外国映画 は行

ハリー奪還

『暴力脱獄』や『ブルベイカー』などでお馴染みのスチュアート・ローゼンバーグ監督が、製作上のトラブルのためにアラン・スミシー名義でメガホンを取ったコマンド・アクション。

麻薬テロリストによって、鉄管技師ハリーと米国大使館は拉致された。ハリーの弟コーリーらは救出作戦を実行するが…。

コーリーらは戦闘スキルが皆無のド素人。そこで、彼らは雑誌広告で傭兵を募集し、ロバート・デュヴァル扮する元軍人・シュライクを採用する。コーリーらを引っ張るリーダー的存在であるハズのコイツは、なんと!中盤の銃撃戦でメッタ撃ちにされて死亡(爆)!!戦闘経験者にも関わらず、役立たずなオッサンだったってわけ(苦笑)。
結局、コーリー率いるアマチュアコマンドが敵地に乗り込み、大勢のゲリラ部隊を銃器をガンガンとブッ放して一掃。さらに、タバコとガソリンを巧みに使った大爆破でドカンと盛り上げる。コレぞド素人ならではの知恵を振り絞ったアイデアが功を奏した名シーンだ!

ハリー&コーリーやシュライク以外のキャラにも注目!元イーグルスのメンバーでソロ歌手としても活躍したグレン・フライがコーリーらをサポートするべくガン・ファイトを披露。
映像作品の出演はメチャ少なかったがゆえに、彼の劇中での活躍ぶりは今となっては激レア。
て言うか、人気歌手だからこそ、もっと良い映画に出まくった方が良かったんじゃないのか…?!
オマケに、彼が歌う「Working Man」が挿入歌として使用されている。
そして、何といってもサイコーにいい味を出しているのがゲイリー・ビジー扮するジャック。チョイとニヤニヤ顔のアホみたいな陽性なキャラだからこそ、観る者の印象に残ること間違いなし(のハズ…)。本来の主人公であるコーリーを喰っのは、ビジー&デュヴァルってコト。まぁ、コーリー役のマイケル・シューフリングなんてこの2人に比べたら超マイナー役者だから、当然だな。

ド素人による人質奪回作戦の紆余曲折ぶりを描いた本作は、そのユニークな設定とB級丸出しのアクション演出などが面白い珍作だ。
ちなみに、原案は映画監督や役者としても活躍したサミュエル・フラー!そう言われてみれば、チョイ変わったB級映画を撮っていただけに、コイツが考えそうな内容だな~ってことに納得(笑)。

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爆発!ジェットヘリ500

ウォーカーは交通情報担当のヘリ・パイロットで、第二次大戦中は“空のヒーロー”と鳴らした。銀行強盗を目撃した彼は、愛機H500を操って猛追跡する・・・というお話。

序盤は陸空のチェイスシーン。強盗一味の車をパトカー2台が追い、その上からH500が追跡!だが、強盗一味はある駐車場の屋上に待機させておいたヘリに乗り込み、ヘリVSヘリの空中バトルが本格化!このドッグチェイス・・・派手なアクションやスピード感は感じさせないが、バックがソルトレイクの広大な景観ということでスケールはデカい!!

クライマックスの最終決戦は、玉砕する特攻兵のごとくウォーカーは敵機に突っ込んで大爆破ドッカーン!!車の部品販売員も長続きしなかった上、嫁ハンにも逃げられてしまったヘリ大好き中年男・・・不器用なボンクラ野郎だけど、死を覚悟で悪を追いつめるカッコいい男だった。

日本では劇場公開された本作は、本国ではTV映画として放映。10年後、ウィリアム・A・グレアム監督は『バトル・スカイファイター 隠された大金をめぐるジェットヘリの大追撃』としてセルフリメイク。同じくヘリを駆使したアクション映画『ブルー・サンダー』はメジャーだが、本作や『バトル・スカイファイター』は隠れた傑作ってコトやね(笑)。

500

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フォクシー・ブラウン(日本未公開)

『コフィー』が好評を博し、ジャック・ヒル監督は再びパム・グリアを主役に据えたバイオレンス・アクションを製作。それが、『フォクシー・ブラウン』だ!

