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大幹部 無頼

渡哲也が“人斬り五郎”の異名をとるヤクザ=藤川五郎を演じて人気を博した「無頼」シリーズの第二弾。

ストーリーは前作ラストからの続き。五郎はカタギになるべく、極悪ヤクザに殺された兄貴分の杉山の嫁・夢子、恋人の雪子が暮らす弘前へやってきた。材木屋で働く五郎は、ひょんなことから、かつての仲間である木内と再会。やがて、夢子の病気が悪化し、入院費を工面するべく五郎は木内を頼ってヤクザの世界へ舞い戻るが…。

今回も人斬り五郎が暴れまくり、満身創痍で痛々しい表情を見せる。
まずは、弘前へ到着後、地元ヤクザに嫌がらせを受ける旅回り一座を助けるべくコイツらを痛めつけるのは、まだまだ朝メシ前!
クライマックスの五郎と木内一派の激闘こそ、“無頼アクション”の真骨頂!!
雪子は夢子の危篤に関する電報を五郎宛に何度も送っていた。が、木内は五郎がいないときにゴミ処理していた。当然、五郎は彼女の死に目にあえず、のちに雪子から知らされてショックを受けた。
さらに、五郎の仲間たちも次々と無残に殺された。
これらの出来事によって、五郎のブチギレのヴォルテージはMAXに達し、葬儀場を後にする木内らを襲撃。
ドブ川で泥水にまみれた五郎らが激しくドスで斬っては刺しまくるシーン、近くの学校で女学生らがバレーボールに興じるシーンを交互に描く。
コレこそ、本作の本来のテーマであるヤクザ映画を装った青春アクション映画であることを強調している名シーンだ。
五郎は痛々しい姿で学校のグラウンドに侵入し、苦し紛れにバレーボールのネットを掴んで倒れ込むラストシーンも忘れ難い。

前作同様、五郎を取り巻くキャラの哀れな生き様も容赦なく描き切る。
五郎の旧知の仲である兄貴分・浅見役の二谷英明、序盤で五郎に助けられるもダンサーから娼婦に堕ちた菊絵役の芦川いづみ、前作で五郎が斬った上野組長の舎弟分で菊絵のヒモでもある根本役の田中邦衛、五郎の子分である木内組の若い衆である若林役の岡崎二朗、浅見の妹で若林のカノジョでもある恵子を太田雅子名義の梶芽衣子。豪華なスター陣が、ヤクザ渡世に関わる者の厳しい現実と悲惨さを見事に演じ切っているのだ!

小澤啓一は本作で監督デビューを果たし、シリーズ第4~6弾のメガホンもとる。ちなみに、のちに小澤に続く“日活ニューアクション”路線を支える名監督となる澤田幸弘がチーフの助監督を担当。

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