外国映画 ら行

ロボハンター 霊幻暗黒團大戦争 (日本未公開)

ロボコップのパチもんロボハンターがキョンシーや麻薬組織を相手に銃をガンガンブッ放す…まぁ、カンタンに言えばそれだけやね(苦笑)。

ロボハンター…メカ感がぜんぜんないっすね(笑)。見るからにフニャフニャしていて、消防士の防火服をロボット風にしました的なんすよ。キョンシーも猿人みたいなヤツがキョンシーのコスプレして両手を前に差し出してピョンピョン跳ねてるだけ。海岸を舞台にロボハンターとキョンシー軍団のバトルシーンは、キョンシーが連続バク転するなど飛び跳ねてはいるけど動きがやや鈍くてキレ味が悪い(笑)。このシーンでロボハンターは敵のバズーカー砲をモロに喰らって炎上(よく観ると木製の人形みたいモノが燃えている)、破損!でも、製造者はちぎれた腕を肩にはめ込んで(肩と腕のサイズが明らかに違っているのがわかるんです!)ハンダゴテ(なんか線香花火みたいやけど)でカンタンに修復させるって…もう、とにかくツッコミ所が満載なんです!!

でも、麻薬組織の連中がマシンガンを撃ちまくり、木舟や家が爆破するなどちょっとした派手なシーンがあれば、カンフー殺法で攻めてくるオッサンも登場するなど香港映画らしい作風が味わえます。

当時、流行していたロボコップをパクってキョンシーと異色の対戦がウリなんですけど、まぁロボの完成度は低い上に脱力感を味わわせてくれるトンデモない怪作です。

日本ではVHSリリースだけでなく、TV放映されたけど、放題が4つもありました(苦笑)。『キョンシー軍団対改造人間ロボハンター』、『激突!キョンシー軍団対改造人間ロボハンター』、『ロボ・バンパイアー』、『ロボバンパイア/霊幻暗黒団大戦争』という具合に…。オマケに、同時期に『ロボ道士 エルム街のキョンシー』という姉妹篇も作られました!もう、いろんな意味でスゴいっすね!!

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リコシェ(ソフト邦題『リコシェ 炎の銃弾』)

ド派手な作品がご自慢のジョエル・シルバーが凝った映像を撮らせるとピカイチのラッセル・マルケイ監督とタッグを組んで手懸けたB級サスペンス・アクション。

凶悪犯ブレイク(ジョン・リスゴー)を逮捕したロス市警の新人警官ニック(デンゼル・ワシントン)は、その模様がTVで報道されるや一躍ヒーロー扱いされ、2年後には大出世して検事補に。一方、ムショ暮らし中もニックへの復讐ばかり考えていたブレイクは遂に脱獄に成功。はじめに自身の死を偽装したブレイクは、ニックをあらゆる罠にハメる着々と計画を実行。

復讐に固執したブレイクにとって、ニックを簡単に殺すだけでは面白くない上にやりがいもない。ということで、ニックを精神的に追いつめるべく手の込んだ復讐劇を開始。ニックを襲撃して拉致するや麻薬漬けにし、さらに金髪美女とのセックスを録画して映像流出。これによってニックの社会的地位はガタ落ちし、幸せな家庭も崩壊寸前。挙句の果てには、最後までニックを信用していた同僚刑事の殺害事件の濡れ衣も着せられるハメに!これにブチギレたニックが自身の潔白を証明するべくブレイクを呼び寄せてツインタワーを舞台に決闘。足場の悪い高所だから落ちれば即あの世行きという究極のデスマッチにヒヤヒヤさせられる。

ド派手なシーンと言えば、崖から転落する車とビルの大爆破ぐらい。過度な期待はマジで禁物!

