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前科 仮釈放<かりしゃく>

渡哲也の『無頼』シリーズに続く新なるシリーズ。監督は小澤啓一でヒロインはお馴染みの松原智恵子。

傷害致死事件で七年の実刑を喰らった大屋根組のヤクザ・大原竜次(渡哲也)が入獄から四年後に仮釈放でシャバに戻ってくる。だが、親分は既に殺され、組織は幹部の井村(内田稔)が仕切っていた。実は、井村が敵であるはずの新竜会幹部・大柴(青木義朗)と結託して組長を殺害したことを知った竜次は、次第に怒りを露にして復讐に挑む。

『紅の流れ星』以来となる渡の軽ノリなキャラは要注目モノ。眉間に皺を寄せた鋭い眼光からは男の怒りを感じさせ、敵対するヤツには凄んでみたり…といったところは『無頼』シリーズや後の同趣向の作品でもお馴染み。杉浦五郎(『紅の流れ星』)+藤川“人斬り”五郎(『無頼』シリーズ)=大原竜次なのである。

随所に観られる殴る蹴るの格闘、ドスを片手に大いに暴れまわる…といつたバイオレンス・アクションが観られる。中でも、竜次と今井健二扮する親分を殺した小山が繰り広げる雨が降る中での泥水にまみれた死闘は大きな見せ場の一つだと言える。

竜次を慕うチンピラに沖雅也(クレジットは“新人”表記)、負傷した足を引きずって歩く竜次の兄貴分に大木実、竜次の昔馴染みのスケに杉本エマ…脇を固める役者たちのキャラクターも好印象だ!!

OPクレジットとラストで流れる渡哲也歌唱の主題歌「俺は前科者」は、『無頼』シリーズ第四弾から第六弾の主題歌「無頼 人斬り五郎」同様にレコードはリリースされておらず、聴けるのは映画本編だけ!!両曲とも明らかに要注意歌謡なのだ!!

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