フォクシー・ブラウンには連邦麻薬捜査官の恋人マイケルがいたが、シャブに手を出す愚兄リンクのタレ込みによって麻薬密売組織に殺された。復讐を決意したフォクシーは、組織が経営するクラブに娼婦として潜入するが……。

『コフィー』同様にパム姐さんをはじめ、いろんな美女たちがバストを曝け出してセクシー・サービスすれば、組織の連中に捕らえられたパム姐さんが軽く陵辱されるシーンも!陵辱されようが痛い目に合わされようが屈服せずに立ち向かうパム姐さんにシビレさせられるぜ!

バイオレンスも『コフィー』よりもパワーアップ!ハゲ&デブのオッサンに監禁されたパム姐さんが隙を狙って脱出するが、2人にガソリンをぶっかけて小屋を炎上!ハゲ&デブは火ダルマに!!さらに、セスナのプロペラで組織の野郎を木っ端微塵に粉砕!!最後はアフロヘアに仕込んでいた拳銃で組織の野郎を撃ち殺し、女ボスにズドーン!『コフィー』ではアフロに剃刀を仕込んでいたけど、本作では拳銃を仕込んでいたなんて…彼女のアフロもレベルアップしているじゃないか!!

TV放映もされない上にソフト化すらされなかった本作の国内盤DVDがやっとこさリリース!コイツを長年待ち望んでいた70年代ブラックス・プロイテーションのファンは必携やね!!

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必殺処刑コップ

ド派手なアクションによる見せ場作りがうまいB級娯楽映画職人のマーク・L・レスター監督が手懸けたアクション。

凶悪犯を現行犯逮捕するべく極秘で創設された部隊“SIS”。正義感の強い熱血刑事パワーズ(ルー・ダイヤモンド・フィリップ)は先輩刑事ボーンズ(スコット・グレン)に誘われてこのチームに配属される。だが、犯人射殺どころか被害者も犠牲にしてしまう過激な手段に疑問を抱いたパワーズは、ついにボーンズと対立。恋人である新聞記者ケリー(チェルシー・フィールド)にチームの全貌を告発するのであった…。

刑事らしからぬ胡散臭さ満点のヤツらばかりで構成されたSISメンバー。そんな悪人同然の彼らは銀行強盗犯、レイプ犯、未成年の窃盗犯を相手に銃弾をこれでもかと言わんばかりに炸裂させて撃ち殺すのだから、無法者が集う殺人部隊と何ら変わらん!そのバイオレンス色がキョーレツなガンアクションが見所の1つなのである。最後は、パワーズとボーンズの壮絶な殴り合いで、両者ともにキズまみれでマジで痛々しい。

レスター監督お得意のド派手なアクションを用意して欲しかったな…。爆破シーンな一切なし。社会派テイストのドラマでもある本作に彼は相応しくなかったみたいだ!!

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暴走警察 (日本未公開)

60年代中期より量産されたバイカー・アクション作品の中でもかなり遅れて作られた感のある作品で、監督と製作をトーマス・L・ダイクというお方が務めた。

暴走族スピリッツのメンバーである若い兄やんの恋人が悪徳警官に暴行を喰らう。その警官野郎は自分の罪をスピリッツどもになすりつけ、彼女のオヤジさんに族狩りをオススメして族連中を血祭りにあげる……。

バイクチェイスを描いてスリルとスピード感を堪能させるのではなく、銃撃される最のバイオレンス描写に圧倒させられる!族連中が会話している最中に突然スドォーン!!と撃ち抜かれ、大きめの風穴が開きそうなぐらいの威勢の良い撃たれっぷり。しかも、撃たれて倒れ込むシーンのほとんどがスローモーションで描かれており、サム・ペキンパーを意識したバイオレンス描写なのである。

クライマックスでは墓地を舞台に大銃撃戦による大殺戮が繰り広げられ、ヘリの爆破シーンも用意されている。なかなか見応えはあるが、爆砕されるヘリがミニチュアであることはよく観ればわかる!迫力と面白さを追求している点は高く評価したい。

暴走族と言えばアウトローとかワルと捉えがちであるが、族連中はアウトロー風味を漂わせつつも善とし、本来は正義の味方である警官を悪とした設定もいい。個人的には、冒頭で車が故障した老夫婦に族連中が襲撃するのかと思っていたら親切にタイヤを交換するなどの善行は微笑ましくて好感を覚えた。

とにかく出色のバイオレンスとアクションを存分に堪能しよう!