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ライブ・ワイヤー

ピアース・ブロスナンが5代目ジェームズ・ボンドに抜擢される3年前に主演したサスペンス・アクション。

液体爆弾を入手したテロリストと爆弾処理班からFBI捜査官ダニー(ピアース・ブロスナン)がバトル…というお話。

液体爆弾を飲むと胃酸と化学反応を起こして人体木っ端微塵…この設定はユニーク!結局は人間爆弾ってヤツだな。レストランで飲食中の政治家、車で移動中の政治家、法廷でババァ裁判官、ある催し物でピエロに変装したテロリストが突然苦しみもがき、目を真赤に充血させてドッカーン!!なかなか迫力のある爆破シーンなのだ。

でも、ダニーと嫁ハンとのドラマが水マシだったり、盛り上がりを欠いてしまうのがチョイ痛い。要するに、B級アクション映画らしいこじんまりとした作風!最初からB級だと思って観れば悪い気はしないし、文句を言わなくてもいぃのだ!!

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ロボポリス

『ロボコップ』、『ターミネーター』の影響をモロに受けて作られたB級SFアクションで、監督はカレン・ブレインというお方。

ダラス警察戦術捜査研究所のコールダイン博士(リチャード・ゲスウィーン)がロボット警官“ROTOR”を開発。このロボポリスがスピード違反の男性を射殺し、同乗していた女性(マーガレット・トリッグ)を共犯者としてストーキング!コールダインは彼女を救出するべくロボポリスの暴走を食い止めようと奔走する……というお話。

眼目であるロボポリスが登場するまで30分弱かかるが、それまでにこれと言って面白いシーンがない上にダラダラしているのが大きなマイナスポイント。待ちに待ったロボポリスが登場の際、「やっと出てきたかぁ~!」とほのかな期待を抱いてよく見たら、ロボではなくて普通に生身の人間。しかも、体型はズングリムックリで口ヒゲをチョイ蓄えた魅力も華やかさもないオッサン。服装は警官ならではの黒い制服でカッコいいが、顔を見たら魅力ガタ落ちというのが困りモノ。オマケにメカ感一切なし…。でも、車のクラクション音やラジオから流れる音楽に頭を抱えながら苦しむといった弱点を描いたシーンはチョイ面白くて印象深い。

クライマックスは、いかにも男性ホルモンが多そうな男っぽい女子レスラーみたいなルックスの女科学者とロボポリスの格闘アクションがちょっとした見せ場であり、最後は爆破シーンもしっかりと用意されている。

コレ、ホントに呆れてしまう亜流モノ…。よっぽど暇な方は、暇つぶしにどうぞ!あっ、逆に退屈させられてしまうな…。

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ローマ麻薬ルート大追跡 (未公開)

イタリアの娯楽アクション映画職人エンツォ・G・カステラッリ監督によるマカロニ・ポリス・アクション。

麻薬の売人として極秘(知っているのは上司だけ!!)で組織に潜入したファビオ・テスティ扮する若手刑事が取引をミスり、組織と警察の両方から追われる身となってしまう。

前半から中盤までは、まどろっこしくてもたついている部分が多いが、中盤過ぎたあたりからアクション映画としての面白さがそれなりに発揮される。ようは、前半を耐え抜けば中盤以降はまぁよろしいということ!!

ケミカル薬品工場内での銃撃戦、敵連中がバイクで停止中のエスカレーターを降下してそのまま駅構内の線路を突っ走り、そのまま敵三人とファビオ・テスティのバイク・チェイスが展開、クライマックスは敵ボスとファビオによる二機のジェット機による空中バトルが描かれ、最後は敵のジェット機が道路の高架にぶつかって墜落し、大爆破…という具合にアクションシーンの連続となるのだ!!当時のこの手の作品と言えば、カーチェイスが描かれることが多いが、そこをバイクやジェット機を駆使した見せ場にしているのが当時としては目新しかったのかも…?!

