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2011年1月

狼たちの影 (VHS邦題『電子の復讐者』)

70年代のパニック映画常連役者としても知られるジョージ・ケネディが主演のサスペンス・アクション。

NATO基地に務めるコンピューター技師ジョン(ジョージ・ケネディ)の家族が、同志の解放を要求するテロリストグループに惨殺される。復讐を誓ったジョンは、職場のコンピューターを駆使して連中を割り出し、追いつめようと奮闘する。

ジョージ・ケネディが巨漢なだけに彼の走る動作なんかを観ていると“重い”の一言が浮かんでやまない。だが、この巨体を活かしたパワフルさがじっくりと伝わってくるのが良い!!中盤を過ぎたあたりで敵連中の一人との格闘シーンが観られるが、このシーンこそジョージの強さが味わえるのだ!!スコップで殴られても逆にスコップの先端部が折れてしまってジョージはビクともしない。ジョージがコイツにチェーンを投げつけて巧く首に巻きつけてグルグル回し、あとはボコボコと鉄拳を連打させる…とにかくジョージが身体を張って頑張ったアクションシーンであった!!

最後の見せ場は買い物客を人質にしたスーパーマーケット篭城事件で、ジョージが車ごと店に突っ込んで大銃撃戦を繰り広げる。巨漢による動作の鈍さ+中年+単独という明らかに不利なジョージであるが、何故か見事なガン裁きで数名の敵を撃ち殺すのだ!!残る敵一人を息の根が途絶えたにも関わらず弾丸を撃ち込み、復讐は大成功!!コレでジョージの胸のつっかえも取れてスッとしただろう…と思って観ていると、ジョージは膝からガックリと崩れ落ちる。そんな姿からは愛する家族を失った上に犯罪を重ねてしまった中年男の悲哀感がじっくりと伝わってきた…。

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『特命刑事』 第一話「黄金の海底」

『特命刑事』第一話「海底の黄金」を観た。監督は野田幸男。

過激な暴力描写が悪名を高めた『大激闘マッドポリス’80』。コレを見直すということで二人の新キャラを投入し、内容もファミリー向けに変更!!こうして『大激闘』が『特命刑事』としてリニューアルされたのだ!!

新キャラは、桜木健一扮する清川と謎の役者・山岡健扮する山南。

特に桜木は本作のチョイと前までは『特捜最前線』で特命捜査課の滝二郎巡査を演じていたのだ!!そんな桜木の登板は、特命課刑事がマッドポリス加入=特命刑事っていうことなのか?!とも思えたね~!!それにしても桜木健一は『刑事くん』、『特捜最前線』、本作と三度に渡る刑事役に当時は食傷気味だったらしい!!ラストシーンにて芹沢(志賀勝)が「刑事くんとおまわりくんやってるんやないでぇ~!!」のセリフからわかるように桜木扮する清川は所詮は“刑事くん”なんだなぁ~!!MPメンバーには交番勤務やってたとか言ってたし…。

一方の山岡健…単なるお調子者で危なっかしい若者だ!!「MPに憧れていた」とか「拳銃バンバン撃ちまくりたい」とか言って…。そんな彼に芹沢のキレ風ツッコミが炸裂!!

ストーリーは、海底に眠る金塊を奪取することを目論む敵たちを氷室(渡瀬恒彦)と新人二人がスキューバー・ダイビングで追跡していく…というのが大筋。とにかく水中アドベンチャーが眼目であり、見せ場となるアクションはクライマックスの銃撃戦ぐらい!!銃撃戦も敵を撃ち殺してはいるものの従来の『大激闘』のようなバイオレンス・タッチは控えめ!!

それにしてもMPメンバー、新人二人に先輩風吹かせまくりだ!!松村(梅宮辰夫)も現場に出て撃ちまくることなく、参謀格になってしまったし…。

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『大激闘 マッドポリス’80』 第16話「人間狩り」

『大激闘 マッドポリス’80』第16話=一応最終回「人間狩り」を観た。監督は日活アクション映画黄金期を支えた舛田利雄監督だ!!

