブ・ザ・デッド »

外国映画 か行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/64198/22992808

この記事へのトラックバック一覧です: クレイジーポリス大追跡:

« ブラック・エース | トップページ | デイ・オブ・ザ・デッド »