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2010年9月

『大激闘マッドポリス’80』、CSにて再々放映!!

10月2日深夜一時、CSファミリー劇場にて、あの伝説のカルト的B級ポリス・アクションがスタート!!

その名も、『大激闘マッドポリス’80』!!

これは、1980年4月8日から同年7月22日まで、日本テレビ系火曜夜9時に放映されていた。

日テレ火9ドラマ…石原軍団の『大都会』三部作、加山雄三の『大追跡』、松田優作の『探偵物語』といった男臭さ、そして何よりもハードなアクションが満喫できる刑事、探偵ドラマが放映されていた。『探偵物語』の後継番組として放映された『大激闘』は、この枠の中ではかなり異色でいわく付きのドラマとして一部の刑事ドラマ、アクション映画好きに語り継がれているのだ!!

内容は、マッドポリス=MPと巨大犯罪組織“ジャパン・マフィア”との壮絶なバトルを描くという単純明快なモノ!!

MPの実質的リーダー氷室健一に扮するのは、渡瀬恒彦。そう、渡哲也の実弟だ!!兄・渡は日テレ火9ドラマのこれまた伝説的名作である『大都会』三部作に主演していたが、『大激闘』放映時は、テレ朝の日曜夜8時に放映されていた言わずと知れた『西部警察』に出演していた。ようは、渡&渡瀬ブラザーズがTVの中で拳銃ブッ放したり人をボコボコに殴り痛めつけたりと大暴れしていたのだ!!

脇を固める役者陣もこれまたある意味で素晴らしい!!まずは、MPのサブリーダー格であるムラさんこと村松兵助役に梅宮辰夫!!ここまではまぁ良しとしよう!!とどめは、東映ピラニア軍団の片桐竜次に志賀勝だ!!悪役の二人が刑事役なのだ!!特に志賀勝の刑事役、どうみてもヤクザにしか見えない!!その上に巻き舌調の大阪弁ときたもんだから強烈だ!!

そんな東映映画『不良番長』のキャストが刑事に生まれ変わってTVドラマ界に殴り込んだかのような作品だ!!

当時の宣伝文句が「10秒に一発撃ち、一分にひとりの犯人が死ぬ」ということで、作風は極めてバイオレンス色が強い。その上にアクション演出も爆破、銃撃戦、カーチェイスといったアクション映画に必要な三要素が兼ね備えられていた荒唐無稽丸出しのハード・アクションが堪能できる。

だが、バイオレンス色が問題となった上に視聴率も低迷気味だったため、路線変更をはじめとするテコ入れを余儀なくされ、16話「人間狩り」をもって『大激闘』は一旦完結したが、翌週より『特命刑事』名義で復活!!しかも、地味シブ系刑事ドラマ『特捜最前線』降板直後の櫻木健一、未だに謎の役者である山岡健の新メンバーが加入し、ソフトタッチなポリス・アクションとしてだ!!

『大激闘』と『特命刑事』、合わせて全26話。キャスト、内容、低視聴率…すべてにおいてB級!!でも面白さに関しては、面白いB級アクション映画と呼ぶに相応しいと断言したい!!現在の日本映画、TVドラマには、こんな狂った面白さを満喫できるような作品が作れないからね~!!

『特命刑事』の後継番組である勝新太郎主演、監督、脚本のポリス・アクション『警視-K』も『大激闘』に続いてカルト的作品となってしまったのだ!!

個人的には、オカマ役で出演した唐沢寿明を入念にチェックしたい!!

ちなみに、私が初めて『大激闘』を観たのは、16歳=高一の頃!!神戸サンテレビの午前中の再放送をビデオ録画し、学校が終わるとダッシュでチャリを走らせて帰宅し、コレを観ていたのだ!!あれから、12年後に再び観られるとは…!!DVDに保存します!!

