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2011年10月

マッドライダー

イタリアとスペイン合作のジュールス・ハリスン監督作である『マッドマックス2』亜流モノ。ちなみに本作の前年には、ニュージーランドにて『バトルトラック』という亜流モノが第一に作られた。

核戦争でオゾン層が破壊され、わずかな水源しか残されていない未来世界。極悪軍団クレイジー・ブルと、水を探す一族の少年に助けられた荒野の一匹狼エイリアン(ロベルト・ジャンヌッチ)が闘う…というお話。

主人公エイリアンが乗り回す改造武装車の活躍、前半での水を探す一族が乗り込む三台の給水車とこれを執拗に追うクレイジー・ブルとの爆撃・銃撃戦、クライマックスのエイリアンとクレイジー・ブルとの最終決戦が見せ場。車の大爆破炎上、横転、威勢良く地面から吹き荒れる爆煙…といったアクション演出でしっかりと楽しませてくれる!!

イタリア製だけに、主人公が正義のヒーローではなく、マカロニ・ウエスタンの主人公のようなアウトロー丸出しキャラであることも納得できる。それ以上にユニークで印象深いのは、彼を助けて仲良くなる少年トミー(ルカ・ベナンチーニ)がクレイジー・ブルに捕らえられて義手の片腕をちぎられ、新たに装着された代わりの義手がとてつもないパワーを発揮することになり、最終決戦でエイリアンがピンチに陥っているところを高所の上にかなり距離のある場所からダイナマイトをポイポイ放り投げて敵の車やバイクを破壊して応戦するシーンは、微笑ましい。

それにしてもクレイジー・ブルのリーダー格であるハゲ辮髪野郎…散々ワルさだけしといて最終的には簡単にヤラれてしまったな…。個人的にはコイツとエイリアンのハードな肉弾戦でも描けばもっと良かったと思えたな…。

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黒い牝豹M

70年代、東映ピンキーバイオレンス作品で杉本美樹と人気を二分した池玲子が唯一出演した日活作品。監督は蔵原惟二。

女殺し屋コードネームM(池玲子)が速水興業社長(成田三樹夫)暗殺の任務をやり遂げるまでを描く。

主人公Mは多良間流空手とナイフ状手裏剣を武器に、読唇術も身につけているスゴ腕の女殺し屋。なおかつ、劇中ではバストもしっかりと曝け出し、敵の一人が彼女を殺す前に良い思いをしてやろうと言わんばかりに抱きしめて「良い体してるな…」と言うほどのイイ女ぶりも発揮!!さすが東映ポルノ女優&ロマンポルノ量産中の日活と思えるような納得できるシーンはこれぐらい。エロいシーンは、ほとんど控えめなのである。

見所は、池玲子が披露する空手仕込みのアクションと少々グロくて血生臭いバイオレンスだ。クライマックスでMが敵連中の拳銃ブッ放し攻撃と執拗な追跡をかわしながらも蹴散らしていくシーンは、大いに楽しめる見せ場だ!!

池、成田をはじめ、今井健二、石橋雅史、木島一郎、高橋明、桂小かん…日活と東映が入り乱れたキャストもユニークであると同時に、わずかなポルノテイストと当時の娯楽映画のブームであった空手を取り入れた本作こそ今となっては70年代テイストを満喫できるB級アクション映画であることを実感できるのだ!!

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