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刑事キャレラ 10+1の追撃

エド・マクベイン原作の刑事サスペンス小説「87分署」シリーズの「10+1」を舞台をフランスのニースに置き換えて映像化した作品。

ニースの街でライフルによる連続殺人事件が発生。キャレラ刑事(ジャン=ルイ・トランティニャン)は捜査に乗り出すが・・・・・・。

ニースの街並の活写は優雅で鮮やかな印象を与える。そこにエンニオ・モリコーネのゆったりとしたテーマ曲が流れる。場面と音楽が巧く絡み合っており、落ち着いた雰囲気をしっかりと醸成させている。これが劇中で描かれる殺人描写やキャレラ刑事の活躍以上に印象深い。

ジャン=ルイ・トランティニャン扮するキャレラ刑事の活躍ぶりを一匹狼刑事のように描いている。当時の刑事モノ作品では一匹狼刑事を主役にした作品が多々観られた。その殆どがアウトロー的なイメージでアクションを魅せつけるという格好良さが売りであった。キャレラ刑事の描き方は、刑事サスペンスということもあって格好良さや迫力等を無駄に追求することなくあくまでも地味目で自然体な感じの比較的大人しい系である。映画だから少しぐらいは派手に暴れ回って格好良さをアピールしてみても良かったのではないかと思えるほどだ。

サスペンスとしては、殺された人々の繋がり等が分かってくる後半でしっかりと面白さが味わえ、全体的に言えばまとまりがあって描き方も十分良い。

本作は、あくまでもサスペンス作品。キャレラ刑事のアクションを期待すると間違いなく面白くない作品と思えるだろう。

刑事キャレラ 10+1の追撃 Music 刑事キャレラ 10+1の追撃

アーティスト:エンニオ・モリコーネ
販売元:ヴェリタ・ノーテ
発売日:2007/07/18
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