« 『大激闘 マッドポリス’80』 第8話「破壊」 | トップページ | やくざ番外地 抹殺 »

やくざ番外地

丹波哲郎がヤクザ映画に本格的に挑戦した作品で、監督は西村昭五郎。

東京・多摩を縄張りとする高瀬組を傘下にしようとする野見組。そこの大幹部である村木(丹波哲郎)が地元の愚連隊をまとめた血生会を発足させ、高瀬組の縄張りを荒らすが…。

丹波をはじめ、高宮敬二、小畠絹子と新東宝出身スターが顔を揃えているのもポイントであり、新東宝と日活のコラボっぽいキャスティングが異色!!そこに佐藤慶も顔を揃えているのだ!!

村木は自身がヤクザ稼業まっしぐらということで妹の冴子(山本陽子)には散々苦労をかけたが、かなりの妹思いで今度こそ幸せにしたいと強く思っている。だが、村木が自宅に敵である高瀬組跡目の信司(長谷川昭夫)が詰めた指の瓶詰めを冴子にバレたことをきっかけに兄妹仲が急変。冴子は兄を激しく憎み、信司と親密な関係になってしまう。やがて、冴子は暴力団抗争の巻き添いを喰らうハメに…。ヤクザの兄貴が妹にもたらした不幸というドラマが強調されている感がある。

アクションや痛々しいバイオレンスを忘れることなく用意されているのが何よりも良い。中でも愚連隊に毛が生えたような血生会が高瀬組に挑むシーンは第一の見せ場であり、大勢でドスを振り回して斬りかかる上にライフルによる銃撃…という具合に今となっては平凡に思えるものの見応えバツグンで当時としては大掛かりなアクションだったのであろうと思える。

村木が死地に向うべく単身で殴り込むクライマックスも目新しいモノではないが、バイオレンス・アクションとしてはよろしい!!

日活ニューアクション全盛期に作られた本作。主演の丹波や愚連隊上りのチンピラヤクザが破滅の一途を辿るサマは、ニューアクションの影響を少なからず受けているのではないか?!と思えた…。

|

« 『大激闘 マッドポリス’80』 第8話「破壊」 | トップページ | やくざ番外地 抹殺 »

日本映画 や行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/64198/37797607

この記事へのトラックバック一覧です: やくざ番外地:

« 『大激闘 マッドポリス’80』 第8話「破壊」 | トップページ | やくざ番外地 抹殺 »