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パッセンジャー57

『ダイハード2』に便乗したかのような感じのアクション映画で、監督はケヴィン・フックス。

航空テロ対策のエキスパートであるカッター(ウェズリー・スナイプス)がロス行きの飛行機に乗るが、機内にはFBIにより護送中の英国貴族出身冷酷テロリストのレーンも同乗。離陸直後にレーンを奪還しようとするテロリスト仲間がこの機をジャック!!カッターは単身でテロリストたちとの闘いに挑む…というお話。

ハイジャック事件勃発後は、ウェズリー・スナイプスならではのマーシャル・アーツを活かしたキレ味バツグンの格闘アクションが存分に堪能できる。飛行機が一旦地上に上陸してからは、遊園地を舞台にしたスリリングなアクションシーンやたった一度だけの爆破シーンも観られたりという具合にアクション演出はそこそこ楽しめる。再度機内に戻ってからは、格闘アクションで楽しませてくれる!!

エリザベス・ハーレーが女テロリスト役を好演しているが、こんなキレイかつセクシーな悪女を用意しているのも良いね!!

上映時間は短い上、複雑さやムダなシーンを削ぎ落として面白さが味わえる見せ場を随所に散りばめていることが好印象。気軽に楽しめるB級アクション映画である。

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フェラーリの鷹

イタリアの娯楽アクション映画職人ステルヴィオ・マッシ監督によるカー・アクション作品。

ローマ市警のスピード狂かつカー・マニアのパルマ刑事(マウリツィオ・メルリ)が、元レーサーをリーダーとする銀行強盗団を追跡するが、敵に逃げられた上に同乗の相棒を死なせてしまう。職務に嫌気をさしたパルマは辞職を願うが、直属の上司が過去に乗り回していたフェラーリを彼に与え、ドライビング・テクニックを徹底的に教え込んで強盗団に囮捜査官として送り込む。潜入後のパルマはリーダーから信頼を得られたものの、結局は正体がバレてしまい、カー・バトルで決着をつけることになる…というお話。

本作の特徴は、やはり随所に散りばめられたカー・チェイスの場面だ!!車がダイナミックに横転するは、クラッシュするは…これらのアクションを堪能できることは良いが、まどろっこしい演出がチョイと痛手で残念だ…。

アクションシーンも良いが、それよりも興味深いシーンが観られる!!それは、パルマ刑事が上司からドライビング・テクを教え込まれるシーンだ!!自身の腕に自信を失くしたパルマが練習が巧くいかないと言って弱気になって泣き言をこぼすが、上司から「勇気がある」と叱咤激励され、訓練を乗り越えて敵のテクと肩を並べるほどになる。観る者に共感を与えるシーンであり、これを用意したことは大いに評価したい。でも、射撃の腕前は上司よりパルマの方が一枚上で、警察署内の射撃場で撃ち方を教えるシーンはユニークだ!!

クライマックスは敵の車が横転し、大爆破!!だが、爆破シーンに迫力が感じられないのが痛過ぎる!!爆音をあげて炎が燃え上がる直前から捉えれば迫力が少しでも増しただろうが、既に燃え上がっているところを撮っているのだから、コレではいただけないのは当然だ!!

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フリービーとビーン 大乱戦

リチャード・ラッシュ監督によるポリス・アクション・コメディで、アラン・アーキン&ジェームズ・カーンの刑事コンビによる凸凹ぶりを描いたバディ・ムービー!!

この手の作品…山のように作られ、今となってはまったく珍しくも何とも無いが、かなり面白い!!

とにかくフリービー(ジェームズ・カーン)とビーン(アラン・アーキン)は常にいがみ合っており、この減らず口の口論ぶりが笑える!!しかも、やることなすこと型破りで、ドジって車のセールスマンをボコったり、ある容疑者を公然ワイセツ罪でパクって上司からマジギレされたり…とにかく二人の“あぶない刑事”ぶりは実に面白い!!

