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関東流れ者

『無頼』、『大幹部』、『前科』に続く渡哲也の新シリーズ『関東』三部作の第一弾で監督は日活ニュー・アクションの旗手・小澤啓一。

義理人情を重んじる昔かたぎの立花組で男を磨いた滝村周次(渡哲也)は、縄張内のナイトクラブでかつての弟分・次郎が暴れているところを丸く収めた。だが、次郎は立花組長を襲撃し、周次は組長を守るべく次郎を刺殺。4年間のムショ暮らしを送ることになった周次は、立花組長が暗殺されたことを知る。周次が仮釈放されたときには、街もすっかりと変わり果てていた。それどころか、信用していた叔父貴や兄貴分が勢力拡大する極悪暴力団・侠友連盟に寝返っていた。立花組再建に向けて立ち上がる周次を消すべく侠友の阿部が殺し屋の白土を差し向ける。周次は親分殺しの連中に復讐するべくドスを片手に大暴れ!

裏切り者となった叔父貴や兄貴分を容赦なくドスで斬りつける周次。一方、侠友サイドも周次の弟分である淳や集団就職で上京してきた実弟・洋に危害を加えて周次をおびき出す。クライマックスは、洋を人質に取る侠友連中を相手に周次が単独で決戦に挑む。ドスを片手に襲い掛かる三下ヤクザを蹴散らし、洋をフォローしつつハードな立ち回りを見せる周次。親分殺しの真犯人である白土を刺した周次は、ラスボス阿部との最終決戦を前に駆けつけてきた警官どもに取り押さえられる。だが、ワッパをかけられていない周次は、目と鼻の先にいる阿部を刺殺して復讐を成し遂げる。

脇を固める役者陣も要注目。南原宏次、青木義朗らが悪役を演じ、原田芳雄も出番は少ないながらも強烈な印象を与える。中でも沖雅也扮する洋の存在は大きい。兄貴・周次がムショに入ってからは職場でヘンな目で見られることに耐えかねて退職し、夜の世界へデビューし、挙句の果てにはヤクの売人までやらされてしまうという落ちっぷり。丘みつ子扮する立花組長の娘ゆきは周次の身を心配しつつ、最後のバトルシーンではオヤジ譲りの義侠心をスパークさせて周次のピンチを救うべく侠友の連中を銃撃。

主題歌は渡哲也歌唱の「関東流れ唄」。放送禁止の要注意曲としても知られているこの曲は、続編『関東幹部会』&『関東破門状』でも引き続き使用。

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