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2010年12月

『大激闘 マッドポリス’80』 第11話「爆殺マシーン」

『大激闘 マッドポリス’80』第11話「爆殺マシーン」を観た…。監督は、野田幸男!!

今回は、芹沢から“キューリ”呼ばわりされている原田(中西良太)がメインで活躍。

ジャパン・マフィアによる贋ドル紙幣偽造工場を嗅ぎつけた原田は、深追いし過ぎて囚われてしまった。オマケに薬物を注射されて洗脳されてしまったのだ!!「マッドポリスはお前の敵だ・・・殺せ!!」と命じられ、ダイナマイトを持った“爆殺マシーン”となった原田…。原田がヤクを打たれる前に想像していた自身の仲間襲撃(マイトで事務所内爆破&MPメンバー射殺)を実現させてしまったが、メンバーだけは撃ち殺さずに事務所内爆破(MPメンバーは机の後ろに避難&悠子はスーパーに買出しから帰って来たところ)だけで収まった!!

クライマックスは船上での大銃撃戦!!原田が自身を洗脳して利用してくれた過激派あがりの連続企業爆破犯の沢木(椎谷建治)を射殺して復讐を果たし、氷室(渡瀬恒彦)は今回の黒幕である仙波(小笠原弘)を射殺して解決!!

クライマックスの見せ場や事務所爆破も印象深かったが、冒頭のバイクアクションや悠子(堀川まゆみ)のピンク色のラメ入りつなぎも要注目モノ!!

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シュロック

後に『ブルース・ブラザース』や『狼男アメリカン』、『ビバリーヒルズ・コップ3』といった大ヒット作品を世に送り出したり、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVを演出したジョン・ランディス監督の初監督作品。しかも、『地底の原始人・キングゴリラ』から着想を得たとのことだ!!

カリフォルニアのある街で大量殺人事件が発生。現場に遺されていたのは、バナナの皮?!その犯人は、なんと、人間と同じ大きさの類人猿シュロックだった!!この怪猿人の出没による人々のパニックぶりをパロディーを取り入れたりして面白可笑しく、さらにモンスター映画らしさも持続させて描く。

シュロックの中身はランディス監督自身。特殊メイクを手懸けたのは、後に様々な作品でメイクを手懸けていくリック・ベイカー。

シュロックが人を投げ飛ばしたり、車のパーツを外して壊したり…といった怪力ぶりや高所から飛び降りてもビクともしないという凄まじさは驚愕モノ!!見た目はホントに単なるゴリラみたいなのに何故だ?!

そんなシュロックも子供には優しかったり(野球している子供を抱えて遠くの家庭のプールに投げ飛ばすシーンはあったが…)、民家に侵入して紙パックの牛乳1リットルを飲んだりケーキ屋からケーキを盗んで食ったり(女の子二人や黒い犬と食べさしあったり)、映画館で映画鑑賞する模様をコミカルに描く。シュロックの怖さと可笑しさの対比が妙味でもある!!

ランディス監督&ベイカー特殊メイクのコンビが手懸けたマイケル・ジャクソンの「スリラー」PVで、マイケルが狼男に変身する映画を観ていたマイケルが女と映画館から出た際、その映画館に本作のポスターが貼られているのだ!!よく観たらわかる!!シュロックが女を抱きかかえたポスター(日本版ビデオのパッケージの表紙もコレ)だ!!

緑色の怪物シュレックは有名だが、ゴリラ風怪物シュロックはカルト的存在…。

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殴り込みライダー部隊(VHS邦題『フリーク・ファイター /戦場のダーティ・ヒーロー』)

60年代に量産されたバイカー映画と戦争映画がミックスされた痛快アクション作品。監督はジャック・スターレットで主演はウィリアム・スミスとバイカー映画お馴染みコンビ。

CIA局員を救出するべくベトナム戦地に送り込まれた五人組の暴走族“ヘルズ・エンジェルス”が活躍するというお話。

冒頭からマシンガンをブッ放してメッタ撃ち、砲撃による爆破といった派手なシーンが観られる。その後は、バイカー映画ならではの走行シーン、チョイとした曲芸乗りが観られる。中盤を過ぎたあたりから戦争映画ならではのド派手な物量アクション展開される。盛大な爆破シーンやジャンプするバイク、銃撃戦は見応えはあるが、大作系戦争映画のような出来栄えではなく、あくまでもB級ミリタリー・アクションと呼ぶに相応しい出来栄えだ!!

