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2009年8月28日 (金)

ゴー・ファースト 潜入捜査官

ド派手なアクション映画を世に送り出しているリュック・べッソン率いるヨーロッパ・コープ社がこれまでとは違った異色の刑事モノのクライム・サスペンス・アクションを生み出した。

刑事マレク(ロシュディ・ゼム)は麻薬密売組織ジュリアン一味に上司ら同僚を殺害され、この組織に激しい怒りを覚えていた。ある日、麻薬取締局からモロッコからスペインのマラガに持ち込まれた麻薬を運ぶドライバー、“ゴー・ファースト”として潜入することを命じられたマレクは、過酷な訓練を終え、スペイン側の組織の信用を得て潜入捜査官となる。組織に対する復讐を抱いたマレクの囮捜査が開始される。

実話に基づいた実録犯罪ドラマであり、ゴー・ファーストというお仕事もその潜入捜査官も実在するのである。オリヴィエ・ヴァンホーフスタッド監督は本物らしく魅せるべく警察側と裏社会側の双方を徹底的にリサーチしたとのこと。その結果、リアリズムが徹底されたドラマとして仕上がった。これは監督の力だけでなく、警官としての経験が豊富なジャン=マリー・スヴィラが脚本に参加していることもあってのことだと言える。

序盤で観られる組織の連中の行動を監視カメラが捉えた映像は、報道番組のドキュメンタリーや「警視庁24時」系の番組を彷彿させる。そして、中盤あたりではモロッコのマリファナ栽培を緻密に紹介してくれる。これはアウトロー社会やアンダーグラウンドの世界に興味を抱く方にとっては興味深いシーンであること間違いなし。また、そうでない方でも興味をそそられ、ついつい食い入ってしまうだろう。

他にもマレクが潜入捜査官になるための訓練として狙撃、プールでの水泳、腕立て伏せ、その他ハード過ぎるトレーニングをこなしていくが、この訓練が如何に過酷で厳しいモノなのかが存分に味わえる。このシーンでは指導者のチョイ鬼コーチぶりが印象的であり、訓練内容とともに注目すべきポイントだ。

その後は、マレクの囮捜査を緊迫感を醸し出させてじっくりと描かれる。この任務の危険さがじっくりと丹念に描かれ、その激ヤバさに観る者は驚愕されっぱなしとなるだろう。中でも正義の刑事であるはずのマレクが悪人いなりきって民家を襲って盗みをやらかすシーンにはヒヤヒヤさせられる。

ラストは、本作の眼目でもある大量に麻薬が積み込まれたBMWが猛スピードを発揮して突っ走るカーチェイスが堪能できる。スリリングかつスピーディーに描かれてはいるもののよくありがちな迫力や派手さは感じられない地味な仕上がりだ。このカーチェイスの前や後に描かれているアクションシーンとして銃撃戦が観られるが、これもごく普通という印象であり、犯人逮捕シーンでもアクション系刑事ドラマならではの格闘アクションを魅せつけたりはしない。とにかくアクションシーンに関しては、リアリティーを追求しすぎたことによって派手さが描かれていないという感じがするが、実話に基づいているからこそアクションはこの程度で相応しいと納得できる。

とにかく本作は、警官の視点から捉えた裏社会、危険な囮捜査の実態を存分に満喫できるのである!!

【70点】

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2009年8月25日 (火)

久々に観た『ヒントでピント』

幼少時に観ていた『ヒントでピント』を観た。

1988年の第468回目、私が6歳の頃に放送されていたモノだ。しかも当時のCM入り!!

