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アドレナリン:ハイ・ボルテージ

ヘリコプターから落下して死んだはずの殺し屋チェリオス(ジェイソン・ステイサム)は、中国マフィアたちの手によって心臓を奪われ、代わりに機械の人工心臓を埋め込まれてしまう。チェリオスは、人工心臓のバッテリーが切れそうになると常に自身の身体を充電しながらも心臓を取り戻すべく突っ走り、敵を追い詰めて行く。

ハイテンションなおバカ系アクション・コメディー『アドレナリン』の第二弾。前作以上におバカのボルテージはアップしており、クレイジーかつデンジャラスに仕上がった。

とにかくインパクトが強過ぎる描写がこれでもかと言わんばかりに連打される。チェリオスが敵の尻穴にショットガンをブチ込み、中国人娼婦リア(バイ・リン)が男の股間を自転車で何度も叩きつけたり、顔面タトゥー野郎が自身の両乳首をナイフで削ぎ落としたりといった描写は、正気の沙汰ではない。ブッ飛んでいるとしか言いようがない。しかも、観ていてかなり痛々しい。

そして、今回もチェリオスとイブ(エイミー・スマート)の公然セックスが観られるが、これもまた前作以上にレベルアップしている。競馬レース場にて馬が走っているど真ん中で二人は堂々とやってしまう。大勢の観客はレースよりも二人の本番行為を大いに楽しみ、大盛況となる。競馬場がリアルポルノ場になってしまう描写は、おバカの限度を超越している。しかもボカシまで施されているのだから、これぞハードコア・ポルノだ。とにかく凄すぎる。日本AV男優のカリスマ加藤鷹サンがこれを観たら舌を巻いてしまうこと間違いなしだと思える。エロ描写の最大の見せ場はこのシーンであるが、他にも裸体を曝け出した女たちがやたらと登場し、無駄なエロさが追求されている。これが本作の持っているB級感覚を一段と高めていると言える。

本作はおバカさばかりが取り柄ではなく、アクション、バイオレンスの面でもしっかりと面白く仕上がっていると言い切れる。ステイサムが繰り広げる殴る蹴るといった格闘アクションや序盤のストリップ劇場や後半の屋外プールでの大銃撃戦は、アクション映画としての面白さを存分に味わえるので良い。しかも、前述した裸体女が銃をガンガンブッ放すのだから、クレイジーなB級アクションとして仕上がっている。狂ったおバカさだけが目立つばかりではなく、アクションや痛々しいバイオレンスもしっかりと機能しているのが本作の良きポイントだ。

映像面でも前作同様に趣向が凝らされており、今回もスクリーンからアドレナリンが放出されているような感じがするキレ味抜群の映像作りが魅力的だ。しかも、この映像が作品のテンポを良くしていると言える。

とにかく最初から最後まで狂った面白さがフルスロットルの本作。作り手も遊び心を活かし過ぎて悪ノリし過ぎていることがしっかりと伝わってくる。ここまでして荒唐無稽、破天荒をやり切っているのだから、観る者もバカになって思う存分に楽しまなければ損だと言いたい。

もし第三弾が作られるのなら、個人的には是非ともやって頂きたい。今回はR18+だったが、第三弾はX指定で大ハードなおバカ、クレイジー、荒唐無稽を魅せて欲しいものだ。もちろん、アクションもカーチェイスや大爆破を取り入れてシリーズ最大の面白さを発揮して頂きたい。

【75点】

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» 09-262「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」(アメリカ) [CINECHANの映画感想]
痺れるハート  もはや一巻の終わりと思われた殺し屋シェブ・チェリオスだったが、九死に一生を得て目を覚ます。そこは怪しげな手術室。危機を察してどうにか逃げ出すチェリオス。  しかしその時すでに、彼の心臓は粗悪なバッテリー式の人工心臓にすり替えられていた。彼の強靱な肉体に目を付けた老ギャング、プーン・ドンが自分に移植しようと企んだのだ。  旧知のヤブ医者マイルズから1時間ごとに充電が必要だと知らされたチェリオスは、所構わず手段も選ばず充電を繰り返しては盗まれた心臓を追って街中を駆け回るの...... [続きを読む]

受信: 2009年10月31日 (土) 13時15分

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