本作が異色のバイカー映画と言われるのは、バイクがハーレーではなくて日本製のモノやマシンガン搭載の武装バイクの登場、バイカー映画に必要不可欠なロック音楽は酒場でのダンスシーンにて一曲のみ使用であとは平和と愛を強調したゆったりとした音楽だけ、ロケ地のベトナムの風景…といったところにあるのだ!!

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学生<セイガク>やくざ

実録ヤクザ路線真っ只中の東映によるヤンキー+任侠にカラテ・アクションを少々という感じのアクション映画。

まずは、主演の渡瀬恒彦のルックスがインパクト大!!学ランに山高帽、片手にステッキ…思わず「なんじゃそれ?!」とツッコミを入れたくなってしまうほどだ!!オマケに、学ランの下はさらに空手着だ!!まぁ、今どきこんなヤンキー学生は見かけないが、当時でもこんなヤンキーって見かけなかったことだろう…と思うのだ。でも、これだけでも面白可笑しさを堪能できるので良しだ!!

見せ場のアクションも前半、中盤、後半にしっかりと振り分けて描いており、飽きさせない作りとなっている。中盤過ぎでは警官たちも加勢してバトルはヒートアップする。労働者による暴動で有名な釜ケ崎(あいりん地区)が舞台ということもあって、この見せ場は釜ケ崎の特色を活かせたバトル・アクションとも捉えることができるのだ!!

クライマックスは、渡瀬と菅原文太が壮絶な殴り込みを繰り広げる。本作では脇役で出番も少ない文太も最後は良いところをしっかりと見せつけてくれる!実際に空手二段の渡瀬による格闘アクションも凄まじい。目潰しを喰らわせた上に大流血させるというバイオレンス度も高まり、最高潮に達したのだ!!当時、『仁義なき戦い』シリーズ等で既にスーツ姿の現代ヤクザのイメージが強かった文太が久々に着流し姿の侠客を演じ、これに驚かれた方もいたのでは…?!

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ダイヤモンドの犬たち

南アフリカのダイヤモンド・シンジケートの地下金庫を狙う五人組の仲間に入った元傭兵で警備担当のブラッドリー(ピーター・フォンダ)が、自身の上司ウェブ(テリー・サヴァラス)らと壮絶なバトルを繰り広げるというお話。

前半で二度の爆破アクションが観られる。まずは、現地の地質学者とそのお連れが離陸させたジェット機の爆破だ!!でも、これが派手でも地味でもないごく普通の爆破で、続いて二度目の爆破は上空を飛ぶヘリで、炎がスクリーンいっぱに広がってまずまずの迫力を感じさせてとりあえず良しとする。

その後は、これといったアクション演出は観られなくなるが、ブラッドリーらが厳重警備が施された集積所に突撃してからは、本領を最大限に発揮するのだ!!バイオレンス風味の効いた銃撃戦、数回の爆破シーンに車の横転…といったアクションがクライマックスまで連続するのだ!!

とにかく、中盤からクライマックスにかけてが面白い本作。それまでの凡庸なシーンが非常に惜しいと思えるが、これを文句を言わずに観たあとは、面白さを十分に味わえるのだ!!

アクション以外では、スクリーンから感じられる大砂漠のサラサラ感、スキンヘッドにグラサンのコワモテな風貌が印象的なウェブにスカートを引き剥がされてパンティ丸出しになるブラッドリーの愛人クレア(モード・アダムス)が忘れられない。

Photo

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さすらいの一匹狼

銀行に大金を運搬する護送馬車がメキシコ系盗賊団の襲撃から守ることを請け負った賞金稼ぎハンク・フェローズ(クレイグ・ヒル)が、弟を殺害したケネベック(ジョージ・マーティン)率いる盗賊団に復讐を挑む…というお話のマカロニ・ウエスタンで監督は、トニーノ・ヴァレリ。

ハンクはスコープ付きのライフル銃を携帯しており、この銃を使ったガン・ファイトやマカロニ・ウエスタンならではのアクションが見所となる。

特に後半部で観られる橋をダイナマイトで大爆破させた直後に盗賊団が護送馬車を襲撃するシーンは圧巻だ!!騒々しい大銃撃戦、落馬の連続、撃たれた者が高所から転落…本作のアクションシーンの中では一番盛り上がる見せ場であり、威勢の良さを感じさせてくれるのだ!!クライマックスは、ウエスタン作品の定石通りの描き方である一対一の早撃ち勝負!!

