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愛に向って走れ

エディ(ジョン・シュナイダー)は、船を買うための金と息子の病気の治療費を稼ぐためにフロリダからテキサスに越し、前職よりも給料が良い油田に就職する。一生懸命に働いていた彼は、現場監督と地元警察が組んで不正に給料を天引きしていることに腹を立てて対立し、その上に無実の罪を着せられて投獄されてしまう。面会に訪れる愛妻と逃亡計画を企てたエディはついに脱獄し、妻子が待つメキシコ国境を目指して逃走を続ける。逃走途中で暴行されているテキサス州知事の姪ジリー(リー・パーセル)を助ける。ジリーが助けてくれたお礼としてエディの逃亡に協力するということで二人で目的地へと向うが、敏腕刑事マーザック(カーク・ダグラス)が執拗に追い詰める。

日本では劇場公開後、何度もTVの洋画劇場で放映された作品である。アクション映画ではあるもののロードムービーの要素を強く押し出しているのが特徴的である。80年代の作品であるものの作風からは70年代の低予算娯楽アクション作品の雰囲気がほんのりと漂ってくる。これが魅力の一つとも言えるのである。

アクション映画としては地味な感じであり、変に期待しすぎると肩透かしを喰らわせられること間違いなしだと言える。それでも決して面白くない作品ではないことだけは事実だ。エディが逃走の途中で男二人と女一人の三人組にいたぶられるサディスティックなバイオレンス描写やラストのカーチェイスといった印象的な見せ場を用意していることによって面白くなっていると捉えることができるからである。特にカーチェイスが一番面白さを満喫できるシーンである。使用されるアップテンポなBGMが場面と良くマッチしており、ごく普通だと思えるようなシンプルなカーチェイスにスピード感とテンポの良さを醸し出させて面白さをグッと引き出しているのである。この音楽と場面の抜群の絡み合いが最後の最後で大味の面白さを堪能させてくれると同時にクライマックスに相応しいシーンに仕立て上げることに成功しているのである。

本作は、今となっては古き良き時代のB級娯楽アクション映画としての面白さを存分に味わえる作品だ。何度もTVで放映されたということに関しても観れば納得できるだろう。

【60点】

愛に向って走れ DVD 愛に向って走れ

販売元:キングレコード
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