これを機に、再び当ブログのタイトルを再び変更します!!「大発狂!マッドシネマ-映画天国-」(『大激闘マッドポリス』をテキトーにモジった+TBS土曜夕方の名番組『料理天国』をパクった)と「男たちの日常アクション劇場」(神戸サンテレビ「日曜アクション劇場」を意識)をミックスさせ、より『大激闘マッドポリス』に近いタイトルにしました!!『大激闘』ネタも触れていきますし、映画ネタは変わらず続けていきます!!新作はもちろん、旧作洋画B級アクション、プログラムピクチャー全盛期の邦画アクションがメインとなっていくことでしょう…。

「大激闘 マッドポリス’80」ミュージックファイル

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『西部警察PART-Ⅱ』 第27話「傷だらけの天使」

昨月の六度目の薬物使用で逮捕された清水健太郎に続いて田代まさしが薬物で三度目の逮捕!!

ということで、薬物の恐怖を改めて理解しようと思い、『西部警察PART-Ⅱ』第27話「傷だらけの天使」を観た…。

ゲストは、当時はトップアイドルだった松本伊代!!しかも、敵の罠にハメられてヘロイン中毒になってしまうという役柄!!当時の伊代ファン、コレを観てどう思ったのか…?!アイドルにシャブ中役をやらせるのもスゴいと思うが、当時のファン、若者の中には、シャブ中伊代を観て「薬物には絶対に手を出さない!!」と心に誓った者もいたのでは…アイドルがシャブってことで、一昨年、かつてのトップアイドル“のりピー”こと酒井法子が覚醒剤で逮捕を想起してしまった!!

とにかくこの回、メインで活躍するのは、なんと!!高城淳一扮する佐川係長!!

佐川係長メインの回って、これっきりなのだ!!佐川の前任だった二宮係長(庄司永建)は、勇退編を含んで三回あったが…。佐川係長が現場に出向くこと自体が珍しいが、ライフル銃で足首を撃たれてしまったり、いつもは大門以下の部下を“君付け”で呼んでいるが、珍しいことに沖田刑事(三浦友和)を「オキ!!」とニックネームで呼ぶシーンも観られてなんか新鮮味を感じてしまったりと…。

見せ場のアクションは、至って地味!!序盤でちょいと銃撃戦があるのみ…。まぁ、前回(第26話「北都の叫び-カムバック・サーモン!-」=全国縦断ロケ第三弾、北海道編)がド派手なアクション満載だったもので…。

アクション控えめな分、シャブ中伊代と大門(渡哲也)の凄まじいシーン(大袈裟!!)が見せ場となる!!禁断症状に苦しむ伊代を大門が自宅のベッドで寝かせて押さえ込み、妹の明子に「水を持ってこい!!両手を押さえろ!!早く水を持って来い!!」と怒鳴り散らしながらも苦しむ伊代を必至に押さえ込んで無理矢理に水を飲ませようとするシーン!!しかも、部屋中に暖房を効かせて(ストーブがアップで映し出される)激アツにしてだ!!しかも大門、伊代に手首を思いっきり噛まれてるし・・・大門、「痛い!!」の一言も言わない!!当時のM男な伊代ファン、渡哲也を羨ましく思ったのでは?!「オレも噛まれてみたい~」とか言って…。とにかくこの強烈なシーン、一度観たら忘れられない名シーンだ!!『西部警察』と言えば、ド派手な爆破、カーチェイス、銃撃戦、格闘戦、バイオレンスな取調べが印象深いシーンとして語り継がれているが、こういった珍シーンこそ伝説として語り継がれても良いのではないか?!と思うのだが…。あっ、私だけかもね!!

最後は、大門が犯人をしっかりと退治してくれます!!そう、伊代をシャブ中にしてくれた憎き悪人をファンに代わって大門がやってくれました!!顔面に三発ほど、ボディーに一発喰らわすシーンを俯瞰で捉えた上にスローモーションでじっくりと魅せつけてくれるのだ!!しかも、BGMがさらに大門の活躍を盛り上げています!!ちなみに、その犯人である楠田を演じたのは藤木敬士(現・藤木孝)。

この回のもう一つの重要ポイントと言えば、豊島ひとみ扮するセブンのギター弾き語り歌手(シリーズ第一弾では、佐原健二扮する朝比奈マスターが経営する“コーナーラウンジ”の弾き語り)、矢島アイ子のラスト出演ということだ!!冒頭、セブンで送別会が開かれているが、木暮課長(石原裕次郎)、佐川係長、平尾刑事(峰竜太)は不参加…。彼女が「通り雨」を歌った後、大門が花束を手渡し、皆でグラス片手に乾杯!!