笑いを追求しつつも当時のポリス・アクションには必須だったカー・アクションを随所に散りばめ、車同士がぶつかり合うクラッシュや横転はそこそこ本格的!!しかも、敵をやたらと殴りつけたりといったバイオレンスも刑事モノらしくて手応え十分!!高速道路からダイブした車が老夫婦が住むマンションの三階の一室に突っ込んだり、トイレの個室に入っていると思われる犯人をお互いが二丁拳銃で威勢良くブッ放してドアを破壊したり、ビーンが嫁ハンの浮気疑惑を徹底的に問い詰めたり、フリービーがバイクをアクロバティックに乗り回して敵を追跡したり、クライマックスではオカマの対戦に苦戦させられたり…といった印象深いシーンを巧く作り上げているところが好感で高ポイント獲得だ!!

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ヘルスネーク (VHS邦題『ヘルスネーク 淫蛇の交わり』)

『エクソシスト』の大ヒットによって便乗した作品や亜流モノが粗製濫造されたが、その中でもオカルト・ホラー+ポルノが融合した『ヘルスネーク』は知る者ぞ知る異色作だ!!

17歳の少女マグダレーナ(ダグマー・ヘドリッヒ)は寄宿舎のパーティで突如不気味な発作に見舞われ、別人のようになってしまった。挙句の果てには卑猥な言葉を吐き散らし、分厚い聖書を破り、人の面前で自慰行為までやらかしてしまう…。精神科医フォーク教授は彼女の体内に悪魔の黒蛇が宿っていることを突き止め、悪魔祓いをすることに…。

当時はポルノ映画扱いとして劇場公開されたが、意外と真面目な作りとして仕上がっている。そのためか、ポルノ映画という観点からはエロさや性的興奮は味わえず、ホラー映画としては怪奇現象を描いてみたり、ハエやハチが飛んでいるときのような音によく似た不気味なBGMで盛り上げようとしている点など努力は認めたいところだが、恐怖等は味わえない。マグダレーナがフォーク教授のススメで骨休みのために訪れた田舎の別荘で、教授の助手ショルツとのラブロマンス風味の描写も最初は良かったが、そこに彼女の可笑しな様子を描いて良いムードをブッ壊したりといったシーンも中途半端が感じられる。

最後はマグダレーナの口から小さめの黒蛇がニョロニョロ出てきて、こいつを踏み潰して瞬時にその姿がパッと消えてメデタシ…。

本作の監督であるミヒャエル・ヴァルター…ワルター・ブース名義で後に『女子学生(秘)レポート』シリーズを撮ったり、本作以前にもいくつかのポルノ作品を手懸けていたポルノ専科監督!!

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復讐の処刑コップ

ランドル少年はピクニックを楽しんでいる最中、父母妹をギャング一味に殺害されてしまう。二十五年後、刑事となったランドル(マイケル・パレ)は父の友人でもある先輩警部が殉職の際に家族殺害の真相を聞かされ、復讐を開始する…というお話で監督はヨッシー・ウェイン。

冒頭で家族殺しシーンをじっくりと描いた直後、ド派手なアクションシーンが展開され、じっくりと楽しませてくれる。戦争映画で見かけるような市街地攻防戦から工場の中での大爆撃戦という内容だが、やたらと銃弾が飛び交い、やたらと大爆破炎上し、高所から落下したり火だるまになる敵連中というハードなシーンが繰り広げられる!!その後も随所にド派手なドッカンドッカン大爆破炎上、銃撃戦、ちょっとしたカーチェイスが観られ、クライマックスまでこのようなシーンが連打されていくのだ!!

アクション映画の三大要素である爆破・銃撃戦・カーチェイスが押さえられているのは良いが、無意味なアクション演出の度が過ぎている!!しかも、大味!!ストーリーなんてあってないようなモノ!!とにかく荒唐無稽なド派手アクションを存分に堪能したい方には嬉しくてたまらない作品!!そうでない方にはキツいこと間違いなし!!アクションだけを強化して中身がない作品群の一つだ!!

火薬やガソリンをかなり使い込んでいる本作…『西部警察』で絶好調だった頃の石原プロ=石原軍団と近いモノがあるな…。

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