MPの若手タッグである新田(片桐竜次)と原田(中西良太)が拉致されてしまう!!それも南の島の密林に放っぽりにだ!!そこにはジャパンマフィアのヘロイン精製所があるとのこと!!連中はヘロイン密売のついでにマン・ハント=人間狩りを遂行していたのであった!!新田と原田はその標的になってしまった…というお話。

沖縄は屋久島にてロケを敢行した今作。浜田晃、成瀬正孝(当時、成瀬正)ら敵連中は迷彩服着用!!そんなヤツらが撃って撃って撃ちまくるのだ!!コレ、刑事ドラマではなくてチョイとしたミリタリーorコマンド系のB級アクションだ!!まぁ、『大激闘』そのものが刑事ドラマっぽくないからね~!!そう言えば、石原軍団の『ゴリラ警視庁捜査第8班』も今作に近い要素があったね~!!でも、刑事ドラマっぽさは『ゴリラ』の方が一枚上手だったような…。

とにかく新田&原田を救出するべく沖縄に到着した氷室(渡瀬恒彦)らMPとJMが繰り広げる銃撃戦…いいね!!しかも、実弾使用!!と来たモンだからそれはそれでスゴい!!

他は、浜田晃と情婦とのチョイとエロっぽいラブシーンが描かれるもののバスト等を曝け出したりといったことをせずにエロスを感じさせるという小林旭の『女の警察』シリーズ風の描写、射撃練習場で中田博久の両腕を容赦なく撃ち抜く渡瀬恒彦…といったシーンが見モノだな!!

過激なバイオレンスが原因で良心のある視聴者からは新聞の投書欄に苦情を寄せつけたり、視聴率も低迷気味…ということで『大激闘』は今作をもって一応完結したのだ!!JM=ジャパン・マフィアも壊滅したとのことだが、首領の三田村(島田正吾)とその右腕的存在の富樫(仲谷昇)は登場しなかったし、壊滅する状態を描かずにナレーションのみでサラっと流してしまったのだ!!

だが、そう簡単には終わらないのであった!!次回より『特命刑事』と改題し、新キャラ二人(櫻木健一&謎の役者・山岡健)を投入して心機一転の再スタートだ!!

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夜霧の慕情

石原裕次郎のムード・アクション作品で監督は、松尾昭典。松竹女優の桑野みゆきが日活初登場で裕次郎との初競演が見モノ。

裕次郎扮する暴力団・東陽会の幹部である堀部が服役中の親分・中根(芦田伸介)の情婦・亜紀(桑野みゆき)と深い関係になる。だが、堀部の兄貴分で親分不在中の組織を仕切る相良(宍戸錠)が敵対する旭会の親分と手を組んで出所した親分を殺害。堀部が単独で相楽らに復讐に挑む…というお話。

裕次郎と桑野の共演を中心に描く…というムード・アクションのムードの部分を強調している感が強い。

コレによってアクションやヤクザ映画らしいシーンはかなり控えめなのである!!

中盤の裕次郎がチンピラ連中の襲撃に抵抗するも負傷してダウン、終盤近くの宍戸錠がドスで芦田伸介をメッタ刺し、クライマックスで裕次郎が宍戸錠らと激闘、ラストシーンで空港前で裕次郎が数発の弾丸を喰らって絶命…裕次郎映画の定石通りのアクションやバイオレンスなのだ!!

梶芽衣子扮する花屋の娘と藤竜也扮する大学生の婚約を祝う裕次郎が、今は堅気となって飲み屋を営む元子分の桂小金治の店で祝福するシーンにてバーブ佐竹がギターを弾きながら歌う曲は「俺は泣きたい」!!

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『大激闘 マッドポリス’80』第15話「005便で来た狙撃者」

『大激闘 マッドポリス’80』第15話「005便で来た狙撃者(スナイパー)」を観た。監督は前回同様に田中秀夫!!

MPキャップ氷室(渡瀬恒彦)を暗殺するべくJMが“ダンヒル”ことテツ宮路(岩城滉一)という凄腕狙撃者を雇用!!氷室とダンヒルの激闘の火蓋が切って落とされたのだ!!

岩城が硬軟を見事に演じ分けたのだ!!最初はアメリカ帰りのギタリストということでヒッピー風の軽ノリなキャラだったが、途中からクールなスナイパーキャラとしてその正体を明かすのだ!!

パトカー五台のカーチェイスは、当時のアクション系刑事ドラマ(やはり『大都会PARTⅢ』や『西部警察』)らしさを匂わせてくれたが、派手さは控えめ!!チョイとぶつけ合う程度でクラッシュや横転といった破壊的迫力をしっかりと描いていれば面白さはグッと引き出せていたはずだ!!

あとは、ラジコンヘリに仕組まれた爆弾による建設事務所爆破!!今回の優れたアクション演出と言えば、やはりコレぐらいだ!!