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『大激闘 マッドポリス’80』 第10話「処刑儀式」

『大激闘マッドポリス’80』第10話「処刑儀式」を観た。監督は、野田幸男。

名和宏扮するJM傘下の総会屋・吹上が栄光商事乗っ取りを画策。芹沢(志賀勝)と原田(中西良太)が総会屋見習いに、悠子(堀川まゆみ)は吹上行きつけのクラブのホステスに各々扮して吹上の身辺を探ろうとするが…。

女装趣味のある吹上のボディーガード的存在に二人のオカマ!!マッドポリスであることがバレた芹沢と原田がオカマ二人にハイキックを喰らい、JM私設刑務所の鉄格子に監禁されてしまうのだ!!悠子もオカマに捉えられてしまうが…。

車ぶつけ合いのカーアクション、お馴染みの大銃撃戦といったアクションが展開されて面白いが、何よりも特筆したいのは、後半の秘密パーティー=拉致された栄光商事の木田社長(嵯峨善兵)の処刑儀式のシーンが強烈に妖しげで悪趣味感を存分に味わわせるのだ!!ちなみに、このシーンであの有名な唐沢寿明がエキストラで出演していたらしいが…。オカマ二人が歌うピーターのヒット曲「夜と朝のあいだに」からして相当ヤバかった~!!でも、マッドポリスたちが登場してからは、悪趣味とバイオレンス・アクションがミックスされてB級アクションの世界観を大いに盛り上げたのである!!

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『江戸川乱歩「吸血鬼」より氷柱の美女』

『土曜ワイド劇場』内で放映された人気サスペンス・シリーズ『江戸川乱歩の美女』シリーズの記念すべき第一弾。

名探偵・明智小五郎に扮するのは、お馴染みの天知茂!!記念すべき第一弾の美女・倭文子を三ツ矢歌子が演じる。新東宝映画の男女スターの競演、新東宝の代名詞“エロ・グロ・ナンセンス”風味の描写が味わえるが、監督は日活アクション映画の黄金期を彩った井上梅次なのだ!!

シリーズならではの裸体をはじめ、顔面ボコボコのキモい怪人(そんな仮面を被っている)が強烈なインパクトを与えてくれるのだ!!怪人顔面ボコが倭文子を執拗に苦しめまくり、その上に服を脱がせて背中を舐めてみたり、乳房をむさぼりついたりときたもんだから、とてもサディスティックな印象を抱いてしまった!!

この第一弾には、荒井注扮する浪越警部はいない!!また、明智の助手である小林を第一弾のみ大和田獏が演じていたりと、これはこれで貴重だとも思える!!

推理サスペンス・ドラマであるが、古典的ホラー作品のテイストも味わえ、濃密なTV映画という感じで楽しめるのが素晴らしきポイントだ!!

江戸川乱歩「吸血鬼」より 氷柱の美女 [DVD]

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ダイナマイト娘 (未公開、TV邦題『(秘)ダイナマイト桃尻娘』)

70年代プレイメイトのクローディア・ジェニングス扮する脱獄女囚キャンディとジョスリン・ジョーンズ扮する銀行解雇女エリー・ジョーがダイナマイトで脅して次々と銀行強盗を重ねていく…という内容の低予算B級セクシー・アクション。監督は、後の『がんばれ!ベアーズ特訓中』を撮り、現在でもTVドラマを手懸けているマイケル・プレスマン。

パトカー爆破、70年代アクション映画の流行りでもあったカーチェイス、美乳曝け出し…この手の作品に相応しい娯楽性をしっかりと描いたことは、大いによろしいことだ!!特にクライマックスのパトカー三台大爆破はなかなか見応えがあったため、上出来な方だと言い切りたい!!

