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恐怖!蛇地獄

70年代、ヘビをネタにしたパニック作品が多く製作された。中でも、元々はTV映画として作られた『恐怖!蛇地獄』は、日本では劇場公開の際に『ジャイアント・スパイダー 大襲来』と『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』と三本立てで公開されたというエピソードは、今でも一部のB級映画ファンの間で語り継がれている。

テキサスのキャンプ場にてガラガラヘビに噛まれて死亡した子供二人の遺体を発見。保安官ゲイツは爬虫類学者トムに調査を依頼し、女性カメラマンのアンとともに行動を開始する。実は、ガラガラヘビは軍が開発した生物戦用の神経ガスを廃坑に埋めたことにより、これに汚染されて凶暴化したのであった。ガラガラヘビは次々と人々を襲撃していくのであった……。

無数のヘビが人々に噛みつくシーンが眼目。劇中に登場するヘビは全部ホンモノ。子供二人がえじきになる冒頭シーン、研究室の檻から出てきたヘビを右手で威嚇挑発しながら捕まえるシーン、無数のヘビが民家の各部屋に登場するショッキングシーン、飲酒運転二人組がタイヤ交換中に噛まれる…随所に見せ場を散りばめているのは良いが、その他のシーンがまどろっこしいのがマイナスポイントだ。それでも、ヘビに噛まれるシーンだけは印象深く描かれており、中でも入浴中の若い女がヘビに襲われるシーンは、エロスと見事にマッチしており、劇中で最高に盛り上がるシーンだと言い切っても良いほど。

クライマックスだけはアクション映画という感じで、この事件の発端者でもある軍の大佐と保安官たちが銃撃戦を繰り広げ、大佐は手榴弾を投げて爆破数回。しょっぽいアクションシーンではあるが、クライマックスに相応しい見せ場を用意したことは好ましい。

上映時間は81分と短めで気軽に楽しめそうだが、ダラダラと冗長的に感じてしまう!低予算丸出しのB級を下回る作風ではあるが、ヘビによる襲撃シーンだけはしっかりと楽しめるので、他のシーンは頭を空っぽにしてボヤボヤ観ながらヘビによる恐怖を味わえば良いのだ!

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