最近、深夜のTV通販番組で紹介されとことで巷で話題になっているダイエット・エクササイズのDVD『ビリーズブートキャンプ』。このDVDに出演しているインストラクターのビリー・ブランクスが各メディアで取り沙汰されている。
そのビリーは、実は映画の世界でも活躍していたのである。最近発売されている様々な映画雑誌でもこのことを取り上げているのだ。ビリーは18本ほどの出演作があるが、その殆どが日本未公開のB級アクション作品である。日本で公開された作品は、『ドライビング・フォース』(89)、『ライオンハート』(91)、『ラスト・ボーイスカウト』(91)、『タイムボンバー』(91)、『コレクター』(97)。『デッドフォール』(89)に端役で出演されたことに関しては、全くといって良いほど知られていないらしい。
それにしてもビリーは、多くのハリウッドスターと共演されているのだからこればかりはかなり驚かされる。『ライオンハート』ではジャン・クロード・ヴァン・ダム、『ラストボーイスカウト』ではブルース・ウィリス、ハル・ベリー(当時は無名に等しかった)、『コレクター』ではモーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド、ブライアン・コックス、『デッドフォール』ではシルベスター・スタローン、カート・ラッセルと凄すぎるとしか言い様がないほど素晴らしいスターと共演している。『キング オブ ドラゴン』(92)、『サイバー・ウォーズ』(95)では主演を務めているが、日本ではビデオスルーのみである。
未公開作品の中でも凄いのは『シャドー・ウォリアーズ 地獄の要塞』(97、TV映画)。主演は“猪木舌出しノックアウト”でお馴染みのプロレスラー、ハルク・ホーガンで他にも『ロッキー』シリーズのアポロ役で有名なカール・ウェザーズ、プレイメイトのシャノン・トウィードが脇を固めており、ビリーもその一人である。今となっては濃いキャスティングだと言える。
映画スターとしてのビリー・ブランクスは、B級アクション・スターであることに間違いはない。今後もアクション映画を中心に活躍していただきたい。日本の配給会社の方々は、何とかしてでもビリーの出演作を劇場公開するべきだ。次は、スティーブン・セガール、ザ・ロック、ウェズリー・スナイプス、ジェイソン・ステイサムあたりのスターとの共演を観たい限りだ。
ビリーは、格闘技に関しても素晴らしい実績を残している。14歳で格闘技にハマり、空手やテコンドー、柔道など6種類の格闘技の有段者である。特に空手では7度の世界チャンピオンに輝いている。テコンドーとボクシングを組み合わせたタエボーという独自のトレーニングを考案し、これが『ビリーズブートキャンプ』というダイエット・トレーニングとして人気が高まったのである。経験と人気を活かしてプロ格闘技の世界に殴り込んでも面白くなりそうだ。プロレス、K-1、PRIDEに挑戦すればさらに話題になるだろう。エンターテイメント路線を追求した「ハッスル」でレイザーラモンHG、「HERO'S」でベルナール・アッカ(漫才コンビ「塩コショー」)、大晦日の「Dynamite!」でボビー・オロゴンという感じでエンターテイメント性を重視した面白い対戦カードが実現しても良いと思う。
ビリー・ブランクス、DVDや通販番組の次は劇場用映画とプロ格闘技の世界で更なる飛躍を遂げていただきたい。
※ビリー・ブランクス出演映画作品
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