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REC/レック2

スペイン製パニック・ホラー『REC/レック』(07)は世界各国でヒットし、アメリカでは『REC:レック/ザ・クアランティン』(08、日本未公開)としてリメイクされた。そして、待望の第二弾が作られた。監督は、前作同様にジャウマ・バラゲロとパコ・プラサとの共同。

人間を凶暴化させる謎のウイルスの感染で多くの犠牲者を出し、パニック状態と化した古アパート。これ以上の惨劇を防ぐべく完全封鎖されたアパートにSWAT隊員四名とオーウェン博士(ジョナサン・メイヨール)がヘルメットにCCDカメラを装着し、内部調査を行うべく感染の元であると思われる最上階へと向かう。しかし、SWAT隊員の一人が生存している感染者に噛まれたことから更なるパニックがヒートアップしていく。

今回もPOV映像(主観映像)がパニック描写をドキュメンタリータッチでリアルに捉えるが、SWAT隊員のCCDカメラによるサブ視点が取り入れられたことによって演出面がパワーアップし、面白さが磨き上げられた。目まぐるしく思える映像が観る者を驚愕させ、楽しませ、そして良い意味で疲れさせてくれる。

ゾンビ風の感染者による襲撃とグロさは、前作以上に面白さがアップしており、今回もパニック描写が観る者をハラハラドキドキさせてくれる。今回は男二人と女一人のティーンエイジャー三人組が興味本位で地獄と化したアパートに侵入するが、この三人組の存在が面白さを一段と引き立てている。また、ゾンビ系ホラーの面白さをキープしつつもオカルト系ホラーの要素を取り入れたりといった目先を変えた趣向の凝らし方も良い。

中盤を過ぎたあたりから、前作で消防士のTVドキュメンタリーのレポーターを担当していたヒロインのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)がしっかりと登場してくれる。これによってストーリー展開が更に面白くなってくる。それにしても彼女のキレっぷりがこれまた凄まじく、こちらも前作よりも遥かに上を行っているのでしっかりと注目して頂きたいポイントだと言える。

ストーリーは前作のラストシーンから始まる。序盤では前作とは違った新たな物語として描かれるが、中盤以降で前作としっかり結びつくという構成も見事だ。ラストシーンであっと驚くような恐怖が描かれる。このシリーズは三部作らしい。早くも第三弾に大きな期待を抱いてしまう。

【75点】

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レスラー

80年代に大活躍したプロレスラーのランディ“ザ・ラム”ロビンソン(ミッキー・ローク)は、今となってはスーパーの惣菜コーナーのバイトで食い繋ぎながらも週末の小規模インディー団体の興行で試合をしている落ち目の中年レスラー。ある日、試合後に心臓発作で倒れたランディは、入院先の病院の医師から「現役続行は危険」と宣告される。娘に嫌われ、愛するストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)にも振られてしまったランディは、再びリングに上がって闘うことを決意する。

80年代のセクシー系イケメン俳優ミッキー・ロークが本作で完全復活を成し遂げた。もともとはニコラス・ケイジ主演の予定であったが、ダーレン・アロノフスキー監督がミッキー主演案を押しまくって登板を実現させた。そのために製作費は削減され、小規模公開となったものの54の映画賞を受賞し、アカデミー主演男優賞にもノミネートされたりとミッキーの演技も高く評価され、大成功を収める結果となった。

プロレス映画である本作は、随所に試合場面を散りばめて娯楽性だけを全面に押し出した単純作ではない。プロレスの試合を描きつつもランディという一人の落ちぶれたレスラーにスポットを当てた人間ドラマが売り物なのである。

プロレス好きならとにかく試合シーンを楽しみたいに違いないだろう。本作で描かれる試合はキャメラが接近していることもあってTV中継以上の迫力が感じられ、面白く仕上がっている。中でもインディー団体ならではのハードコアデスマッチ戦はバイオレンス色が強く感じられ、痛々しさが存分に伝わってくるほど衝撃的な描写となっている。また、本物のレスラーも大挙出演しており、これまたプロレスファンを楽しませてくれる。

