« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月

怒りの山河

トミー(ピーター・フォンダ)は息子ディランを連れて故郷アーカンソー州の農場へ帰郷し、農家を経営する父ジェフと再会。が、住民たちは悪徳炭鉱会社クラブトリーの乱開発と非人道的な行為に悩まされていた。トミーは悪徳企業に単身で闘いを挑む…。

悪辣なクラブトリーの作業員どもに土地開発大反対を唱えるトミーは、もちろん命を狙われる。車で追って来る連中どもをバイクを駆って巧妙に交わし、車は大横転!クラブトリーに訴訟を起こした弟チャーリー夫妻を飲酒運転による交通事故に偽装して殺害されたトミーの怒りはさらに燃え上がり、夜間に重機車両を爆破!!一方、クラブトリーも強引なやり口で土地開発を進めていくと同時に悪事を積み重ねていく。爆破作業による落石で家を大崩壊させられた一家の大黒柱は会社に乗り込んだ際に射殺され、ジェフたちに有利な判決を下そうとした判事も日課のサイクリング中に2人組の暴漢に刺殺される。やがて、ジェフの家が放火され、馬を救出していたジェフは大ダメージを負って死亡。怒りの炎が頂点に達したトミーは拳銃とボーガンで武装し、クラブトリーの館に殴り込み、連中に弾丸&矢をブチ込んで蹴散らしていく。ド派手なアクションは少ないが、わかりやすい筋書きの復讐劇と正義を貫くべく暴れまわるピーター・フォンダの姿はツーカイそのもの!

ジョナサン・デミが監督と脚本を担当し、B級映画の帝王ロジャー・コーマンがプロデュースした傑作B級アクション。本作のような田舎町を舞台にした復讐劇は、70年代後期にイロイロと作られたのだ!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宿無し犬

『悪名』シリーズで人気を得た田宮二郎を主役に据えたアクション・コメディー『犬』シリーズの第一弾。

鴨井大介(田宮二郎)は亡き母の遺骨が眠る墓地が暴力団・大興組によってゴルフ場に変えられてブチギレ!一方、金毘羅神社で出会って一目惚れした麻子(江波杏子)が大興組に狙われていることから、彼女を守るべく組織に闘いを挑む…というお話。

田宮が『悪名』で演じたモートルの貞&清次のイメージをチョイとオシャレにした鴨井大介は、女と拳銃が大好きな一匹狼のアウトロー。一方、彼の後をつけ回 すショボクレこと木村刑事を天知茂が好演。田宮は大阪出身ということで違和感なしの大阪弁でまくしたてれば、後に確立されるニヒルなイメージよりもトボけた雰囲気を醸し出す天知…2人の掛けあいが笑いを誘う。『悪名』シリーズの勝新太郎扮する朝吉と貞or清次コンビに続く名コンビと言ってもいいッスね!

クライマックスは、鴨井が単独でヤクザ数人を相手の銃撃戦。鴨井は四方八方から飛び交う敵の銃弾を素早く交わし、自家製コルトで難なく蹴散らす。敵役も成田三樹夫に須賀不二夫といったお馴染みの悪役俳優が顔を揃えているけど、田宮・天知・成田の激シブ三大スターの競演が楽しめるのも『犬』シリーズならではの見所!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラッシュ!

妻キムの自動車事故で車椅子の身体になったことを恨む夫マークは、彼女を殺害するべく一匹のドーベルマンを仕向ける。ドーベルマンは愛車カマロを走らせるキムに飛び掛り、車は大横転し、キムは記憶障害に。しかし、キムが露天で買ったお守りが悪魔の像アカサのパワーによってカマロが大暴走!

運転席で誰もハンドルを握っていない無人車カマロが猛スピードで突っ走り、これを追うパトカーが宙を舞い、豪快に横転&爆破すれば他の車が立て続けにクラッシュしまくる。ド派手なアクションシーンが随所に散りばめられているが、豪快な演出はさらにエスカレートしてガソリンスタンドの大爆破炎上シーンも!でも、後半でこれらのシーンをフィルムの彩度を変えて“カーアクションのハイライト集”みたいな感じでダダ流しするのは頂けないな!

