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東京流れ者

川内康範の原作を映像化した歌謡アクションの傑作であると同時に、鈴木清順監督作品の中でも未だにカルト的人気を誇っている。

ヤクザ稼業から足を洗った“不死鳥の哲”こと哲也(渡哲也)が東京を追われてしまってからは、再びヤクザ同士の抗争に巻き込まれてしまい、戦いを余儀なくされる。結局は東京に舞い戻ったものの、親分に裏切られていたことを知るハメに…。よくありがちなお話だ!!

東京=ハードボイルド・アクション、新潟=任侠ヤクザ、長崎=コメディー、再びハードボイルド東京…舞台が変わると同時に作風も変わってしまうというオムニバス風味の構成がユニーク。でも、各々の舞台で共通するのはミュージカルテイストだ!!渡哲也が歌う同名主題歌がしっかりと場面を盛り上げてくれるのだ!!

ストーリーが進展するにつれてアクションも面白さを増していく。新潟でのヤクザ殴りこみ大銃撃戦、長崎でのキャバレーのセットを大胆にブッ壊しながらもドタバタ風味の笑いが味わえる大乱闘アクション、哲が再び東京に舞い戻って繰り広げるアクロバティックな銃撃戦…ユニークな見せ場として仕上がったこれらのアクションシーンは、ケレン味たっぷりで実に面白い!!

照明が生み出す色彩美をはじめとする演出が、作品の世界観により一層の魅惑感とコジャレたスタイリッシュなムードを醸成させている。清順ならではの映像作りに酔いしれてしまう。

デビュー二年後の渡哲也がぶっきらぼうなイメージを発揮させて不死鳥の哲を好演!!清純派のイメージでヒロインを演じた松原智恵子、哲を助けるヤクザとして中盤あたりで登場する二谷英明、執拗に哲を追い回すヤクザを演じた川地民夫…脇を固めるキャストの個性もしっかりと描かれているのもよろしい。それにしても、二谷が登場するシーンで流れる挿入曲「男のエレジー」…二谷の歌声がちょいとアレだが、そこはあまり言わないほうが良い!!

ラストシーンの「流れ者には女はいらねぇんだ…」という渡のキザなセリフがたまらない!!

東京流れ者 [DVD]

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