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弾痕

加山雄三が『狙撃』に続いてスナイパー役に扮した東宝ニューアクション。監督は黒澤明門下で後に『日本沈没』や『八甲田山』をヒットさせる森谷司郎で、脚本は『狙撃』に続いて日活ニューアクションやTVアクション・ドラマでお馴染みの永原秀一。

加山の役は、滝村憲という米諜報局のスパイで狙撃の腕前は一流のスナイパー。『若大将』シリーズでお馴染みの陽気なイメージとは全く異なる寡黙でニヒルなキャラクターぶりは、『狙撃』同様。眉間に皺を寄せた表情…シブ味が漂って男臭い!!

メインタイトルの直前で観られるヘリに乗った滝村が車を狙撃して崖から落下、快速艇での銃撃、二台の車が爆破して火達磨になった者たちをさらに射殺、殺風景な埋立地でジープに乗った佐藤慶を射殺、クライマックスの滝村メッタ撃ち…と言った見せ場は派手さは感じられないものの、強烈なインパクトで観る者に印象付けるのだ!!

他にも、中国人亡命者役の岸田森が超音波を発する室内で拷問を喰らって鼻の片穴から鼻血がタラ~+ヨダレもダラ~、おまけに汗びっしょりで怪演するシーン、フォーク歌手の高石友也が「死んだ男の残したものは」をフォークギター弾き語り熱唱、麻生雅子扮するTVリポーターによる味噌汁に関する街頭インタビュー…といったシーンも忘れ難い!!

学生と機動隊の衝突といった安保闘争のニュース映像を使用するなど、当時の社会を反映させていることも要注目だ!!

弾痕 [DVD]

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