最後は大井競馬場での氷室とダンヒルの決闘となる!!が、その前にMPメンバーとJM配下戦闘部員との銃撃戦が観られる。コレも以前に描かれた大殺戮系ではなく、やはり『大都会』や『西部警察』で観られがちだった野球場でのチョイとした銃撃戦に近い出来栄え!!

とにかく今回は、無難なB級アクション…という感じの出来栄えだった!!

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『ゴキブリ刑事』&『ザ・ゴキブリ』待望のDVDリリース!!

石原プロが誇るTV刑事ドラマ『大都会』の黒岩頼介刑事&『西部警察』の大門圭介刑事の原点とも言える渡哲也扮する鳴神涼刑事がアウトロー丸出しで大暴れするポリス・アクション映画『ゴキブリ刑事』とその続編『ザ・ゴキブリ』が待望のDVDリリース決定!!両作品とも発売日は4月22日!!

水道水で作ったコーヒーを飲む鳴神(『ゴキブリ刑事』)、ラブホの回転ベッドで日活ロマンポルノ女優の梢ひとみと片腕ヤクザ親分の安倍徹が互いに全裸で抱き合っているところを容赦なく撃ち殺す鳴神(『ザ・ゴキブリ』)…ついにDVDで観られる機会が訪れるのだ!!

こうなったら、両作と同じく東宝&石原プロ製作のプログラム・ピクチャーも是非ともリリースして頂きたい!!石原裕次郎&渡哲也が成田三樹夫に挑む『反逆の報酬』、裕次郎がヒゲヅラの『影狩り』&『影狩り ほえろ大砲』も!!特に『影狩り』二部作は過去にVHSすらリリースされていなかったので、何としてでもDVD化だけは実現させて頂きたいもんだ!!

『大都会』&『西部警察』ファン、石原軍団ファンは即買いだ!!

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『大激闘 マッドポリス’80』 第14話「ハンター・キラー」

『大激闘 マッドポリス’80』第14話「ハンター・キラー」を観た。サブタイトル…『宇宙刑事ギャバン』に出てきた悪役キャラと同じかよ!!ちなみに今回の監督=田中秀夫は、後に『宇宙刑事』シリーズを撮ることになるし…。

JM直属の暗殺部隊ヒットチームが実業家の西山兄弟を狙っているとのことでMPはボディーガードする。実は、この西山兄弟こそヒットチームだったのだ!!兄・幸男に三上真一郎、弟・清を若き北見敏之が扮している。中でも北見敏之…セリフなしではあるものの、存在感はかなり大きかった!!

流通倉庫で西山兄弟を狙う勝部(松山照夫)と新田(片桐竜次)&原田(中西良太)のMP若手タッグが銃撃戦を繰り広げる。ここで観られる新田と原田のお笑い風のやりとりが絶妙!!後の『あぶない刑事』や海外バディ・ムービーを彷彿させてくれたのだ!!

次に、西山兄弟をMPアジトに匿ったとき、ついに兄弟が本性を明かす!!ニトログリセリンが仕掛けられるのだ!!それも、ドアを開けた瞬間に爆破するという仕組み!!新田、原田、悠子(堀川まゆみ)、芹沢(志賀勝)は口にガムテープ、手と足をロープで拘束!!アジトに戻ってきた氷室(渡瀬恒彦)と松村(梅宮辰夫)がドアを開けようとするが、芹沢が何とかドアを開けられないように頑張る!!拘束状態が解かれた新田が発した「ドアを開けるな!!」の一声でまずは一安心!!あとは、ニトログリセリン地獄から解放されるまでだが、このチョイとしたシーンが緊迫感を存分に漂わせてくれたのだ!!

最後は、MPとヒットチームのバトルだ!!松村の頭を使った戦略も良いし、クライマックスの車に乗り込んで逃げようとした兄弟を氷室が爆殺もよろしい!!最後の最後は、車ごと焼殺という残酷バイオレンスで幕を閉じたのだ!!ス、スゴい…!!今では考えられない非常識ぶりだ!!まぁ、『大都会PARTⅢ』でも寺尾聰扮する牧野刑事が黒部進扮する敵キャラを車ごと火炎放射器で焼殺とかやってたなぁ…。

今回は、氷室と松村に情報提供するたこ八郎も忘れ難い!!

