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2010年3月

ニンジャ・アサシン

『マトリックス』三部作のウォシャウスキー兄弟とジョエル・シルバーが組んで製作し、主演に韓流スターRainを迎えたアクション作品

暗殺集団“小角(おずぬ)一族”に育成された雷蔵(Rain)は、女友達を処刑されたショックからこの組織を逃げ出し、復讐を決意する。一方、ヨーロッパの警察組織ユーロポールの科学捜査官ミカ(ナオミ・ハリス)は相次ぐ殺人事件の真相を追究するが、一族の魔の手が彼女に襲い掛かる。ミカのピンチを救った雷蔵は、一族の襲撃を乗り越えながらも迫り込むが……。

冒頭の大阪のヤクザ惨殺シーンからB級感覚を味わえ、首や手首、足首がすっ飛び、人体真っ二つ、大量の血飛沫という具合にスプラッター風のバイオレンスが観られる。恐らく若山富三郎の『子連れ狼』シリーズの影響を受けたのでは?!とも捉えられる。

その後も血みどろは続くが、何と言ってもRainの研ぎ澄まされた肉体美、アクションスターではない彼が魅せつける華麗なる格闘アクションが大きな見所だ。小角の忍者軍団に一人で立ち向かい、激闘を繰り広げるシーンは、キレ味抜群のアクションとして仕上がっており、見応えは十分でかなり面白い。他にも車が行き交う一般車道にて執拗に追ってくる忍者軍団とのバトルも印象深い。

クライマックスは一族の里を舞台に一見ハマーと思えるようなマシンガン装備の装甲車が乗り込み、武装警官隊らのマシンガン連射とバズーカー砲による爆撃戦、肉弾戦にソードバトルと凄まじいハードアクションが展開され、これがとにかく迫力満点で最高に面白い。

アクション好きの男性にはウケが良いと思われるが、Rainファンの女性にとっては、この内容はキツく感じてしまうだろう。悪趣味作品まがいの血飛沫やRainの腹部の長く太い傷口をドアップで魅せつけられても……痛々しい上にグロさも感じてしまうはずだ!!

本作では、久々のショー・コスギが役小角(えんのおずぬ)という組織のボスを好演しており、その悪役ぶりが実にハマっているので十分に注目すべきだ。

それにしても忍者をメインにした内容にも関わらずなぜカンフーやソードバトルが目立つのだろうか?!一応、武器として手裏剣は活用されるが、なぜ忍術を描かないのだろうか?!

【65点】

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