特筆すべきポイントは、アメリカンプロレス好きならニヤリとしてしまうシーンだ。ロッカールームにてレスラーたちが試合の打ち合わせをしており、これに関してはWWEファンやここのドキュメンタリー映画『ビヨンド・ザ・マット』を観た方にとっては理解済みだと思うが、アメプロは予め用意されている筋書きによって試合が展開され、勝敗も決まっている。スポーツとしてのガチンコ勝負ではなく、ショー的要素を押し出したエンターテイメントスポーツとして理解されているため、“ヤラセ”や“八百長”と罵倒されることなく気楽に楽しまれている。そんな舞台裏をコミカルさを交えて描いている点は、実に面白い。

もう一つの面白いポイントといえば、ランディのキャラクターぶりがミッキーとダブってしまうことだ。80年代は恵まれたが90年代以降は落ち目、月収約六万円、家賃を滞納しながらのトレーラーハウス暮らし、惣菜店バイトという共通点があるのだ。ランディの「80年代最高、90年代最悪」というセリフは、とにかくインパクト大だ。

マリサ・トメイのストリッパーも注目度が高く、美熟女エロスを存分に堪能できる。だが、これが四十代という年齢を感じさせず、若々しく見えるのだから凄いとしか言いようがない。

本作は、久々の男泣き映画だ。とにかくミッキー・ロークの今後の活躍を期待したい。

【85点】

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ラスト・ブラッド

2000年に公開された和製フルデジタル・アニメ映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』をジェット・リー主演の大ヒット作『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(01)を撮ったフランス人監督クリス・ナオンが実写化した復讐系アクション・ホラー。

1970年の日本。セーラー服姿で黒いおさげ髪、黒筒に刀を忍ばせている十六歳のサヤ(チョン・ジヒョン)は父をオニというヴァンパイア種族に殺され、その復讐としてオニの起源であるオニゲン(小雪)を倒すべくオニ撲滅組織カウンシルの協力を得て日々オニと戦っている。カウンシルのリーダーであるマイケル(リーアム・カニンガム)はサヤを基地内の高校に入学させるが・・・・・・。

見所はサヤ役のチョン・ジヒョンが魅せつける数々のアクションだ。ジヒョンにとってアクションは本作が初体験となるが、これが初めてとは思えないほど完璧にこなせており、見劣りすることや違和感を感じさせない。これには、アクション監督コーリー・ユンの大きなバックアップがあったからこそだと断言できる。

序盤からサヤのパワフルな活躍がしっかりと描かれ、観る者を驚愕させる。高校に潜入したサヤが同じクラスになる女子高生アリス(アリソン・ミラー)を女子生徒に化けたオニに襲われたところを救出するシーンで凄まじい刀裁きを披露する。次は、本作の大きな売り物であるオニ軍団百人斬りでここでアクション映画の醍醐味が最大限に発揮される。サヤがバタバタとオニたちを斬りつけ、アクロバティックな動作まで披露して迫力満点の痛快なアクションシーンとして盛り上がる。目まぐるしいカメラワークやスローモーションを巧妙に交えたりと魅せ方に工夫が施されていることによって面白さが一段と増し、見応えのあるアクション描写へと仕上がった。しかもスピーディーでテンポもすこぶる良いため、一気に楽しめる。

オニ百人斬り後もサヤのアクションをはじめ、サヤの父の家臣で実質的なサヤの育ての親であるカトウ(倉田保昭)のハードなアクションが観られたりという具合にとことん楽しませてくれる。

クライマックスはサヤとオニゲンの最終決戦。これが意外とあっさりとした感じで少々物足りない。お互いが激しくぶつかり合うような壮絶なバトルが描けていれば最高の出来栄えだっただろう。それでも全体を通してかなり面白い作品として仕上がっているため、合格点は遥かに達していると言える。

アクション映画ファンには嬉しいダイナミックな爆破シーンやオニのクリーチャー化、CG丸わかりの流血、外国映画ならではの日本の風景描写といったビジュアル面でも強烈なインパクトを与えてくれる。中でもケレン味を存分に発揮させたセットや照明は漫画チックであり、復讐をテーマにしたB級娯楽アクション映画の王道を踏襲した作品内容と絶妙にマッチしている。