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怪奇!吸血人間スネーク

後に大ヒット作『ジョーズ』を生み出すリチャード・D・ザナック&デヴィッド・ブラウンが製作したモンスター・パニック系ホラー作品で、現代ではカルト作品として一部で語り継がれている怪作。監督は、バーナード・L・コワルスキーという方。

爬虫類研究家ストーナー博士は、「エネルギー危機による未来を生き抜くためには人類はヘビ化しなければならない!!」と言って、新たに採用した助手デイヴィッドを実験台にキングコブラの血清を注射し続ける。その結果、デイヴィッドは徐々にヘビ人間と化していく…。というお話。

とにかくストーナー博士のマッド・サイエンティストぶりから狂気に満ちた作品であることがわかる本作。

見所の一つは、好青年デヴィッドがヘビ人間になるための異変だ!!最初は顔や背中の皮が剥けてくるが、これは海水浴で日焼けした人の皮剥けと同じような感じ!!その後、恋仲となった博士の娘クリスティーナと出かけたカーニバル会場でのフットボール学生との喧嘩で首筋に喰らいついたりと段々ヘビっぽさが出てくる。やがてデイヴィッドはカーニバル会場の見せ物小屋で対面したヘビ人間と同じルックスになってしまうのだ!!最終的には邦題通り“吸血人間スネーク”という特殊なヘビ人間として人々に喰らいついて生血を吸いまくるパニックが観られるのかと思いきや、ごくごく普通のヘビになってしまっただけだった…。ヘビ人間ではなく、単なるヘビ!!

クライマックスは、時折映し出されていた博士の研究室内のマングースがなんとか檻を開けてデイヴィッド・ヘビに喰らいつくという単なる“マングース対ヘビ”が描かれるだけ!!それと同時に描かれるのが、キングコブラに噛み殺されたストーナー博士と噛まれそうになった娘クリスティーナを助けるべく警官がキングコブラの頭部をライフルで撃ち抜き吹っ飛ばしなのである!!

とにかくラストが普遍的な印象を与えるだけ…というのがB級っぽさと言うか、バカっぽさを実感させてくれた!!

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『大激闘 マッドポリス’80』 第13話「スカイライダー大作戦」

『大激闘 マッドポリス’80』第13話「スカイライダー大作戦」を観た。監督は、前回に引き続き長谷部安春で、脚本は永原秀一という日活ニューアクション・コンビで、本放送時は『西部警察』もこのお二方が担当していた。

JMに拉致された保守党幹事長・竹田を救出する…これがストーリーの主軸として描かれるのだ!!それと同時に、竹田の身柄と引き換えにMPによって弱体化したJMを復興させるべく服役中の吉崎(田中浩)というJM日本制覇に大いに貢献したヤクザの奪回作戦が実行されたのであった!!

幹事長の居場所であると同時にJMのアジトである採石場がメイン舞台となる。この採石場は、バリケードが施された難攻不落の大自然要塞であるため、簡単に立ち入れない。そこで、氷室(渡瀬恒彦)はハングライダーを駆使して見事潜入に成功!!そして、氷室、芹沢(志賀勝)、新田(片桐竜次)、原田(中西良太)らがJMと壮絶な銃撃戦を繰り広げ、大爆破までも観られたりとアクション演出がド派手に描かれるのだ!!氷室が大木正司扮する吉崎奪回部隊リーダー・石坂をダンプで轢き殺すという残虐バイオレンスも忘れ難い!!

最後は、松村(梅宮辰夫)がムショに戻すべき吉崎にあえて銃を貸す。銃を握って狙おうとする吉崎を正当防衛としてメッタ撃ちにする松村。ピクつきながら絶命する吉崎に、トドメとして一発撃ち込む!!東映ヤクザ映画の世界を思わせてくれたのだ!!

本放送時、『西部警察』や『必殺仕事人』、杉良太郎の『大捜査線』、鶴田浩二の『大空港』でも悪役を演じた田中浩の偉そぶって威張り散らすキレ演技…観る者を圧倒させること間違いなし!!刑務所々長役には、『特捜最前線』のゲスト出演回数多数で地味役から重要役まで幅広くこなした相馬剛三!!

とにかく、今回もTV刑事ドラマの常識を逸脱し、現代の映画、TVドラマ、Vシネマでは考えられないような演出が満載だった!!B級アクションのテイストも存分に味わえたので最高!!

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『大激闘 マッドポリス’80』 第12話「潜行大作戦」

DVD録画していた『大激闘 マッドポリス’80』第12話「潜行大作戦」を観た。監督は、日活ニューアクションで頭角を現した長谷部安春。

ジャパン・マフィアの資金源の一部である“雪ネタ”と称される純度99%のヘロイン。その密造工場が東京湾に浮かぶ南雲コンツェルン内に存在し、MPはコレを壊滅するべく大暴れ!!

