« めくらのお市物語 真赤な流れ鳥 | トップページ | 人喰海女 »

みな殺しの拳銃

後に日活ニューアクションの旗手として様々なアクション映画を世に送り出す長谷部安春の監督第二作目で、デビュー作『俺にさわると危ないぜ』以前から企画していたギャング映画を本作で完成させた。

赤沢興業の残虐非道なやり口に嫌気がさした幹部組員の黒田(宍戸錠)は、親分(神田隆)にバッジを返上。黒田の二人の弟(藤竜也&岡崎二朗)は縄張りを荒らしまわるが、その報復も酷くなっていく。最終的には、黒田は親友であった白沢(二谷英明)と組員連中が待つ競技場に単身で向い、最後の決着をつける…というお話。

全編モノクロ映像で、海外のギャング映画の影響をモロに受けたハードボイルド・タッチの作風が何よりも魅力的だ。クールかつスタイリッシュな映像は、この手のクライム・アクションには相応しく、今観てもカッコ良さを感じさせる。

ハードボイルド系のアクション映画を好演するようになった宍戸錠。彼は、本作でもニヒルなアウトローを眉間の皺から感じさせる男臭さを醸し出して見事に演じきった。また、藤竜也扮する次男が敵連中からメッタ撃ちの蜂の巣状態にされるシーンも印象深く、本作で描かれる残酷バイオレンスのレベルはこのシーンで一気にヒートアップしたのだ!!クライマックスの宍戸錠がライフル銃で敵連中を血祭りに上げていくシーンも迫力満点の銃撃戦ではないものの、緊張感のある仕上がりで見応えバツグン!!

ケン・サンダースがピアノを奏でながら歌う楽曲も作風にマッチしていて大いによろしい!!

|

« めくらのお市物語 真赤な流れ鳥 | トップページ | 人喰海女 »

日本映画 ま行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/64198/41656556

この記事へのトラックバック一覧です: みな殺しの拳銃:

« めくらのお市物語 真赤な流れ鳥 | トップページ | 人喰海女 »