そう言えば、先述した酒井法子、大門=渡哲也と何度か共演していました!!しかも、酒井は渡を尊敬する役者の一人として挙げるほどのファン!!酒井がドラッグで逮捕されたとき、大門はどう思われたのでしょうか?!

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大暴れマドロス野郎

海洋アクションを得意とする山崎徳次郎監督が初めて和田浩治とタッグを組んで撮りあげたアクション作品。

タグボートの船員=タグマンの五郎(和田浩治)の父・荘太郎(清水将夫)はガン研究の第一人者だった。だが、アメリカに向う途中の飛行機で謎の死を遂げてしまう。彼が遺した資料を持った五郎を助手の早瀬(垂水悟郎)と暗黒街のボス陳(安倍徹)が命共々狙おうとするが……。

和田浩治によるお決まりのパターンである殴る蹴るの痛快大暴れアクションが前半から中盤にかけての随所で観られる。この格闘アクションだけで無事に終わってしまうのかと思いきや、中盤を過ぎたあたりで時限爆弾が仕掛けられた船の大爆破が観られるのだ!!この爆破シーン、予想以上にダイナミックに仕上がっている。でも、現在のド派手なアクションに比べると何てこともないが、常に大人しいイメージの和田主演アクションでこんな演出が観られるとわ…と考えると良い方向で期待を裏切ってくれたことに間違いないのだ!!

本作では、後にデュエット曲の定番「銀座の恋の物語」で石原裕次郎とデュエットすることになる牧村旬子がクラブの歌手役で出演。「それはダメダメ」とかいう曲を披露するが、今聴いてみると歌詞が可笑しいがためにクスっと笑えてしまう…。

また、内田良平がいつも通り悪役かと思いきや実は刑事で陳の組織に潜り込んでいたというオチに続いて、クライマックスの和田&内田が陳と一味を相手に最後の一暴れを繰り広げるという大乱闘もなかなか盛り上がってよろしい。

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ハイローリング (VHS邦題『コンボイ・クラッシュ』)

巧妙なトラックジャック事件が相次ぎ、バイカーのレーン(ピーター・フォンダ)は、親友のトラック野郎デューク(ジェリー・リード)たちを守るべく強奪組織に挑むというお話。

カーアクション映画が量産された70年代。後半は、本作やサム・ペキンパー監督作『コンボイ』、『爆走トラック'76』といったトラックによるカーアクションが生み出された。日本でも『トラック野郎』シリーズが人気だったのだ!!

見せ場は、デュークの運転でレーンとデュークの息子タンカーが乗ったトラックを一味が襲撃するシーン。レーンが積荷であるレースカーを落っことしてコイツらを撃退するが、一味の三台の車はクラッシュしてもしぶとく追ってくる。そこで、レーンはガソリンを撒いた上に発炎筒で着火させて燃え上がったレースカーを落っことして敵の車を大爆破させる。これがなかなかの見応えがあって良いのだ!!

中盤から終盤にかけては、レーンとデュークが途中で出逢って親しくなった女トラッカーのピックアップが拉致され、デュークも一味の殺し屋ハーヴェイの銃弾を喰らって重症を負ったため、レーンが決戦に挑む。タンカーも親父の仇を取るためにトラック野郎たちに救援を求める。一致団結した野郎たちは各々トラックに乗って敵地に乗り込み、連中と大乱闘!!レーンはトラックを駆ってピックアップを乗せて突っ走るハーヴェイの車を追跡。ピックアップは助手席から、ハーヴェイは運転席から飛び出し、車は崖から落下して大爆破!!そして、レーンとハーヴェイの一気撃ち。レーンはハーヴェイからカーボーイと呼ばれているためか、このクライマックスの一気撃ちはちょいと西部劇っぽい。