南雲コンツェルン会長でヘロイン密売の元締である南雲利三郎を南原宏治が演じる。ヘロインを製造しているのは、南雲らが拉致してきた医療関係者や研究用麻薬製造技術者なのだ!!彼らは休む暇も与えられず、ブッ倒れるまでヘロインを量産し続けるという強制労働を強いられているのだ!!

冒頭からMPメンバーが悪徳探偵事務所に潜入。黒部進のヘロイン禁断症状による苦悶シーンが印象深い。

その後は、新田(片桐竜次)と原田(中西良太)のMP若手タッグが睡眠薬で深く眠っているという設定で木箱に詰め込まれて工場に送り込まれる。敵の隙を狙って木箱から抜け出すが、敵に捕まってしまい、自動車の排ガス拷問を喰らうハメに…。この拷問を仕切るのが八名信夫だ!!八名が二人を「自由にしてやる!!」と解放宣言するが、条件として新田が原田を銃殺したら…というムチャ振りが…。

氷室(渡瀬恒彦)が工場に潜入してからは、毎度お馴染みの痛快ガン・ファイトが炸裂!!松村(梅宮辰夫)の手榴弾攻撃で二度の軽い爆破も!!最後は南原宏治を撃ち殺し、工場内のヘロイン製造室をMPメンバー全員でガンガンのメッタ撃ち!!

黒部進、八名信夫…当時の刑事ドラマで主犯格を演じてきた二人に加えて南原宏治という極悪三人組のゲストと相変わらずのバイオレンス・アクション描写がマッチしていた…。

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続・女の警察

小林旭主演のセクシー・アクション『女の警察』シリーズ第二弾。監督は前作に引き続き江崎実生。

ホステスたちをヤクザなヒモから守る暁興業の人事兼保安部長の篝(小林旭)が死んだかつての恋人の姉が経営するクラブ”アロン”を悪辣な手口で乗っ取ろうとする暴力団の阿久根組を相手に大暴れする…というお話。

前作で印象深く描かれたアキラと女のベッドシーンにおけるまとわりつくようなセクシー描写も堪能できるものの、前作に比べるとやや控えめ。その分、今回はアクションがしっかりと描かれているのがナイス・ポイントだ!!

冒頭でアキラと弟分ジョー役の郷鍈治がひと暴れ。終盤ではこのタッグに加えて藤竜也扮するトップ屋を加え、トリプルプレイでヤクザたちとバトルを繰り広げるが、郷は焼け死んでしまう。最後はアキラと藤竜也が郷の仇を取ると言わんばかりに数名のヤクザを蹴散らしてメデタシ!!

青江三奈が今回も主題歌と劇中の挿入歌を聴かせてくれるのだ!!

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女の警察

日活ニューアクション全盛期に作られたマイトガイこと小林旭主演の新たなるアクション映画のシリーズ第一弾。梶山孝之の原作を江崎実生監督が映像化。

銀座に七店舗のキャバレーとバーを持つ暁興業の人事兼保安部長の篝(小林旭)は、ホステスの引き抜きにおいてはバツグンの力を発揮する。その一方で、ホステスを喰いモノにするヒモやヤクザから女たちを守ることから“女の警察”と称され、厚い信頼を寄せられている。

そんな篝が自身のキャバレーでホステスをしていた千代子の夫で大学時代の友人の玖島の事故死に疑問を抱いて嗅ぎ回っていくうちに、玖島が生前に調べていた西日本新幹線建設をめぐる用地買収の不正という事件に巻き込まれてしまう…というお話。

アクションシーンよりも巻き込まれ型サスペンスと適度なセクシー描写の印象が強い本作。

アクションに関しては、小林旭が藤竜也扮する大卒のチンピラをチョイと痛めつける程度だし、クライマックスではカークラッシュぐらいなら見せることができそうにも関わらずあえてコレを見せつけない。

その分、旭と女の絡みシーンというセクシー描写の見せ場では、女の脚線美やシーツを力強く握る女の手、ピンと張った爪先を接写で捉える。しかも、コレがエロスを存分に味わえるのだ!!胸や尻をムダに強調しなくても観る者にエロスをしっかりと伝えることができるというのは高く評価しても良いだろう…。あとは、梶芽衣子(太田雅子名義)の半裸もチョイと観られるのだ!!

