« マニアック・コップ(『地獄のマッドコップ』、日本未公開) | トップページ | 吼えろ鉄拳 »

メキシコ無宿

危険屋稼業のジョー(宍戸錠)がメキシコから来た男・ペドロと友達になり、一緒に仕事をする。だが、ペドロは業務中に事故で死亡する。死に際にメキシコで土地を奪われた上に殺人の濡れ衣を着せられたことを告げられたジョーは、ペドロに代わってメキシコへ赴き、潔白を証明するべく村の悪党たちに挑戦する。

日活無国籍アクションである本作は、このジャンルの特色である西部劇テイストをさらに強調するためにメキシコで大ロケーションを敢行した。とにかくメキシコの街並の活写が何よりも魅力的である。射しかかる陽光、メキシコ革命記念日の盛大なパレード、いくつかのサボテンが立ち並ぶ乾いた大自然といった特色が随所に散りばめられており、メキシコの特徴をしっかりと押し出している。

肝心なアクションシーンは、内容やストーリー展開と相俟って西部劇らしく仕上がっており、ジョーが魅せつけるガンアクションが最大の見所である。

劇中で公用語のスペイン語で会話しているメキシコ人キャラ同士が途中で日本語(吹替え)で会話していたりというようなことが多く観られ、これが観る者を不自然に思わせ、興醒めさせてしまう。本作の決定的な痛手だと言い切れる。

本作は、荒唐無稽なイメージが強い日活無国籍アクション作品の中でも最も異色さを発揮した作品だと言える。

【45点】

|

« マニアック・コップ(『地獄のマッドコップ』、日本未公開) | トップページ | 吼えろ鉄拳 »

日本映画 ま行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/64198/24861115

この記事へのトラックバック一覧です: メキシコ無宿:

« マニアック・コップ(『地獄のマッドコップ』、日本未公開) | トップページ | 吼えろ鉄拳 »