日本映画 ら行

六三制愚連隊

和田浩治主演の青春アクション『愚連隊』シリーズ第一弾で監督は、西河克己。

日系アメリカン二世のヘンリー・岡山(和田浩二)は死んだ親父の昔の恋人に遺産10万ドルを渡すために来日し、聖トーマス学院高校というボンボン学校に編入する。この学校で知り合った学生たちはマリファナに手を染めており、これを彼らに売りさばいたのは、ヘンリーの腹違いの兄貴である文夫(小高雄二)だった……。ヘンリーは、文夫の兄貴分であるジョージ(内田良平)らに挑む。

和田浩治扮する主人公は日系アメリカン二世、日本の知り合いに遺産金を渡すために来日、途中で知り合う女性は清水まゆみ扮するマリ、守屋浩と平尾昌晃が歌う……この設定は、後に公開された和田主演の西部劇風青春アクション『俺の故郷は大西部<ウエスタン>』に受け継がれるのである。

後半になるにつれてアクション映画としての面白さが発揮されていく。その最大の見せ場は、ジョージらに拉致されたマリと文夫の情婦・美枝(稲垣美穂子)を救出するべくヘリコプターに乗って追跡するシーンだ。船から車にすり替えたジョージらをヘリで追い、ヘリから銃撃するシーンは、洋画のアクションっぽい感じで描かれており、ヘリが上陸してからは銃撃戦が展開される。最後は謎めいた絵描きの神崎(岡田眞澄)は、実は麻薬取締官で彼らが駆けつけて一件落着!!

それにしても、ヘンリーは、高校二年生の身分でオープンカーを乗り回し、拳銃をブッ放し、おまけにヘリの操縦までやってのけるときたもんだから、スゴイ!!こんな思わずツッコミたくなるような荒唐無稽な設定こそ、日活アクションだと実感できるのだ!!それに比べると劇中に登場する高校生たちのマリファナ吸引なんて、今となっては珍しいことでもなんでもない。でも、当時としては衝撃的だったはずだと思う。

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