ヤクザに監禁されてシャブを打たれて背中に刺青を彫られた青江三奈、藤竜也扮するヒモのおかげで嫌々ソープ嬢となってしまった梶芽衣子といった幸薄なキャラも忘れ難い。

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忘れるものか

石原裕次郎主演のムード・アクションで監督は、松尾昭典。

岡部(石原裕次郎)は、友人の津村(二谷英明)が爆殺されたことを知って京都に舞い戻る。津村と敵対関係にあったヤクザまがいの組織・尾形組が怪しいと睨んだ岡部は、昔なじみの新聞記者や弟分のケン(川口恒)からの情報を頼りに独自の調査を続けた結果、意外な真実が明らかとなっていく。

ヒロインで津村の妻・夕子に星由里子、敵ボス尾形に田崎潤と東宝出身のスターを迎え、津村の愛人ルミ役で市原悦子も登場。他にもゴーゴークラブで踊りまくる梶芽衣子(当時、太田雅子)も強烈な印象を残す。

冒頭の時限爆弾が仕掛けられた車の爆破(津村の爆殺)以降はこれといったアクションは観られず、京都を舞台にしたサスペンス・ドラマという現代の二時間ドラマ風味がメインとなる。

津村が生きていたことが判明し、岡部の前に姿を現せたあたりから見せ場のアクションが描かれる。津村が自宅マンションで尾形と取引を終わらせるが、津村は尾形らに命を狙われる。そこで情報を聞きつけた岡部が部屋の窓ガラスをブチ破って登場し、格闘を繰り広げる。だが、連中の一人が岡部の後頭部に灰皿を投げつけて気絶させ、そのまま車で尾形の事務所の地下室に連れ込んでボコる。今度は津村が救出に現れ、銃撃戦が繰り広げられる。

古い街並、星由里子が披露する京舞踊、比叡山でのロケ…京都の特色が味わえるのも良い!!

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前科 ドス嵐

渡哲也の日活ニューアクション『前科』シリーズ第二弾で監督は前作に引き続き小澤啓一。

四年の刑期を終えて出所した松永竜次(渡哲也)は所払いとなって博徒の長老である千石(中村竹弥)宅に居候する。だが、竜次は安西(青木義朗)と高浜(深江章喜)の抗争に巻き込まれた挙句に千石や昔の友人である唐島(佐藤允)までもが安西の悪辣なやり口によって殺されてしまう。竜次は単独で安西に挑むが……。

続編といってもストーリーや設定は前作とはまったく異なる。渡哲也扮する主人公の名前は竜次でも苗字は大原から松永に変更され、軽いノリは観られず終始“無頼”なキャラで一貫。

ヒロインもお馴染みの松原智恵子から麻生れい子に変更!!東宝出身の佐藤允や森光子、奈良岡朋子というキャスティングが異色を感じさせる。主な悪役は前作同様に青木義朗と今井健二。また、宍戸錠が特別出演という形でOPクレジット前にあっさりと殺されてしまう。

クライマックスは竜次が青木義朗扮する安西にたった一人で殴り込み、血で血を争う凄惨な殺し合いを繰り広げる!!竜次、安西と配下の連中がドスを片手に斬りつけ、刺しかかり、流血する。

主題歌は前作に引き続き渡哲也歌唱「俺は前科者」!!

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前科 仮釈放<かりしゃく>

渡哲也の『無頼』シリーズに続く新なるシリーズ。監督は小澤啓一でヒロインはお馴染みの松原智恵子。

傷害致死事件で七年の実刑を喰らった大屋根組のヤクザ・大原竜次(渡哲也)が入獄から四年後に仮釈放でシャバに戻ってくる。だが、親分は既に殺され、組織は幹部の井村(内田稔)が仕切っていた。実は、井村が敵であるはずの新竜会幹部・大柴(青木義朗)と結託して組長を殺害したことを知った竜次は、次第に怒りを露にして復讐に挑む。

『紅の流れ星』以来となる渡の軽ノリなキャラは要注目モノ。眉間に皺を寄せた鋭い眼光からは男の怒りを感じさせ、敵対するヤツには凄んでみたり…といったところは『無頼』シリーズや後の同趣向の作品でもお馴染み。杉浦五郎(『紅の流れ星』)+藤川“人斬り”五郎(『無頼』シリーズ)=大原竜次なのである。

随所に観られる殴る蹴るの格闘、ドスを片手に大いに暴れまわる…といつたバイオレンス・アクションが観られる。中でも、竜次と今井健二扮する親分を殺した小山が繰り広げる雨が降る中での泥水にまみれた死闘は大きな見せ場の一つだと言える。

竜次を慕うチンピラに沖雅也(クレジットは“新人”表記)、負傷した足を引きずって歩く竜次の兄貴分に大木実、竜次の昔馴染みのスケに杉本エマ…脇を固める役者たちのキャラクターも好印象だ!!