この番組、5歳頃から観ていました。しかも、問題の意味もわからず!!特に小1から小4の頃は、よく観ていました。放映時間は、日曜夜7時30分から8時前で8時開始の『ゴリラ 警視庁捜査第8班』(石原軍団によるB級ポリス・アクション)、『代表取締役刑事』(同じく石原軍団作品の人情系刑事モノ)、『愛しの刑事』(『代表~』同様)を観るついでになんとなくこの番組を観ていたのである。どうやら、この番組のついでに8時開始の石原軍団の代名詞的ポリス・アクション『西部警察』を観ていたという方も結構いらっしゃるようだ。『西部~』好きの私にとっては、この時期(79年~84年)にタイムスリップしてこの番組と『西部~』をぶっ通しで観たいと何度か思えましたね(完全にビョーキですね!!)。

いや~、あの独特のテーマソング、懐かしいですね!!今でも時々思い出すほど!!いや、時折口ずさんでいたりするぐらい!!

この回の男性軍は写真家の浅井慎平、宮尾すすむ、山下規介、高田純次にゲストは当時、日ハムの投手で現在は野球解説者の西崎幸広。女性軍はエッセイストの山内美郷、今は亡き小林“おっかさん”千登勢、根本りつ子、東ちずるにゲストは当時、宝塚雪組男役であった杜けあき。

オープニングクイズの宮尾氏の「舘ひろしさん!?」は、個人的にナイス!!

それにしても高田純次、いい味出してますね~!!私にとって高田純次は、この頃からお気に入りでした!!現在でもテキトーオヤジとして一線で大活躍していますが、この番組での印象が今でも強いのだ!!特に番組内でよく観られた浅井氏との握手には、子供心に男の絆を感じたほどだ(これ、マジですわ!)。

それにしても問題、全然わかりませんでした(大馬鹿者ですわ・・・)。

次週(第469回目)のゲストが笑福亭鶴光師匠と兵藤ゆきネェ。ゆきネェは、後にこの番組の正式メンバーで未だに印象に残っている。

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30デイズ・ナイト

この世に多く存在するヴァンパイア系ホラー作品。先般公開された『トワイライト 初恋』と後に公開が控えている二本の続編は、従来のこの手の作品とは全く異なる作風で新種のヴァンパイア映画として記憶に新しい。そんな中、またもや異質のヴァンパイア映画が生み出された。原作は、スティーヴ・ナイルズによるグラフィック・ノベルの人気シリーズでこれを監督としても名高いサム・ライミがプロデュースし、『トワイライト』シリーズ第三弾を手懸けることが決定しているデヴィッド・スレイドが監督を務めた。

アラスカ州の小さな街バロウ。ここは、冬になると太陽が24時間昇らない極夜(白夜の反対)が訪れる。ヴァンパイアたちは、30日間にも及ぶ極夜シーズンを狙って街に出没し、人々を襲撃しては生血で欲望を満たす。保安官エバン(ジョシュ・バーネット)が街と生き延びた仲間を守るべくヴァンパイアたちと壮絶なバトルを繰り広げる。

ヴァンパイア映画と言えば暗い夜のシーンでお馴染みだが、本作では一日中太陽が昇らない、それが30日間続くという同じ暗いシーンでもこの一風変わった設定がユニークだ。おまけに外は雪がチラチラ、挙句の果てには吹雪が吹き荒れるのだからかなりキツい状況。トドメとしてヴァンパイアたちの仕業で街中が停電し、電話も不通になってしまうという最悪事態となってしまう。このような工夫を施した設定が劇中で描かれるホラー、サスペンス、サバイバル劇を面白くさせるのである。

また、登場するヴァンパイアたちも定石通りにならないように工夫が施されている。観た目はごく普通の人間に尖った牙、鋭い爪という感じ。これがまた凄まじい身体能力、怪力、そして残酷さと凶暴さを持っており、ヴァンパイアの要素にゾンビの要素をプラスしたような感じである。ヴァンパイアが魅せつける血生臭い恐ろしさが第一の見せ場となるが、スプラッター系のようにグロテスクを追求しすぎたりせず、魅せるべきところは魅せてそれなりに抑えるという感じだから丁度良い描き方だと言える。

