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高原児

工事現場の射撃大会で優勝した若き現場監督の岬健次(小林旭)は、好意を寄せている看護士の伸子(浅丘ルリ子)から弟の牧場がピンチに陥っていると聞いて大分へ帰郷。伸子の兄・五郎は七年前のある事件で失踪し、この真相を探るべく五郎になりすました健次は、やがて高山牧場オーナー(二本柳寛)と観光建設会社の花田(金子信雄)によるスズラン牧場を巡る陰謀に立ち向かうのであった。

射撃の腕前、ギターを弾きながら歌う、殴る蹴るの格闘アクションというようにアキラのスター性を全面に押し出しているが、アキラ以上に存在感があるように思えるのは、郷鍈治扮するクレージー・ゲーンだ。黒ずくめのガンマン衣装に身を包んだゲーンは、本場ウエスタンの悪役ガンマンそのもの。ゲーンと健次のライバル心剥き出しの射撃腕試し、後に芽生える男同士の友情も見逃せない。

舞台である大分の緑いっぱいの大自然で印象深いアクションが繰り広げられる。まずは、馬に乗った健次がムチをビシビシと叩きつけて追ってくる敵連中を痛めつけ、馬から飛び降りてさらに殴って蹴って撃退。次は花田から“装い五郎”の健次を五郎本人なのかを試すべくジープを100キロで走行させるが、敵連中のトラックが突然現れたために急斜面の山道からジープが転落(当然、健次は助かる)、クライマックスは花田・高山連合軍の人質となった五郎の嫁、息子、伸子を救出するべく健次とゲーンが牧場内で繰り広げる大銃撃戦。本場ウエスタンを意識したこれらのアクションこそ日活無国籍アクションの持ち味であり、観ていて普通に楽しめるのだからよろしい!!

明かされる七年前の真相、花田が健次を殺すべく三人の殺し屋を採用するシーンのコミカルさ、本作がデビュー作となる高橋英樹の演技(出番は序盤だけ)も注目すべきポイントなのである。

高原児 [DVD]

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