OPクレジットとラストで流れる渡哲也歌唱の主題歌「俺は前科者」は、『無頼』シリーズ第四弾から第六弾の主題歌「無頼 人斬り五郎」同様にレコードはリリースされておらず、聴けるのは映画本編だけ!!両曲とも明らかに要注意歌謡なのだ!!

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謹賀新年=2011年

2011年、あけましておめでとうございます…。

ということで、元旦の挨拶は簡単に済ませて昨日=大晦日のことについて触れておく。

毎度お馴染みの友人と宅飲み&TV一気観!!

大晦日といっても金曜日…しかも、夜9時からは毎年恒例の格闘技中継『Dynamite!!~勇気のチカラ2010』!!アントニオ猪木がエグゼクティブ・プロデューサーと来たもんだ!!金曜夜に猪木と言えば、テレ朝夜8時『ワールドプロレスリング』黄金期だ!!

夜6時過ぎに買い込んだ缶ビールや寿司、つまみを飲み食いしながら80年代前期のテレ朝金曜夜の雰囲気=男の時間を堪能しつつも当時のこの番組編成が如何に熱かったのか?!そして、男臭かったのか?!を再三語り合った!!

『宇宙刑事ギャバン』第34話「思い出は星の涙 父のない子 母のない子」               久々にギャバンこと一条寺烈(大葉健二)が務めるアバロン乗馬クラブが登場!!オーナーの豪介(多々良純)と当山(加瀬慎一)も久々!!豪介の孫である陽一がドクター・ダブラーによって記憶喪失に!!

『ワールドプロレスリング』※但し、現在の地上波                              小島聡と中邑真輔のIWGPヘビー級選手権。元新日本レスラーで今ではフリーの小島が昨年の夏のG1クライマックスより外敵として古巣マットに継続参戦。中邑、敗北!!

『ザ・ハングマン』第40話「トルコ風呂密室殺人」                                       “トルコ風呂”の時点で現代の地上波再放送は絶対不可!!今で言うところのソープ嬢の一人を“どつき漫才”で一躍全国区になった正司敏江師匠が扮しているのが笑えた!!マイト(黒沢年雄)の胸毛まみれの胸元に顔を寄せ付ける敏江師匠、ナイス!!

『新・必殺仕事人』第12話「主水 金一封をあてにする」                                 今回をもって筆頭同心の内山様(須賀不二男)が降板!!どうやら八王子に左遷されてしまったらしい…。

『Dynamite!!~勇気のチカラ2010~』                                             眼目であった石井慧とジェロム・レ・バンナ…石井が念願の大晦日勝利を飾った!!バンナ、9年前の大晦日は“プロレス格闘技界の借金大王”こと安田忠夫にギロチンチョークで敗北だったし…。昨年、元新日本レスラーの柴田勝頼に勝った泉浩…“リアルプロレスラー”ミノワマンに勝つ!!個人的には“プロレスラー・ハンター”としての泉浩に注目したい!!プロ野球からプロ格闘技に転向し、今大会がデビューとなった古木克明とボビー・オロゴンの実弟アンディの一戦は好印象!!デビュー戦で3ラウンドを闘い抜いた古木!!鼻や眉上の古傷からの流血で痛々しい姿だったが、プロ野球で培った精神力の強さも感じられたし、勝ちに行こうとする粘り強さなんかは高評価モノだ!!古木、さらに経験を積めば、必ず良きファイターとして大成するだろう…。て言うか、一回プロレスやって欲しいね!!

て言うか、桜庭和志の試合はダイジェストで軽く扱われたり、ボブ・サップはまたもや敵前逃亡…2000年前期の格闘界を大きく席巻したお二人の試合をじっくりと観れなかったのがチョイ残念でした…。

それにしても、1ラウンド終わるごとにCMって言うのもダルいなぁ~!!でも、最近のプロレスや格闘技中継は決着がついていないのに放送時間終了ていうのがないからまぁ良いか…。コレ、昔の『ワールドプロレスリング』では多々あったとのこと!!実況の古舘伊知郎が「放送時間も残りわずかです…次週またお会いしましょう!!」といってねぇ~!!私はCSテレ朝チャンネルで放映中の『ワールドプロレスリング クラシックス』で確認済みですが、CSでは試合終了までキッチリと見せてくれるのがこれまた良い!!当時は、次の番組(夜9時開始)である『ザ・ハングマン』本編でその試合結果のテロップを流してたみたいでしたね!! 