淡々としたタッチでストーリーは展開され、ヴァンパイアによる襲撃シーン等で相応しいBGMを使用し、全体的に緊迫感を張り詰めさせたりという具合はサスペンス・ホラーならではの雰囲気が味わえる。また、アクションシーンはヴァンパイアたちを銃で撃退したりといった近年のゾンビ映画っぽい感じの描き方となっている。これを斬新な映像で魅せつけ、テンポ良く勢いのあるシーンとして仕上げている。

とにかく本作や『トワイライト』シリーズのようにヴァンパイア作品は趣向を凝らせば新しいモノが出来上がるのである。今後も従来のモノとは違った風変わり系ヴァンパイア作品が生み出されていくことだろう。

【60点】

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2009年8月18日 (火)

ブラック・ウォーター

二週間の休暇を利用してオーストラリア北部へ赴いたリー(メーヴ・ダーモディ)と姉グレース(ダイアナ・グレン)とその彼氏アダム(アンディー・ロドレーダ)の三人は、川釣りツアーに参加し、ガイドのジムを加えた四人はボートに乗って良い釣り場を求めて上流へ上がっていく。ボートがマングローブの沼地に入ったとき、何かが直撃してボートは転覆し、四人は川の中に突っ込んでしまう。グレースとアダムは水の中からマングローブの木へと這い上がるが、リーとジムの姿が不明状態になる。そこで二人が目の当たりにしたのは、大きなワニであるクロコダイルであった。リーは何とかひっくり返ったボートに上がり、グレースとアダムがいるマングローブの木へ辿り着くのだが・・・・・・。

数多く存在するワニをネタにしたB級モンスターパニック作品の中では異色の作品であり、B級色は強いが、簡単に侮ることができないような作風へと仕上がっている。それは、低予算を逆手に取ったリアリティーを追求した作り方で魅せるべき部分をしっかりと魅せつけてサスペンス、モンスターパニックとしての面白さを発揮しているからである。

実話を基にしたストーリーをアンドリュー・トラウキとデイヴィッド・ネルリッヒの両監督がよりリアルな作風へと仕上げるためにメイン舞台となる沼地に拘ったり、CG等で再現されたものではないホンモノのワニを使ったりといった工夫を施した。とにかくこの努力は大いに讃えたいものだ。特にこのホンモノのワニが三人を襲うシーンが最大の見所であり、スリル満点で驚愕させられ、モンスターパニック作品としての面白さを満喫できる。また、「三人は無事で生きて還られるのか?」、「この先どうなるのか?」というようなことが気になり、これが本作が持っているサスペンスとしての面白さだと言える。どちらかと言えばサスペンス重視であるため、ワニが大暴れしたりといったモンスターパニックの要素には期待しない方が良いと言い切れる。

【70点】

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2009年8月14日 (金)

キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語~

1950年代から70年代にかけて人気を誇ったブルース音楽のレコード会社“チェス・レコード”の栄枯盛衰と創設者及び所属アーティストたちの成功や葛藤を描いた音楽系人間ドラマ。

シカゴの黒人街でクラブを経営している野心的なポーランド移民レナード・チェス(エイドリアン・ブロディ)は、天才的ギタリストのマディ・ウォーターズ(ジェフリー・フライト)とハーモニカ奏者のリトル・ウォルター(コロンバス・ショート)によるブルース・コンボに出会い、その才能に魅了され、音楽ビジネスのブームに乗るべくマディをレコーディングに誘ってチェス・レコードという音楽会社を設立する。やがて、ウォーターズのアルバムはR&Bチャートを上昇し、大ヒットを記録する。反人種差別主義者のチェスは、所属アーティストを家族同様に扱い、曲がヒットすると褒美としてキャデラックを買い与えたりしていた。その後、チェス・レコードにはロックの生みの親となるチャック・ベリー(モス・デフ)やソウルミュージックを幅広い層に広めたエタ・ジェイムズ(ビヨンセ・ノウルズ)ら伝説的なアーティストを輩出し、彼らは崇敬の存在となっていくが、時代は次第に変化していく・・・・・・。

