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2012年11月

シカゴ・コネクション 夢見て走れ

ピーター・ハイアムズ監督によるバディ風ポリス・アクション。

シカゴ市警のダニー(ビリー・クリスタル)とヒューズ(グレゴリー・ハインズ)は、お笑いコンビ風あぶない刑事。危なっかしい激務が続く刑事稼業を辞めて、マイアミで一緒にバーを経営するという夢を抱いている。そんな2人が夢を実現させるべく麻薬王フィリオを逮捕するべく突っ走る……というお話。

主演コンビがコメディ出身ということで、肉体派アクションスターのように身体を張った格闘シーンで勇猛果敢ぶりを発揮しまくることもなければ、アウトロー刑事丸出しの荒くれバイオレンス野郎なんかでもない。だが、拳銃をブッ放すなどポリス・アクションらしいことはしっかりとこなせているので一応合格と言って良い。

また、お笑い系2人のバディ・ムービーということで笑いの要素を期待したくなるが、ボケとツッコミのやりとりは腹を抱えて笑うほどでもない。そこは、もっとバカ丸出しで弾けてくれた方がわかりやすくて良かったと思う!中でも印象深かったのは、2人を疎ましく思う上司から無理矢理に休暇命令を下され、水着美女たちと遊びまくるシーンだ。楽しそうな表情でヴァカンスを満喫している様子は、観ていて心地良い気分にさせられた。もう一言だけ申せば、ハインズが劇中でご自慢のタップダンスを披露しなかったのはチョイ悔やまれる。彼を知る者にとってはかなり物足りないと思うし、タップで大いに盛り上げることもできたはず!

一方、アクション目的で観る者にとっては、笑いよりも見せ場に期待をすることは当然。本作では大掛かりなアクションシーンが2発仕込まれている。1発目は、高架線を舞台にダニー&ヒューズが乗った黄色いタクシーが敵の黒キャデラックを追い回すカーチェイス!ハイアムズ監督のデビュー作『破壊!』(73)でもカーチェイスを用意してくれたが、出来栄えに関しては本作の方がかなりレベルアップしている。1発目の見せ場を締めくくる最後の黒キャデラックと電車の正面衝突は、ヒヤヒヤ感がさらにスリルを増大させるため大いに盛り上がるぞ!2発目はクライマックスのイリノイ・ステート・ビルを舞台にした大銃撃戦。マシンガンをガンガンにブッ放して敵を蹴散らし、同時に敵に拉致されたヒューズの元妻救出劇も描かれる。ポリス・アクションに相応しいシーンをしっかりと用意し、見応え抜群に仕上がっているところが実に素晴らしい。その上、アクションシーンでもちょっとした笑いも忘れていないため、さらに面白さが味わえる。

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