中盤でのスーパー強盗の際にコソ泥兄やんを逃亡の道連れにし、しばらく三人で銀行を襲撃していく。エリー・ジョーと兄やんが親密になってしまうが、兄やんは警官二人のショットガン攻撃でメッタ撃ちにされてしまうのだ!!このメッタ撃ち、なかなか見応えがあって良いが、これをスローモーションで見せていたら、もっと良いシーンになっていただろう…とも思えた!!

笑えるシーンとして印象深いのは、スピード違反でキャンディとエリー・ジョーを捕らえた警官が無線連絡の際に「童貞が女二人捕まえた」とからかわれ、「やってやるぜ!!」と言ってエリー・ジョーと茂みに入って性行為に及ぼうとするが、キャンディにハメられてしまって結局は何も出来ず!!しかも、ズボンを下ろしたままの姿で木に縛られ、目の前に置かれたダイナマイトに「どけてくれ!!」と大騒ぎするが、マイトは不発…。そんなマヌケで情けない警官、良い!!

これぞグラインドハウス的作品!!意外な拾いモノだ!!

 ダイナマイト娘

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実録外伝 大阪電撃作戦

大阪・生野やミナミ界隈で勢力を拡大していた愚連隊の連合組織・明友会と三代目山口組の抗争事件=明友会事件をモデルにした東映実録路線の過渡期にあたる傑作。監督は、中島貞夫。

松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、小林旭、丹波哲郎、成田三樹夫、伊吹吾郎といった東映実録作品常連スターに加え、若き石橋蓮司、松方の実弟・目黒祐樹、ピラニア軍団の面々、にっかつロマンポルノ女優の片桐夕子といった豪華異色のスター競演が魅力的。なおかつ、アクションやバイオレンスを前面に押し出して描かれる。

序盤、ボクシングの試合が途中からヤクザバトルロイヤル戦と化し、松方と渡瀬が激しく乱闘!!日を改めて二人がまたもやリング上(次は、ジム内のリングで…)で激突する。しかも、両者ともグローブを装着してだ!!これも、殴り合いだけのボクシングっぽいモノから始まり、結局は現代で言うところの総合格闘技=バーリトゥード風のモノへとヒートアップしてしまうのだ!!渡瀬恒彦、勢いだけの大振りパンチが原因で松方にやられてしまったのだ!!

ヤクザ映画ならではのエネルギッシュなバイオレンス・テイストが炸裂する銃撃シーンはもちろん、当時の娯楽アクション映画の流行でもあったカーアクションを取り入れたり、終盤のポンコツ置き場での決着では横転した車の爆破シーンが観られたりとアクション映画としての面白さは十分に味わえるのが何よりも良いことなのだ!!

スナックのちゃんネェの服を脱がした上にビールをブッかけて“わかめ酒”を愉しんだ川谷拓三が雨の中にボコられたり、人間ドラム缶炊き状態で顔面真っ黒の片桐竜次が女々しい声で「なんでもしゃべりますぅ~」、手の甲にアイスピックを突き刺された成瀬正孝…“いつもやられる”存在であるピラニア軍団の凄惨な姿、やはり印象深い!!

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実録外伝 大阪電撃作戦
提供東映株式会社
提供:@niftyコンテンツ

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弾痕

加山雄三が『狙撃』に続いてスナイパー役に扮した東宝ニューアクション。監督は黒澤明門下で後に『日本沈没』や『八甲田山』をヒットさせる森谷司郎で、脚本は『狙撃』に続いて日活ニューアクションやTVアクション・ドラマでお馴染みの永原秀一。

加山の役は、滝村憲という米諜報局のスパイで狙撃の腕前は一流のスナイパー。『若大将』シリーズでお馴染みの陽気なイメージとは全く異なる寡黙でニヒルなキャラクターぶりは、『狙撃』同様。眉間に皺を寄せた表情…シブ味が漂って男臭い!!

メインタイトルの直前で観られるヘリに乗った滝村が車を狙撃して崖から落下、快速艇での銃撃、二台の車が爆破して火達磨になった者たちをさらに射殺、殺風景な埋立地でジープに乗った佐藤慶を射殺、クライマックスの滝村メッタ撃ち…と言った見せ場は派手さは感じられないものの、強烈なインパクトで観る者に印象付けるのだ!!

