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マッドストーン

『マッドマックス』の大ヒットを受け、邦題に“マッド”を使用して亜流モノ扱いとして公開された本作は、『マッドマックス』が世に送り出される5年前に作られたオーストラリア製バイク・アクション映画。要するに、60年代後期から70年代前期にアメリカで乱造されたバイカー映画をオーストラリアで作ったものである。

公害反対を訴える政治家がシドニーの公園で演説中に何者かに射殺される。犯人は付近に居合わせた暴走族連中に見られたと思い込み、族メンバーを次々と殺害し始める。調査を開始した警察側は、若手刑事ストーン(ケン・ショーター)を暴走族メンバーに仕立てて潜入捜査を始めるが……。

派手なアクションやスピーディーなバイク走行が味わえないのが非常に残念であり、結果的には地味で面白味のないB級アクション映画に仕上がった本作。

印象深いシーンと言えば、道路に貼られた針金に引っかかって転倒したバイカーの頭部チョンパ、男女が全裸になって海に入って戯れるシーン、バイクのエンジンをかけた瞬間にバイク置き場が大爆破炎上するシーンぐらい。対抗するグループとの抗争劇やクライマックスのアクションシーンといった肝心なシーンがイマイチ盛り上がりに欠けるのがかなりの痛手。

上映時間は103分だが、この程度なら80分ない方が良いぐらい。監督・脚本・製作を手懸け、アンダーテイカー役で出演も果たしたサンディ・ハーバットのフィルモグラフィーと言えば本作ぐらいであり、どうやら本作の不発をきっかけに自然消滅してしまったようだ…。

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