ヒップホップやR&Bといったブラックミュージックのルーツを探った作品はいくつか存在するが、本作は「R&Bがいかにして世に広く浸透したのか?」、「ロックミュージックはどうのようにして生まれたのか?」といった大衆音楽の歴史が緻密に描かれていてかなりわかり易い。また、物語の時代背景である40年代から60年代は人種差別が酷かった。この問題を音楽がいかにして変えたのかということも描かれており、こちらも大変興味深いポイントなのである。

登場人物である伝説的なアーティストを演じるのは、ジェフリー・フライト、コロンバス・ショート、モス・デフ、セドリック・ジ・エンターテイナー、そしてビヨンセ・ノウルズといった芸達者な黒人アクターが顔を揃えている。彼らの演奏及び歌唱シーンもふんだんに取り入れられており、これが観る者を良い気分にさせてくれる。ここで驚くべきことは、彼らの歌声が吹き替えではなく、自身の声でしっかりと歌い上げているということだ。中でもビヨンセが歌うエタ・ジェイムズの「At Last」は必見・必聴の価値は大だと断言できる。

所属アーティストたちの成功秘話も良いが、酒やドラッグに溺れたり、白人警官とのトラブル、未成年女子に手を出して獄中送り、喧嘩で重症を負って死んでしまったりということが原因で仲間同士に亀裂が生じてしまったりといったマイナス面も印象深い。また、チェスも「音楽をネタに黒人たちを搾取している」ということで黒人たちに襲撃される。

アメリカのポップミュージックの歴史の一部分、人種問題とその撤廃、アーティストたちの素晴らしさを教えてくれる良作だと言いたい。

【75点】

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2009年8月 8日 (土)

トランスポーター3 アンリミテッド

現在、最もノッている英国人アクションスター、ジェイソン・ステイサムの痛快アクションシリーズ『トランスポーター』シリーズの第三弾。監督は、前二作を手懸けたルイ・レテリエに代わってオリヴィエ・メガトン。

運び屋フランク(ジェイソン・ステイサム)は、ジョンソン(ロバート・ネッパー)という依頼主に車から20メートル離れると爆破してしまう装置が仕込まれた特殊ブレスレットを腕にはめられてしまい、同じブレスレットをはめている赤毛のロシア人美女ヴァレンティーナ(ナターシャ・ルドコワ)とともにドイツを目指す。依頼品は“赤い代物”でその依頼の裏には有毒廃棄物を扱う国際廃棄物管理会社による世界規模の陰謀が隠されていた。

今回も見せ場である数々のアクションシーンが用意されており、実にどれを取っても面白いものばかりである。

まずは、フランクが自宅でTVを観てくつろいでいる最中に突如車が部屋に突っ込んでくるシーンに度肝を抜かされ、続く救急車の爆破に圧倒されてしまう。

そして、このシリーズのお約束であるフランクのキレ味抜群の格闘アクションが観られる。今回もアクションサポートをコーリー・ユンが担当しており、歯切れの良いカッティングや目まぐるしいカメラワークが効果を発揮し、前二作同様に見応え抜群の凄まじい格闘アクションへと仕立て上げている。この格闘アクションでは、フランクが服を脱ぎ捨てるストリップファイトなる新ネタが披露され、『デス・レース』でも観られた研ぎ澄まされたセクシーな筋肉美がまたまた観られるのである。これがフランクの強さを一段とアピールしていると同時に男臭いステイサムの魅力を光らせている。また、K-1ファイターや総合格闘家として日本でも有名なセーム・シュルト扮するザ・ジャイアントとのタイマン勝負も格闘シーンにおける最大の見所であり、巨体を活かしたそのまんまのキャラで観る者に重い衝撃と破壊力を感じさせる攻撃がフランクをとことん追いつめる。