とにかく男二人で“新旧男の戦い”を観まくって年越しを迎えたのでした。昨日の話はここまでにして、こうなったら、改めて80年代初中期のテレ朝が如何に男子専科的だったのかをテキトーに触れておく。

まずは、子供向け番組のアニメ特撮系からして男の子向けのモノが多かったのだ!!『戦隊』モノやロボット系アニメ、そして、『宇宙刑事』三部作が代表格と言っても過言ではないメタルヒーロー・シリーズ。

そして、スポーツ番組と言えば、男の肉体が、男が繰り出す技が激しくぶつかり合う新日本プロレス中継『ワールドプロレスリング』!!

ドラマも男臭い刑事モノが多々存在した…。眉間の皺がダンディズムを物語る天知茂がダーティハリーも驚くようなアウトロー的一匹狼刑事を熱演した『非情のライセンス』!!二谷英明、本郷功次郎、藤岡弘、大滝秀治、誠直也、横光克彦、夏夕介、荒木しげる、西田敏行、櫻木健一、渡辺篤史、三ツ木清隆、阿部祐二…特撮ヒーロー出身役者が多いもののその渋さと男臭さがブレンドされた役者陣による大人の味が満喫できる『特捜最前線』!!石原裕次郎、渡哲也、舘ひろし、寺尾聰、峰竜太、石原良純、苅谷俊介、御木裕ら当時の石原軍団メンバーによるTVドラマの常識を覆す物量アクションで多くの視聴者を魅了させた『西部警察』!!簡単に刑事モノとは言いがたいが、『必殺』シリーズの現代版というコンセプトで製作された『ザ・ハングマン』!!

時代劇は『暴れん坊将軍』や『遠山の金さん』、そして関西はABC朝日放送製作による国民的時代劇『必殺』シリーズ!!

一週間の中でも金曜夜は“テレ朝プレゼンツ!!男たちの娯楽活劇アワー”だった!!人はコレを“黄金リレー”だの“最強コンボ”というが、ABC朝日放送のプロデューサーで『必殺』シリーズや『ハングマン』シリーズを手懸けた奥田哲雄氏は“アクション・コミック路線”と名付けた。

夜7時『ドラえもん』にはじまり、7時半に『宇宙刑事』シリーズ、8時は佐山聡の初代タイガーマスクによる四次元プロレスと古舘伊知郎のマシンガントーク風の実況が茶の間を沸かせた『ワールドプロレスリング』、9時はABC製作現代劇枠でその代名詞となる『ザ・ハングマン』シリーズ、10時は藤田まこと扮する中村主水が活躍する『仕事人』や主水が登場しない非主水モノ等の所謂『必殺』シリーズだ!!

とにかく子供向け番組である『宇宙刑事ギャバン』なんか主題歌からして男の世界丸出しですからね~!!「♪男なんだろ~グズグズするなよ~♪」って…。『宇宙刑事シャリバン』エンディング曲「強さは愛だ」も「♪オレたち男さ~、男さ~!!♪」という具合に…。

まぁ、とにかく男子専科だからといって単に硬派な男だけを相手にはしなかったのだ!!好色男児にも喜んでもらえるようにしっかりとセクシー・サービスもやってのけていたのだ!!かつてのテレ朝系のドラマなんて猥雑なシーンも多々観られたモノだ!!『必殺』シリーズ、『ハングマン』、『特捜最前線』、『非情のライセンス』でも女性の裸体なんかチラホラ観られたもんだ!!でも『西部警察』は皆無でしたが…。菅原文太の『警視庁殺人課』でも一色彩子扮する女刑事エンジェルなんか初期の頃は常に脱いで半裸を曝け出してましたからね~!!

特に80年代初期テレ朝の猥雑さが凄まじかったのが『土曜ワイド劇場』!!特にその代表格は天知茂主演の『江戸川乱歩の美女シリーズ』だ!!その第一弾『氷柱の美女』でもやたらとエロスシーンが多かった!!その後もこのシリーズはムダにエロいシーンを用意しては男性たちを惹きつけたのだ!!当時の『土ワイ』は他にも古谷一行主演『混浴露天風呂殺人事件』や片岡仁左衛門(当時、片岡孝夫)主演の『好青年探偵シリーズ』もエロ要素が多く取り入れられたのだった…。

とにかく80年代初中期のテレ朝は、女子禁制の男子学生・社員寮を思わせるような一面があったのだ!!

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