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バッド・バイオロジー 狂った性器ども

『バスケットケース』三部作、『フランケンフッカー』のカルト的監督フランク・へネンロッターによる十六年ぶりの新作は、狂気の性愛を持ち前の悪趣味丸出しで描いたおバカ作品。

生まれつき七つ以上の陰核を持つ女性写真家ジェニファー(チャーリー・ダニエルソン)は、性欲がとてつもなく激しく、男は肉体関係を築いている最中に殺害してしまう。さらに、受精後数時間以内に奇形児を産み落としてしまうというトンデモナイ女。一方、バッツ(チャーリー・ダニエルソン)という男は過去の事故で性器を負傷し、ステロイド等の薬剤を大量に投与したことが原因で巨根となってしまう。その巨根は自分の意思を持っており、自由自在に暴れうごめくことができる。そんな狂った性器を持つ男女が運命的(?!)に出会ってしまう。

二人の主人公が普通の人とは違うという悩みやコンプレックスを浮き彫りにさせているのがミソである。これが、ただ悪趣味描写を乱打しているだけの中身の無い作品として成り下がることを防げたのである。本作の最も評価すべきポイントの一つと言っても良いだろう。

劇中では、女性たちの美乳やモザイク等のボカシが施されていない陰部が観られたりといったエロいサービスがテンコ盛り。だが、登場する女性たちは美しさやナイスボディーといった魅力に欠けている者が多いため、金髪巨乳美女の登場を期待している方にとっては残念に思えるだろう。どうせやるなら、もっと色気のある良い女性を大挙出演させた方が良かっただろう。

特筆すべき見所は、バッツのグロい巨根が下半身から外れて一人歩きし、家の壁をとてつもない破壊力でブチ壊して侵入して女たちを襲うシーンは、モンスターパニック作品らしい面白さが味わえ、主観キャメラが効果を発揮している。

へネンロッター監督復活作品は、とにかくおバカで下品極まりない究極の俗悪作品であり、これを持って健在ぶりをしっかりとアピールすることに成功したのである。

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