中盤あたりでは、格闘アクションに次いでのお約束事であるカーチェイスが味わえ、これがまたスピーディーかつテンポ良く描かれている。ここでもインパクトが強すぎるネタが用意されている。それは、トレーラー二台の間を片輪だけで走行させるというアクロバティックなカーアクションである。新鮮さを感じさせるための工夫が施されていることがわかり、ユニークなアイデアを取り入れて面白く魅せつけてくれた点は、高く評価したい。

他にも自転車を使ったエキサイティングなアクションや水中に車ごとダイブしてしまったフランクの巧妙な脱出シーンといった強烈過ぎて忘れられないようなシーンが観られ、ラストの列車内での決戦まで荒唐無稽丸出しの迫力を思う存分に楽しませてくれる。

アクション以外では、ヴァレンティーナがフランクに惹かれ、お互いに良い関係になってしまうシーンがしっかりと描けており、観る者に甘くて安らかな一時を味わわせてくれる。

ヴァレンティーナ役のナターシャ・ルドコワは元々は美容師をやっていたのである。このヒロイン役は、製作のリュック・ベッソンが街でナンパしたことがきっかけなのである。キツい目がセクシーさを醸し出していてロシア美女であることに頷けるが、それよりも顔中のソバカスが強く印象に残ってしまう。このソバカス・セクシー美女は、ベッソンの趣味丸出しだ。

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2009年8月 7日 (金)

G.I.ジョー

人気アクション・フィギュアから生まれたTVアニメ『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』に基づいて実写映画化されたアクション作品。

癌治療薬としてNATOが開発した緑色の化学物質ナノマイトは、金属をも溶かしてしまうとてつもない性質を持っている。これを凶悪なテロリスト集団コブラに強奪されてしまう。コブラの悪行が世界各地を襲撃している中、アメリカ政府が最後の切り札として世界中の精鋭を集めた国際機密G.I.ジョーを送り込む。特殊なハイパースーツを身に付け、様々なガジェットを駆使してコブラと激しいバトルを繰り広げる。

監督は『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ。製作スタッフは同じく人気のおもちゃの実写化である『トランスフォーマー』シリーズのチームである。

開巻直後に凄まじい爆撃戦が展開され、ここで観る者を存分に楽しませてくれる。とにかくド派手で迫力満点の一言に尽きる。その後も中盤あたりではパリの市街地を舞台に壮絶なカーチェイスが繰り広げられる。このシーンはアクションの最大の見せ場でもあり、とにかくスピーディーに描かれていてテンポはすこぶる良い。車は横転、クラッシュ、さらには爆破も観られる。トドメとしてエッフェル塔の倒壊シーンに突入し、これがまた観る者を驚愕させ、スケールの大きさを倍増させる。他にも本作でハリウッド映画進出を果たした韓流スターのイ・ビョンホン扮する白ずくめの忍者っぽい敵ストーム・シャドーとのキレ味抜群のソードアクションやVFXを駆使した刺激的かつ荒唐無稽なハード・アクションが思う存分に楽しめる。見応えはかなり最高であり、これだけでも観る価値は大アリだと断言できる。

キャストも良い味を出している。G.Iジョー側は、主人公デューク役のチャンニング・テイタム、女戦士スカーレット役のレイチェル・ニコルズ、デュークの相棒的存在リップ役のマーロン・ウェイアンズが得意のコメディー要素を活かしてコミカルに演じ、司令官ホーク役のデニス・クエイドが渋いイメージで演じた。コブラ側は、先述したイ・ビョンホン、セクシーかつクールなイメージで女性悪役バロネスをシエナ・ミラーが演じ、登場人物の中でも一番美味しくて印象深いと言える。

人気のおもちゃの映画化と言えば、最近第二弾が公開された『トランスフォーマー』シリーズが有名だが、古くはドルフ・ラングレンの『マスターズ 超空の覇者』もそうであった。アメコミの実写映画化が多く製作される中、今後はこの手のトイムービーというものが多く製作されることだろう。

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