【75点】

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ラスト・アメリカン・ヒーロー

“暴れん坊レーサー”と称された伝説的レーサー、ジュニア・ジョンソンの青年時代を描いた青春系スポーツ作品。原作は、ニュージャーナリズムの旗手、トム・ウルフが雑誌「エスクァイア」に執筆していた「ジュニア・ジョンソンこそアメリカ最後のヒーローだ!」。

ジュニア・ジャクソン(ジェフ・ブリッジス)は、父が密造するウイスキーを車で配送することが日課である。連日、パトカーの追跡を逃れているうちにドライビングテクニックを上達させたジャクソンは、父が逮捕され、金が必要になったことがきっかけでデモリション・ダービーに出場し、賞金を獲得する。さらに賞金額が多いストック・カーレースに出場し、次第にレーサー稼業へとのめり込んでしまう。

ジュニア・ジャクソンをアメリカンヒーローというよりもアウトローヒーローとして描いている感じが強く、一匹狼的なカッコよさが魅力的だ。組織や規制されたルールを嫌い、自身の信念を貫いてレースに挑む勇猛果敢な男を好青年らしい顔立ちのジェフ・ブリッジスが好演。

連戦連勝するジャクソンは、コルト自動車の社長バートン(エド・ローター)に目を付けられ、スポンサーとしてバックアップすると言われるが、これを拒否する。だが、結局は彼の求めに応じてレースに出場するが、いざハンドルを握って車を走らせると彼のアドバイスを無視し、己の信念に従って我が道を爆走する。このラストのレースシーンでもレースの面白さを追求すると同時にジャクソンの一本木な性格をしっかりと描いている。本作で描かれているジャクソンの姿は、男ならついつい憧れてしまうだろう。

主題歌は、ジム・クロウチが歌う「アイ・ガッタ・ネーム」。劇中で使用される音源は、レコード版とは異なり、未だディスク化されていない貴重音源である。特にオープニングで映し出されるノースカロライナの風景とアコースティックの音色が見事にマッチしており、ノスタルジックな雰囲気を存分に醸し出していて非常に印象的だ。

【70点】

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レッドライン

不動産金融業で成功したダニエル・サデックが自身のポケットマネーとコレクションしている高級車を投じて製作したカーアクション映画。

歌手志望の美女ナターシャ(ナディア・ビョーリン)は事故死した親父譲りの抜群のドライビングテクニックを持っているが、親父の事故死が原因でレーサーだけはなりたくないと強く思っている。だが、違法なカーレース賭博に興じる金持ち男連中の一人であるインフェイス(エディ・グリフィン)に腕を買われたナターシャは、危険な世界へと巻き込まれるハメとなる。

カーマニアにはたまらない数々の高級車、舞台となるアメリカ西海岸、BGMの殆どがヒップホップ系という具合に『ワイルド・スピード』シリーズを意識した作風となっている。見せ場のカーチェイスはCGに頼らず、実際のスタントだけで描いており、これが売り物とされている。スピード感と迫力を追求し、画面分割等を駆使したりと拘った魅せ方をしていて普通に面白いとは思えるものの、本作以上に面白いカーアクション作品は他にも多く存在するため、少々物足りないと思える。古き良き時代のアクション映画のような手作りの良さと工夫を施していることに対する努力は大いに認めたいが、ご都合主義の甘くてぬるい脚本が大きなマイナスポイントとなっているので残念だ。

アクション、水着姿のセクシー美女が大挙登場、上映時間95分、有名と言えるほどのスターの出演はなしという具合にB級感覚は本格的。そんな本作を楽しむには、細かいことを考えず、最初からB級娯楽アクション作品として単純な気持ちだけで観ることをオススメしたい。そうすれば、普通に面白いと思えるだろう。

本作は、『ワイルド・スピード』シリーズを超える作品と宣伝しているが、明らかに『ワイルド・スピード』シリーズを下回っている。出来が悪くてもなお可愛いというが、そんな一言がお似合いの作品だ。

【45点】

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