本作はあくまでもホラー映画だが、アクション色が強いためかホラーならではの恐さや気味悪さがかなり弱い。ホラー映画らしい描写と言えば、アカサパワーで車椅子が勝手に動き出してキムを襲ったドーベルマンに何度もぶつかる一方、アカサパワーを発揮するべく両目を真赤に狂乱する様を看護士キャシーが発見して恐れおののくシーンぐらい。

カーアクションとオカルト・ホラーをミックスさせて無人車の暴走を眼目とした作品といえば、『ザ・カー』や『クリスティーン』だが、本作はこの2作品に比べるとかなりマイナー…。まぁ、クオリティーの低さが原因の一つであることに間違いなしやね!

Photo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リコシェ(ソフト邦題『リコシェ 炎の銃弾』)

ド派手な作品がご自慢のジョエル・シルバーが凝った映像を撮らせるとピカイチのラッセル・マルケイ監督とタッグを組んで手懸けたB級サスペンス・アクション。

凶悪犯ブレイク(ジョン・リスゴー)を逮捕したロス市警の新人警官ニック(デンゼル・ワシントン)は、その模様がTVで報道されるや一躍ヒーロー扱いされ、2年後には大出世して検事補に。一方、ムショ暮らし中もニックへの復讐ばかり考えていたブレイクは遂に脱獄に成功。はじめに自身の死を偽装したブレイクは、ニックをあらゆる罠にハメる着々と計画を実行。

復讐に固執したブレイクにとって、ニックを簡単に殺すだけでは面白くない上にやりがいもない。ということで、ニックを精神的に追いつめるべく手の込んだ復讐劇を開始。ニックを襲撃して拉致するや麻薬漬けにし、さらに金髪美女とのセックスを録画して映像流出。これによってニックの社会的地位はガタ落ちし、幸せな家庭も崩壊寸前。挙句の果てには、最後までニックを信用していた同僚刑事の殺害事件の濡れ衣も着せられるハメに!これにブチギレたニックが自身の潔白を証明するべくブレイクを呼び寄せてツインタワーを舞台に決闘。足場の悪い高所だから落ちれば即あの世行きという究極のデスマッチにヒヤヒヤさせられる。

ド派手なシーンと言えば、崖から転落する車とビルの大爆破ぐらい。過度な期待はマジで禁物!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ストライク・コマンドー(TV邦題『地獄のバトル・コマンドー』、日本未公開)

イタリア製娯楽映画といえば、ヒット作の亜流モノを量産することで知られている。『ランボー』に『プラトーン』、そして『地獄のヒーロー』をモロに意識したB級コマンド・アクションがこの『ストライク・コマンドー』。監督は、イタリアのB級娯楽映画職人ヴィンセント・ドーン。

ベトナム戦争末期。特殊部隊員ランサム(レネ・ブラウン)は上官ラデックの裏切りによって戦場に取り残されるハメに。さらに、ソ連軍が率いるベトコンたちに捕らわれて大ピンチに陥るもなんとか脱出。ベトコンやソ連軍ハゲ隊長、実はKGBスパイであった上官ラデックをやっつけるべく大暴れする…。

アクションシーンは思っていた以上にド迫力。序盤で爆薬倉庫の大掛かりな大爆破連チャンや船の大破!豪快な爆破シーンは、火薬をかなり使い込んだからこそ!!さらに、バイオレンスも本格的。捕らえられたランサムが電気ショック、木刀でボコボコ、バーナーで背中炙りと凄惨を極めた拷問を喰らわされる。ランサムが不撓不屈の精神で軍人生活最大のピンチを乗り越えてからが大勝負。まずは、ソ連のハゲマッチョとタイマン勝負。お互いに殴る蹴るの打撃を繰り出し、時には超痛そうな金的も!最後は、国外逃亡した上官ラデックのもとに単身で乗り込んで復讐を果たす。随所に見せ場を散りばめた飽きさせない作りが功を奏したのだ!

本作から2年後、再びドーン監督がメガホンをとった続編も製作されたけど、主役はブレント・ハフに交代。ちなみにブレント・ハフていう役者、ドーン監督作品では『サイゴン野獣刑事』に『マシンガン・ソルジャー  戦場の狼』に主演しているのだ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »