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追いつめる

70年代初期、日本映画が斜陽を迎えたことによってすっかりと客足を減らしてしまった映画会社と言えば、日活と大映。その両社において、アクションや任侠モノを得意とする男臭いスターの代表が、これらのジャンルとは縁遠い松竹で男同士の対決をやってのけた!!監督は、日活アクション全盛期を支えた舛田利雄。

暴力団壊滅に全力を注ぐ神奈川県警の志田部長刑事(田宮二郎=大映代表)が浜崎組のリーダー格である青谷(睦五朗)の逮捕に向う。志田が青谷に銃口を向け、発砲しようとしたその時、かつて自身が逮捕した浜崎組の武上(渡哲也=日活代表)が調子を狂わせたことによって同僚の乗松刑事(藤竜也)を誤射してしまう。志田はこれを機に辞職するものの、浜崎組を壊滅させるべく青谷を追いつめる。

最大の見所と言えば、何と言ってもクライマックスにおける田宮と渡の壮絶な肉弾戦だ!!とにかく両者が殴る、蹴る、投げ飛ばす!!結局は、両者ともに倒れ込んでしまう。この時の両者の汗で脂ぎった顔、眉間にシワを寄せて苦痛に歪む表情が非常に印象深い。私はコレを男同士の情熱的なバトルであったことが証明されたシーンだと言いたいのだ!!大映代表と日活代表の激闘は、今観ても珍味で興味深い上、今となっては誠に貴重なシーンであることを実感させられた次第だ!!

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