雪道をはじめ、晴れ晴れしさとは一切無縁の曇った景観が多く観られるため、作品そのものに明るさが感じられない上に湿っぽいイメージが強い。

Photo

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それゆけ!ハイレグ消防隊 (未公開)

問題児のサム、長髪の偏屈野郎キース、ビール&女好きでオツムが痛いバドスキーというダメ消防士三人組が日本の自動車メーカーから防災を請け負うこととなった。そこで、人手不足ということで新たに消防士を採用することになる。結局、採用されたのは、セクシーなハイレグギャル四人だった。早速、おバカな訓練が開始されるが……。

究極におバカなセクシー・コメディー。ということで、序盤から中盤にかけては女どものパイオツがチラホラと観られる。でも、くれぐれもエロに大きな期待を抱かないこと!!本作のエロ描写なんてこの程度なのだから!!それでも、適度なお色気を振りまいていることに関しては、このような類の娯楽作品には相応しいため、全然オッケーだと言い切って良し!!

また、パイオツやアホキャラによるふざけた描写以外にも注目すべきシーンが用意されている。訓練シーンの最中に突然始まった『フルメタル・ジャケット』や『ジョーズ』のパロディーは、明らかに的外れのツッコミ所ではあるものの、あまりの脱力感を味わわせてくれるため、可笑しく思えて印象深い。また、アクション映画でないにも関わらず暴走する車が突然燃え上がって海に突っ込むシーン、クライマックスで火事になった家が豪快に大爆発したりといったアクション演出が観られる。

そして、何よりも面白いのが、おしゃべりオウムの存在だ!!このオウム、とにかく喋る喋る!!おまけにエロい!!女が腰に巻いているタオルをくちばしでずり下ろして美尻丸出し、挙句の果てには女がトイレで用を足しているところに現れてそのまま女の赤いパンティーをそのまま頂いちゃうということまでやってのける!!このエロオウム、恐るべし!!アホ消防士三人組よりも美味しいキャラであること間違いなしだ!!

チャールス・ワイナー監督の「面白い作品を作りたい」という努力だけは伺える。でも、「その努力が活かされているのか?」というと、はっきり言ってNOだ!!でも、私はこんなユルユルのおバカ作品を気に入ってしまった・・・。

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広島仁義 人質奪回作戦

東映実録路線も終盤に差し掛かった頃に製作された作品。牧口雄二監督のヤクザ映画は、本作のみなのである。

関東同志会の広島進出を撃退した各暴力団組織。この事件で殺人罪に問われ八年の刑に服した大西組幹部の神野(松方弘樹)は出所後、組織を維持しようとする義兄の北条(小林旭)、柏木(地井武男)率いる旭グループの総会屋となった沖本(室田日出男)と手を組んで新たなるスタートを切り出した。だが、資金源である大手企業の東京汽船の裏金利ルートをめぐって激しく対立することとなり、肉親同士の血で血を洗うバトルへと発展する。

『仁義なき戦い』シリーズで定着したと言っても過言ではない広島ヤクザ、酒井哲によるナレーション、スチール処理からは実録路線らしさを醸し出している。だが、随所に観られる神野と妻の涼子(中島ゆたか)のメロドラマ風味の描写が異色感を増大させ、実録路線ならではのギラギラとした情熱、殺伐としたムードを抑制させているようにも思える。

柏木の車に仕掛けられた時限爆弾による爆破、総会屋たちの株主総会大乱闘、当時の外国アクション映画の流行りでもあったカーアクションを少し取り入れたこと、神野がショットガンを武器にたった一人で竹森(夏八木勲)たちに立ち向かうが撃ちのめされて壮絶な死を遂げるクライマックスといった印象に残るような見せ場作りは、なかなかよろしい。

ちなみに松方弘樹は、本作の一年前に作られた総会屋ネタがメインの異色ヤクザ映画『暴力金脈』で主役として一匹狼総会屋を演じ、大いに暴れ回った。

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