他にも、中国人亡命者役の岸田森が超音波を発する室内で拷問を喰らって鼻の片穴から鼻血がタラ~+ヨダレもダラ~、おまけに汗びっしょりで怪演するシーン、フォーク歌手の高石友也が「死んだ男の残したものは」をフォークギター弾き語り熱唱、麻生雅子扮するTVリポーターによる味噌汁に関する街頭インタビュー…といったシーンも忘れ難い!!

学生と機動隊の衝突といった安保闘争のニュース映像を使用するなど、当時の社会を反映させていることも要注目だ!!

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殺人者を消せ

石原裕次郎主演の日活アクション映画で、監督は舛田利雄。しかも、石原プロも製作に携わっているのだ!!

タイトルからは重厚なサスペンス色の強い娯楽アクションだと思えたが、実はコメディー風味の印象が強いのだ!!

裕次郎が乗っている車をその前後に分かれたダンプが挟み撃ちして圧殺しようとするが、車が右に曲がったために後続のダンプが追突して爆破したり、ベッドに仕掛けられたダイナマイトが爆発したりといった爆破アクション、裕次郎ならではの数名を蹴散らすといった格闘アクションといった見せ場は良い!!だが、爆破アクションがドアップで捉えられているため、もう少し引き気味で捉えたほうが迫力を出せたはず!!ベッドの爆破なんて、観た感じでは何が炎上したかわからなかったし…。

小池朝雄・・・珍しく悪党ではないなと安心して観ていると、最終的には悪役だった!!しかも、ちょいと屈折したような…。

それにしても、裕次郎はどんなに命を狙われても、危機が迫っても常にニコやかで怖いものなしの元気な陽キャラなのだ!!裕次郎らしさを等身大で描いているのは良いが、ポジティブ過ぎる裕次郎を観ているとあまりにも不思議に思えて…。

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やくざの墓場 くちなしの花

東映実録路線ブームの真っ只中、深作欣二監督ら『仁義なき戦い』スタッフ&キャストが作り上げた警察側と暴力団の腐敗をバイオレンス・アクション満載で描いた『県警対組織暴力』の姉妹編的作品。もちろん、監督は深作欣二。

主演は渡哲也で深作欣二とは『仁義の墓場』以来。渡は今回はヤクザ役ではなく、後にTVドラマで演じることが多くなる刑事役(本作の前に石原プロの『ゴキブリ刑事』&『ザ・ゴキブリ』もあったが)。その刑事の名は、黒岩竜。渡=黒岩と言えば、TVドラマ『大都会』三部作の黒岩頼介を連想する者も多いはず!!マル暴刑事ということに関しては、『大都会-闘いの日々-』と共通。

本作の黒岩刑事はヤクザと警察の腐敗に立ち向かうものの、射殺した女と恋愛したり、暴力団同士の結縁披露宴に出席したり、外人女とヤッてしまったり、挙句の果てには梅宮辰夫扮するヤクザ岩田と義兄弟盃を交わしてしまったり…と。さらには、元マル暴刑事たちで構成された金融ブローカーに自白作用のあるドラッグを注射されてシャブ中に!!アウトロー的な刑事役の印象が強い渡哲也が堕ちるところまで堕ちてしまった“やくざ刑事”(千葉真一主演のシリーズモノがあった)を好演!!

しかも、渡は兵庫県の淡路島出身だけに関西弁も問題なし!!角刈り+レイバンのグラサンというお馴染みのルックスの上に関西弁でまくしたてる渡哲也…イカついけど、カッコいい!!

序盤で小林稔侍と矢吹二朗のチンピラを黒岩がボッコボコにしたり、結縁披露宴の席で黒岩と岩田の大乱闘、武装したチンピラ数名が車を走らせて銃撃、中華料理店での銃撃といった深作監督お得意のバイオレンス・アクションの見せ場も飽きさせない!!

渡哲也と梶芽衣子が波打つ海岸で寝転びながら激しく抱き合ってのキスシーン、観る者に強烈なインパクトを与えること間違いなしだ!!要注目!!

副題でもある渡の代表曲(リリースされたのは、本作公開の三年前)「くちなしの花」、エンドロールで使用されている。

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